1
/
5

私たちがパッケージ商品(研修)を持たない理由

私たち人材育成事業者は、大き分けて2つのタイプに分かれます。

【1】研修等がパッケージ化されている

【2】お客様ごとにカスタマイズして提供する

両方とも提供できる会社もありますし、パッケージとは言えカスタマイズするのが当たり前でもあったりしますので、完全にきれいに分けられるのではありませんが、大枠はこの2つです。

もちろん、どちらにも一長一短あります。
パッケージ商品は、それこそそのパッケージ商品を作るにあたって、多くのリサーチや試行錯誤、テストトライを経て、自信をもって開発された、いわゆる「どこに出しても恥ずかしくない」「安定した成果を出せる」商品になっていることが一番の特徴でしょう。

そして、これは私たち事業者側、経営側の視点として、欠かせないことは「それは社員が売りやすい」という点です。「この商品自信があります。お役に立てます!」と言って販売してくればいいのです。パッケージ化されるにあたり、特徴や効果、そして導入方法はあまりアレンジしなくても良い状態になっているはずです。つまり、営業スタッフが、カスタマイズする必要がない=時間をかけずに済む、あるいは能力的に高いものが求められない(可能性がある)のです。

一方、2の完全カスタマイズ型。こちらは逆に、1つずつの提供商品をお客様ごとにご提供するために、お客様の課題やニーズ、ゴール、真意を把握したり、突き詰めてこなければなりません。そして、情報を聞き出す、相手から話していただくためには、相手から信頼されないとお話してくれません。1のように商品に自信があります、お役に立てます、では何も始まらないのです。
【余談:ただし、難しいことをしているわけではない、と思います。人として、当たり前のことをし、「相手視点で仕事をする」これさえブレなければ、誰でも一定水準の仕事はできると強く思っています】

さて、話が長くなりました。
なぜ、当社が2のカスタマイズ型を提供する方針なのか?

これは2つの理由があります。

1つは、セールスとして、プロデューサーとして、コンサルタントとして、仕事をしていて楽しい!
これに尽きます。誰でも売れる商品ではない、お客様も悩んでいる状態から始まる、それが「自分」という個人を通じて、お客様が喜んで導入してくださったら、それは商品の力以上に、本人のチカラ、だと感じるはずです。だから、売れた時、そしてお客様が課題解決して喜んでくれた時、の2回嬉しい!と思っています。

もう1つは、AIの時代が来るからです。パッケージ商品のトレーニングはいずれ、AIやロボットに代替されていくでしょう。そしてそういった商品は、セールスで売るのではなく、お客様が注文して買うようになるのかと想像しています。
え?そうすると、Brewの商品も売れなくなってしまうのでは? ふふふ、そうですね。その心配は私もゼロではありません。ただ「人が人を育成する」というニーズは、完全に無くならない、と読んでいます。それは、通販やECが発展したとしても、家電量販店や町中の小さい電気屋がゼロにはなったいないことに似ていると予想しています。というより、より「人が行う価値」が高まるのではないか、と思うのです。

・キャリアコンサルティング
・コーチング的なビジネス側面、あるいは個人に寄り添うサービス
・組織の人と人のエンゲージメント面を支えるサービス

こういったものは「人が人を育成する」、と共に「人が人を通じて購買する」
このかたちはニーズが残るのでは、そういった未来予測をしています。

ですので、Brewでは、カスタマイズ型を提供していますし
もっというと、人が人を通じて得られる価値を提供したい

そう考えています。

Brew株式会社では一緒に働く仲間を募集しています
同じタグの記事
今週のランキング