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自分たちが市場を創る。物流課題の解決へ多角的にアプローチする新進気鋭VPoPの「軸」とは?【Hacobu役員インタビュー】

はじめまして!8月よりHacobuの採用広報を務めています、すとみです。
Hacobu初の採用広報専任として、皆さんにHacobuの目指す物流におけるData-Driven Logisticsの世界観や、スタートアップベンチャーとしての魅力、そして各ポジションの現場感を、社内インタビューを通じてお伝えしていきます!
今回は、9期目となる本年度から執行役員に就任したHacobu VPoP岡 幸四郎(こーしろー)にインタビュー。2021年7月の入社から、わずか2年で役員に抜擢されたこーしろーさんの歩みを改めて振り返るとともに、Hacobuならではの経験や、仕事の軸となる思いについて語ってもらいました。


岡 幸四郎(Hacobu VPoP) プロフィール
2017年東京大学経済学部卒業。株式会社経営共創基盤にて、自動車・小売・人材・化学・電力等の幅広い業界にて、成長戦略・事業計画策定、ハンズオンでの実行支援、M&A支援等のプロジェクトに従事。2021年7月Hacobuに経営企画として参画。パートナー協業をはじめとする様々なプロジェクトを推進しつつ営業・マーケティング戦略立案等に従事。2022年1月からプロダクトマーケティングマネジャー(PMM)を兼任し、プロダクトマネジャー(PdM)と連携しプロダクト戦略の検討・推進も担う。2022年11月にプロダクト企画部長 VP of Productとなり、2023年6月より現職。最近サウナにハマっている。


Hacobu最年少執行役員、駆け抜けた2年間

-役員就任、おめでとうございます!VPoP(*)、次いで執行役員を引き受けるにあたって、それぞれ特別な思いや意気込みはありましたか?

ありがとうございます。
執行役員になっても、大きく意識が変わるというわけではありませんでした。もともと経営企画として、COOのまさるさんとともに、全体を見ながらボトルネックをどんどん潰していくという動き方をしていたので、各プロダクトやどこかの部署単体に目を向けるというより、組織全体を俯瞰する意識が強かったように思います。
また、僕自身が職種軸にこだわりがなく、事業に最も貢献できる形は何かを重視する考え方であることも一因かもしれません。

(*)VPoP: Vice President of Productの略称。プロダクト全体に責任を持つ最高責任者。



-入社から現在までの体感時間はどうでしたか?

あっという間の2年強でしたが、充実していたと思います。
入社当初はスピード感を持って業界知識をキャッチアップしつつ、ビジネスサイドからHacobuのボトルネック解決にあたりました。その後PMMを兼務するようになり、昨年末からはVPoPとして、よりプロダクトに近い視点から課題解決を模索するようになった。改めて振り返ってみれば、いろいろありましたね。

コンサル業界からHacobuへ、決め手は「自由度」

-新卒でコンサルティングファームを選んだ理由と、そこから転職を考えたきっかけは?

当時は強くこだわりを持てる業界もまだなく、色々な角度から深くビジネスに携わりたいと考えコンサルティングファームを選びました。

コンサルの仕事には大きなやりがいを感じていましたが、我々はあくまで外部アドバイザーで最終の意思決定はお客様にあり、そこには当事者にしか感じられない葛藤やプレッシャーもあります。経営の核である意思決定のボードに、より近い距離で仕事がしたいと思うようになったことが転職理由の1つです。

また当時、IT関連の知見をもっとスピーディーにキャッチアップできる環境に身を置きたいと思うようになったことで、そこもベンチャー企業に目を向ける一因になりました。

-転職にあたり、Hacobuを選んだ決め手は何だったのでしょうか?

