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あえてSES(客先常駐)を選択するメリットとは?


株式会社ダインです。本日はSES事業を展開するダインで働くメリットとは何なのかを、一般的なSES事業のイメージを交えながら話ししていきたいと思いますmm


最初にエンジニアの業務には大きく分けて3つあります。

1.自社開発、2.受託開発、3.SES


簡単にですが、3つの業務と事業形態についてお話ししたいと思います。

1.自社開発

自社で創造したプロダクトやサービスを、自社でPRして世の中に提供していきます。自社開発会社の中でも大きく2つに分かれ、自社のサービスを自社で開発している場合と、開発部分は外注で運営のみを自社で実施している場合があります。多くは前者で全てを自社でやっている場合が多いです。

2.受託開発

クライアントが要望するシステム開発を受注して開発します。作業場所は自社内であったり、クライアント先にチームで入り開発業務を行うことがあります。業界業種が異なる他社様のサービスやプロダクトを開発するので基本的な開発スキルだけでなく、幅広い業界知識を身に付けることができます。また、クライアントの要望から現在求められているシステムの傾向が見えたりします。

3.SES

クライアント先に常駐をして案件ベースで業務を実施します。受託開発と似ていますが、他社様のサービスやプロダクトを他社のエンジニアとチームを組み開発業務を進めていきます。案件が終了すると次の案件にうつっていきます。案件の期間はピンキリですが、3ヶ月程度~数年のプロジェクトがあります。


ここからは3つの業務についてのメリットとデメリットについてふれていきたいと思います。

1.自社開発 メリット

受託開発に比べて納期が厳しくなく、社内ルールが緩い

自社開発企業は自社のプロダクト・サービスを開発・運営しているため、クライアントに成果物を納品するという作業がありません。そのため、納期に追われることがない点、開発が遅延しても損害賠償や責任問題に発展することがない点で中で働くエンジニアの労働環境が安定していることが多いです。また、エンジニアには成果だけ見られるケースが多いので、勤怠管理や服装などが緩めな会社が多いのです。

最新技術に触れやすい

自社のプロダクト・サービスなので、どのような技術を入れて開発するかも自分たちで決めることができます。自社開発企業で働き、実績を積めば、自身が開発する言語やフレームワーク、ツールなどを自分で選択することもできるので、自身がベストだと思う手法での開発ができるようになります。

レベルの高い経験ができる

自社開発企業では、共感した有名なエンジニアが働いていたりします。また、そのエンジニアに憧れてレベルの高い人材が集まる傾向にあります。また、自社開発会社ではエンジニアの力が強いため、要件や仕様などを自分たちで決めている会社も少なくありません。自身のアイデアがそのままサービスとして世の中にリリースされる喜びがあります。

1.自社開発 デメリット

会社ごとに待遇の差が激しい

自社開発の企業は自社プロダクト・サービスの売上が全てとなります。そのため、どれだけ良いサービスを作っていても売り上げに繋がっていない間は会社として報酬を払うことが難しくなります。また、自社開発に多いスタートアップやベンチャー企業では、開発のための環境やリモートワークなどの制度があり、自由な社風であっても、給料や福利厚生には不満ということもあります。

ひとりあたりの裁量が大きいスタートアップ企業はやりがいがある業務に携われる可能性が高いですが、反面プロジェクトが軌道に乗る前に会社が倒産したり、給料不払いなどのリスクもあります。

労働時間が長く激務な職場もある

ホワイト企業のイメージがある自社開発企業ですが、労働環境が良くない企業も多くあります。傾向としては社員数の少ないベンチャーやスタートアップでは、少数精鋭でシステムを開発することが多く、一人あたりの作業量が多くなります。また、できる人ほど忙しいという体制になりがちで、スキルレベルが高い人から辞めていくという現象も起きてしまいます。

IT未経験には入りにくい

技術の要求水準が高いため、自然と採用基準も上がってしまいます。また自社開発会社では研修制度が充実しておらず、自力での成長を期待されることが多いです。また、結果に対しての評価となりがちなため、プレッシャーを感じてしまうエンジニアが多いのも事実です。そのため、IT未経験や初心者で入社してしまうと、仕事をしていて周りについていけず苦労することも少なくありません。


2.受託開発 メリット

その会社が得意とする技術スキルの習得がしやすい

受託開発企業では、さまざまな業界にクライアントを持つ企業が多いため、多岐にわたる経験をつむことができます。社内で上流から下流までのほぼすべての作業をするため、募集するポジションも多く、プログラマーからマネジメントやコンサルタントなどのキャリアパスを描くことも可能です。

比較的中小企業ではは、クライアントの業界やスキル領域を絞っていることが多いので、入社前に自身がやりたいことをやっているかは確認した方が良いです。自分が身につけたいスキルを得意とする企業で働けば、仕事をしながらスキルを磨くことが可能です。

長く勤務している人が多い

IT企業の中でも受託開発企業は歴史が長い会社が多く存在します。自身の年齢やキャリアパスを考えた上で、企業を選択することをおススメします。長く働くことを前提とするならば定年までのキャリアパスが用意されているのか、40代・50代で活躍しているメンバーがいるかなどを聞くと良いかもしれません。

