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「そこまでやるか?」を体験会でやってみた

先週、Wantedlyのみなさまはじめ、インパクトにご関心をお持ちの方に向け、
インパクトの手法とファシリテーションの体験会を開催いたしました。

5名~8名募集のところ、結局最後には9名の方がお越しくださる事態に。

当日は、インパクトのプログラムでよく用いられている手法のProject & Reviewと、
IMPACT BARという対話セッションとをご体験いただきました。

Projectとは、インパクトでは、チームで取り組む課題解決アクティビティのことを指します。
室内で行うものや、屋外で体を動かすものなど、いろいろあるのですが、
この日は屋外で水を使って取り組むものを、あえてインパクトのオフィス内で実施

その様子が、カバー写真です。
こちらにも、少し拡大して載せてみます。

詳しい設定やルールはややこしくなるのでここではお話しませんが、
これ、この赤いバケツから水が出てるんですよ。
参加者はそれをどうにかしようとしたりします。
なので、ビニールシート引いてるけど、オフィスの床は濡れるわけです。
そこを、こぼれるはじからせっせと雑巾で拭いてですね・・・と、これは運営側の事情です。
参加者の皆さんは、水をまき散らしながら、果敢に挑戦されていましたが、
合えなく解決には至らず、、、でした。

しかし、雑巾がけも、成否さえも、究極どうでもいいのです。

重要なのは、Projectは、職場で起こる様々な出来事のメタファーに満ちていることです。
今回も、体験会ではありますが、Projectの後に行ったReviewでは、そうした観点を用いながら、
自分がそしてチームがProjectの中でどういった言動をとったか、振舞ったかを内省していきました。
Reviewの過程では、ファシリテーターが、参加者に問いを振り、
表層的な意見にとどまらない本音を引き出し、ときに理論などとブリッジをかけ、
参加者にインパクトのファシリテーションを味わっていただきました。

体験会では、時間の都合上、Reviewを最後までやり切りませんでした。
Projectなどのインパクトの手法を用いてどうプログラムを作っていくか、というデザインの話へと
途中から移っていきます。

インパクトにはProjectが100種類ほどあります。
もっというと、Project以外にも、体験を伴う手法があるのです。
そして、インパクトは、お客様の抱えている課題のすべてを、
我々の手法で、さらにいうと、研修で解決できるとは考えていません
なので、時には世間的には”競合”とみられる他社さんと一緒にやってみたり、
お客様の社内でのお取り組み内容との連動なども含めて、
プログラムデザインを手がけます。

プログラムデザイン上のポイントは、
惜しげもなく書いてしまいますが(と言って引っ張ってみる)、
後にも先にも(と言ってもう少し引っ張ってみる)、
「流れ」です。

お客様の課題、望まれる結果に向けて、何が問題なのかを突き止め、
解決策に方向性を持たせ、その方向に沿って、参加者の特徴、お客様の組織風土などを踏まえ、
必要な要素を洗い出し、選び、それらを物語のようにプログラムを紡いでいく。
どの順番でProjectのような我々の手法を味わっていただくのがいいのか。
それらに込めるメタファーやテーマは何であるべきか。
どのタイミングで踏み込んだ内省をしてもらうのがいいのか。
どんな状態に参加者がなっているときに、お客様のメッセージを伝えるのがいいのか。
どの段階でスキルや知識をインプットするのに他社さんにご登場いただくのがいいのか。
どのレベルでお客様の組織にバトンを渡すのがいいのか。
これらの流れをデザインすることを、お伝えしました

体験会に来られたみなさまは、各々に、自身の体験したProjectやReviewをもとに、
インパクトのプログラムの妙を味わっていただきました。

そののち、懇親会と称しつつ、別なセッションに移ります。

その名もIMPACT BAR

参加者がReviewでファシリテーションを堪能されている間に、
カバー写真でProjectをやったスペースを、スタッフが全力で”どんでん”し、
バーのような、ラウンジのような雰囲気に!

その後は、BARと名乗るぐらいですから、お酒などのドリンクを片手に
社員を交えた対話の時間へと入っていきました。

セッションでは、4~5人のグループを3つ作り、グループの中で、
15分ほど、提示されたテーマについて話を進めていきます。
時間になりますと、メンバーを入れ替えます。
新しいグループでは、前のグループで何が離されたを共有したのち、
新しく提示されたテーマを話します。
結論を出すわけでも、自分の発言の正しさを主張するのでもなく、
考えや感情を発散させたり、共有するために用いたりする手法です。

今回ご用意したテーマは時間の関係もあって、2つだけ。

「あなたはどんな時に働いていてワクワクしますか?」

「たかが研修、されど研修。そう聞いてどんなことを考えますか?」

1つ目は、インパクトのミッションである、
To Build Organisations Worth Working For (働く価値のある組織を作る)
にちなんだ問であり、
2つ目は、インパクトの企業としての芯に関わる問でした。

これ、社員もお酒片手に参加しているので、ま~語るわ語るわ。

と、ここで勘の鋭い方ならお気づきだと思いますが、
当日のIMPACT BARの写真がない。
(上の写真は他の募集で使ったやつです)

はい。
私、山田も参加し、ものの見事夢中になり、忘れました。
ごめんなさい!

でも、山田だけではなく、参加者の方々も前のめりで語ってくださいました。

結局、会は21時過ぎに終了。
ご参加された方々からは、
研修に対するイメージが変わった
「自分自身を見つめ直すきっかけになった」
研修を企画するということの裏側が、こんなにも想いや考えが詰まったものとは知らなかった」
「斬新でおもしろく、圧倒された
という、うれしいお声をいただきました!

なお、この会を準備している間、外出しようとしていた社長の杉本
「なに、室内で水ジャブジャブ使うの?正気の沙汰じゃないな!」
笑って通り過ぎていきました。
「好きだけどね!」と言いながら。
ええ、研修プログラムじゃなくとも、「そこまでやるか?を体験会でやってみましたよ。笑

話を戻して。
参加した方から「次はないの?」というご質問もいただきましたので、
また考えてみようかな~などという欲が頭をもたげてきております。笑

ご来社、SKYPEなどでみな様にお会いするのも素敵な時間ですが、
こうした時間もいいものですね。

今回の体験会にご参加くださったみなさまには、改めて厚く御礼申し上げます。
そして、まだ見ぬみなさまとは、お会いできますことを心より楽しみにしております!

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