候補としてベンチャーを10社ぐらい見ていた中で、Hacobuを選ぶ決め手となったのはビジョンの壮大さと自由度の高さでした。

役員面接時のまさるさんとのやりとりで、COOの右腕として、ボトルネックだと感じることの解消にどんどん動いて欲しい、という期待値を伝えられ、部署・ポジションだけに縛られず縦横無尽に動き回れることが伝わってきたんです。社員数100人前後の規模感でもこれだけフレキシブルに動ける環境は、特に魅力的に映りました。
さらに内定後に太郎さん(CEO)も交えて3人で話した際、Hacobuがシード期から経験してきた苦労話を、おふたりが本当に楽しそうに語ってくれたことも大きかった。「苦労をものともしない、長期的な軸になる大義をしっかり持っている会社なんだ」と好感が持てましたね。

「この人たちと一緒に働いたら楽しそうだ」と素直に思えましたし、Hacobuの目指す世界観は、個人の一生をかけてやっと実現できるかどうか、という壮大なビジョンです。だからこそ、一歩踏み出してHacobuでチャレンジしてみたいと思えたんです。


仲間に支えられているからこそ全うできる、VPoPの責務

-VPoPの業務内容、やりがいなどを教えてください。

中長期を見据えたビジネス戦略とプロダクトとのアライン、および施策の立案が、VPoPとしての僕の役割です。

組織構造について少しご説明すると、Hacobuが提供するSaaS(*)のプロダクトは、MOVO Berth/Fleet/Vista、それらにワンストップでアクセスできるDriverアプリといったプロダクト群に分かれています。
各プロダクトにはそれぞれ専任のPdM(*)がおり、各PdMが他部署と連携しながら、責任をもってプロダクトロードマップの作成や開発優先順位の検討をしています。

PdMは高度なスキルとプロ意識を持ったメンバーばかりなので、個々のプロダクトについてはぼくは壁打ち相手になる程度で、信頼して任せています。むしろ僕自身はPdMの経験を積んでいるわけではない中、勉強させてもらうことの方が多いくらいです(笑)

一方で、これまではPdM間の横のつながりが薄く、各人がそれぞれ試行錯誤していたので、PdM間で悩みの共有や議論をしやすいチームにすることや、Hacobuのプロダクトマネジメントの型化にもトライしています。
そうした新たな取り組みも、みんな積極的に取り組んだり改善案を出したりしてくれるので、本当に支えられているなと感じますね。

(*)SaaS:Software as a Serviceの略称。クラウド上にあるソフトウェアをインターネット経由で利用できるサービス形態のこと。
(*)PdM:Product Managerの略称。プロダクトのロードマップや開発優先順位に責任を持つ。

各プロダクトはグロース期のものもあれば、まだまだ立ち上げ期のものもあります。それぞれのフェーズによって採るべき戦略・戦術も異なってくる。
そうした各プロダクトの成長と、中長期的なMOVO全体のビジョン実現に向けての取組みの最適なバランスを見極め、プロダクトを進化させていくのは非常に難しいことですが、そこがVPoPの仕事のやりがいでもありますね。


市場を創り、最先端を行くHacobu。その柔軟なキャリアパスとは

-キャリアの中で、「Hacobuならではの経験」はありましたか?

僕が経営企画からPMM(*)兼務、そして執行役員VPoPになったという経緯そのものに、まさにHacobuならではのキャリアパスの柔軟さが表れていると思います。

入社後しばらくは、経営企画として営業・マーケティング・CSといった各方面の支援を手広くやっていました。その中で、「プロダクトサイドとビジネスサイドで認識や戦略の乖離が起きているのではないか?」という課題が見えてきたんですね。経営企画とPMMの兼務にあたっては、そういった課題感を経営陣とシームレスに共有できたことが大きかったと思います。

(*)PMM:Product Marketing Managerの略称。プロダクトのマーケティング戦略を横断的に策定・実行する責任者。

そうした課題認識に従って取り組むことを変えていった結果、どんどんプロダクトに近づいていって、今のVPoPというポジションにいる。
役員ともフラットに意思疎通が図れ、ポジションに縛られず縦割りではない仕事ができる柔軟性、実績重視のスピード感あるキャリアステップこそが、Hacobuらしさなのかなと思います。もちろん過程にはそれなりの努力がありましたが、こと自由度に関しても入社前の認識とズレがなく、僕自身楽しさを感じていました。

加えて、物流のおもしろいところは、ベストプラクティスとして作られているものが現状ないこと。Hacobuがしているのは既存のシェアの奪い合いではなく、市場そのものを創出し、拡大していく勝負なんです。先駆者として、自分たちで価値観そのものを作っていくのは本当に得難い経験です。これはPdMだけでなく、Hacobuの全職種に通ずるところだと思います。


「お客様に頼られるHacobu」になるために、仲間を頼った

-物流業界を知るうえで、苦労した点、意識していた点などありますか?