また、受託開発の企業は自社のオフィスで業務に従事します。関わるプロジェクトによっては、客先に常駐したり、打ち合わせでクライアントに訪問したりすることもありますが、ほとんどの場合で出勤先が変わることがない点はメリットといえます。

2.受託開発 デメリット

納期に追われやすい

受託開発企業が契約する請負契約では、受注したシステムの納品責任義務を負います。そのため、クライアントに対して約束したシステム要件と納品の期日は厳守しなければなりません。納期に追われる理由としては、タスクに対しての余裕を持ったスケジュールを作成しますが、作業の途中でクライアントからの要望変更があったり、元々予定していたモノが使えなかったりと、不測の事態がだいたい発生してしまいます。それにより納期までの期間が短くなり、残業が増える傾向があります。

また、重大なバグやエラーの修正などへの対応が急に入ったりすることは受託開発でよくあるケースです。このように不測の事態が発生することが多く締切に追われやすくなるという点は受託企業のデメリットといえます。

レガシーな仕事も多い

受託開発企業は、必ずしも最新技術を請け負っているとは限りません。近年ではAIやIoT、ブロックチェーンなど最新技術の案件が増えていますが、プロジェクトでこのような案件が自社で受注できる可能性は低いため、高度な案件に常に携わるということはほぼありません。プロジェクトとしては従来より使われてきた技術をもちいた開発や稼働しているシステムの保守・運用、監視といった業務の割合が多いため、ルーティンワークやレガシーな言語開発も行います。

クライアントの状況に左右される

クライアントと作成した要件定義に沿って開発や運用を行います。そのため、会社の売上はすべて顧客からの仕事ありきで決まります。大口の取引先から発注を切られると会社の経営が苦しくなるという点もデメリットとしてあげられます。


3.SES メリット

IT未経験者が採用されやすい

自社サービスやクライアントからの受託開発では採用条件が厳しく1人前のエンジニアしか採用していない会社がほとんどです。しかしながら、SESではクライアントから様々なレベルの案件を受けるため、IT未経験でもできる業務が多く存在しています。そのため、未経験者向けの案件ばかりやっている企業ではIT未経験を採用して教育している企業があります。ダインでも未経験者を採用して、ITエンジニアとしての第一歩を踏み出して頂ける案件を多数ご用意しています。また、いきなりの客先ではなく、1ヶ月の自社研修を整えていますので、安心してITエンジニアとしてのスタートをして頂ける環境があります。

残業が少ない

世間的にSESはブラックが多い業界と言われますが、実態としては残業が少なく労働時間が短い現場も多いです。SES契約では、エンジニアの労働時間に応じて対価が発生します。そのため、クライアント企業側がしっかりした時間管理をしているため、残業時間が少なくなります。

また、特に未経験から入社するダインでは段階的に業務のレベルを上げていくため、最初は現場でのOJTから入ることが多く、未経験からIT業界で働くハードルを下げる企業努力をしています。

待機中も給与が支払われる

次の案件が決まっていない期間中(待機中)でも、ダインでは給与の満額(減額なし)支給をしています。待機期間中は次の案件に向けた学習や資格取得の時間にあててもらっています。また、その学習制度もあり、多様なオンライン教育を揃えております。

派遣エンジニアや契約社員、フリーランスなどの場合は、案件がなくなる(待機期間中)と無収入になるため、ダインでは働く社員に安心して頂ける体制となっております。

複数の現場を経験してスキルアップがしやすい

SESでは半年から1年程度のスパンで案件を変えていくため、クライアント先の現場が変更になります。同じ会社に正社員として所属しながらも、異なる企業の仕事の仕方やITスキルを経験できる点はメリットとなります。

決まった事業や領域しか行っていない自社開発や受託開発会社に比べて自身が望むスキルが身に付く案件に入り、スキルアップがしやすいという点は一番魅力的だと思います。

また、自社のエンジニアの成長がダイレクトに会社の売上に直結しやすい点もSESの利点の1つです。会社は売上を伸ばすためにエンジニアの成長を第一に考え、エンジニアは自身の成長のためのスキルアップを案件で選べる点が会社とエンジニアの利害が完全に一致する点です。

3.SES デメリット

給料が低い

IT未経験からスタートするという点で最初の給料が低いというデメリットがあります。SESでは成果報酬ではなく、労働対価となるため、スキルが低いエンジニアの給料も低くなってしまいます。スキルを身に付けることで給料アップは可能ですが、会社の制度などで大きく変わります。変わりにスキルを身に付けて自身の価値を上げることで給与交渉が容易というメリットもあります。

帰属意識が薄れる

SESでは、お客様先で作業を行うことがほとんどです。そのため自社の社員と関わることが少なく、自社への帰属意識が持ちづらい状況になってしまいます。また、定期的に案件も変わるため、常に同じメンバーで仕事をしていないため、自分がどこの会社に属しているのか混乱してしまうこともあります。働き方の問題から会社への愛着よりも現場への愛着が強くなる傾向があります。

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