僕は物流もSaaSも未経験でしたが、特に物流の業界知識のキャッチアップには苦労しましたね。
扱う商材や倉庫の形態などによる差異はもちろん、拠点ごとに独自に効率化に取り組んでいるので、オペレーションが本当に多種多様になっています。さらにその裏にも、堀り下げていくと商慣習や歴史的背景が隠れていたりする。

もちろん、お客様の物流の現状にじっくり向き合い、課題へ切り込んでいくのは面白みにも繋がるのですが、ことキャッチアップ段階では「まず全体像を把握してから勘所を掴む」ような王道的な手法は通用しづらかったです。
幸い、Hacobuには幅広い経歴の社員が揃っているので、わからないことは業界経験・専門知識のある社員へ積極的に質問し、インプット効率を上げられるよう意識していました。特に入社直後はある種のボーナスタイムだと思って、知っていそうな方にどんどん質問してみるのがキャッチアップの近道ですね。

-その他、Hacobuでの仕事にかける思いなどあればお聞かせください。

プロダクトに関わる身として、HacobuのValueで言えば「思い込みを、とっぱらおう Think outside the box」に特に思い入れがありますね。
お客様の課題解決に貢献するには、先方の積み上げてきた手法について、なぜそうなっているのかという背景に対する解像度を上げることが重要です。
そのうえで、冷静に取捨選択し、優先順位付けすることが求められます。お客様自身が問題だと気付いていない、あるいは変えられないと思い込んでいるボトルネックを、外からの目線で「取っ払う」手助けをする。単一の企業のみならず、周囲のステークホルダーにとってもWin-Winとなる解決策を提示するためには、この「Think outside the box」がきわめて重要な視点だと思っています。


会社への貢献は社会への貢献。「軸」はこの先も変わらない

-Hacobuには、どんな資質・性格の方がフィットすると思いますか?

「自分たちが市場を創るんだ」というワクワク感をもって主体的に取り組める方は、Hacobuに強く共感してもらえそうだな、と感じています。競合他社だけを見るのではなく、市場の最先端を行く意識が大切です。

また、Hacobuの7 Valuesでは、1つ目に「険しき道も、共に進もう All in the same boat」を掲げています。Hacobuのビジョンは壮大であるが故に、個人戦で実現するのは難しい。実現のためにはチームで戦うことが必要であり、ともに社会課題の解決を目指す、仲間意識を持てる方がジョインしてもらえると嬉しいです。

そして、PdMという職種にフォーカスするなら、業務に対する深い理解や汎用性を考える上での抽象化など、ロジカルシンキングの質は重要です。現PdMも皆、お客さんと向き合って学んだ末に成長して今のポジションにいる方ばかりなので、必ずしもPdM経験者でなくとも大丈夫です。誰かから学びたい人と、自分で経験を糧に学びたい人であれば、Hacobuには後者が向いていると思います。

-仕事・個人問わず、今後の展望はありますか?

「Hacobuが物流の変革を達成した」と実感できる世界観までやり抜きたいですね。
Hacobuの成長を最高効率で実現し社会課題を解決することが、いま現在の展望であり、経験したいことです。物流の世界における輸配送の効率化を、ビッグデータの活用により実現することが当たり前になった世界のベースにMOVOがあり、Hacobuがいる。そんな景色を見られる日を楽しみにしています。

-ありがとうございました!




今回は、Hacobuが目指す「運ぶを最適化する」未来に向けてプロダクト戦略を担うこーしろーさんから、Hacobuを選んだ理由や、仕事への思い、Hacobuならではの経験についてお伝えしました。

フラットな雰囲気の中で率直な思いや経験談を語ってもらう中で、「運ぶを最適化する」に対する熱量を間近に感じられ、「Hacobuらしさとは何か?」について理解を深めることができたように思います。筆者としても入社間もなくのインタビューではありましたが、皆さんにも私が感じたことが少しでも伝わっていれば幸いです。

拡大期を迎えたHacobuでは、私たちと共に社会課題の解決を目指す仲間を随時募集しています。まずはお気軽に、話だけでも聞きに来てみてください!

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