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120文字の「ちいさめ」な社内報をつくった話

https://note.com/nomuka/n/n2bdf43b68c3c

※上記のnoteの記事から転載


この記事を読むのがオススメかもしれない人・社内コミュニケーション(インナーブランディング)を考えている・社内報マンネリ化対策を考えている・社内報はじめたいけどどうはじめるか悩んでいる・広報・人事に関わる人・コミュニケーションデザインに関わる人

こんにちは。Libryでコミュニケーションデザイナー(1人目)をしている、のむらです。社内では「のむさん」と呼ばれています。

目次

  1. そもそもコミュニケーションデザイナーってなに
  2. 120文字の「ちいさめ社内報」をつくりました
  3. 企画背景
  4. アイデアはどうやって生まれたのか
  5. どんな仕組みでやっているのか
  6. はじめやすい・参加しやすい仕組みをつくる
  7. いざ社内報運営開始!結果どうなった?

そもそもコミュニケーションデザイナーってなに

コミュニケーションデザイナーは社内外のあらゆるタッチポイントで、なんやかんやモノをつくったり、コミュニケーションの仕組みをつくったりする人です。
パンフレットやWEBサイト、イベントのキービジュアルをつくったりしますが、それは「人とコト」や「人とサービス」をつなぐコミュニケーションデザイン(だと思っている)。グラフィックデザインやアートディレクションもこの中にふくまれてくるかなと。
今回書こうとしている社内コミュニケーションの仕組みとしての社内報は「人と人」をつなぐコミュニケーションデザインです(だと思っている)。
結構やっていることが多岐に渡るのですが、何をしていてるか一言で抽象度を上げて言うと「コミュニケーションをデザインする」です。まんまやないか。

さて、本題にいきましょう。

120文字の「ちいさめ社内報」をつくりました

私は、いま社員投稿型の120文字の1枚社内報「ちいさめ社内報」を企画立案・運営しています。
運営部は人事の片桐さん広報のいりぴー・同じデザイン部のなげさんです。安心安全のつよつよメンツ。

企画背景

📌以下、3行でわかる企画背景人が増えて社内コミュニケーションに課題ができる↓社内コミュニケーションの補助輪をつくろう↓気軽に投稿できる「ちいさめ社内報」爆誕


Libryは2021年に社員数が増えました。また、コロナの影響もあり出社枠を制限しているのでリモートワークと出社とハイブリッドな働き方をしています。
そのため、単純に社内に急速に人が増えたことや働き方の変化で、「他の部はどんな仕事してるのか」「なんとなくは分かるけれど、もっと知りたい」そんな声が社内で聞かれるようになりました。
部を横断した社内のコミュニケーション量に課題を見つけ、社内コミュニケーションの補助輪的な仕組みをつくりました。

社内で雑談をしていると「何気ないちょっといいこと」がたくさんあったんです。
なので、こういうちいさめなGoodNewsが一部に人しか知らないのもったいない!みんなにも知っていてほしい!と思っていたことも個人的には企画した動機でもあります。

アイデアはどうやって生まれたのか

「ちいさめ」誕生ものがたり
「ちいさめ社内報」というアイデアは、社内コミュニケーションへの課題感を持っていたことに加えて、実は当時の採用・広報の悩みとして「社外発信をしたいけど記事書くのめちゃ腰重い問題」があったこともきっかけでした。

当時の私の頭の中🤔慣れていても記事を書くのって結構大変。でも、Twitterは気軽に書いてたりする。じゃあ「大きな記事」や「社外」じゃなくて、「ちいさめ」に「社内」で始めてみればいいのでは?社内コミュニケーションの課題もその仕組みでフォローできるのでは?

「つぶやくように始められる社内報」これだ!と思い、このようにアイデアが生まれました。

どんな仕組みでやっているのか

こんな感じでやっています。

はじめやすい・参加しやすい仕組みをつくる

新しいことをはじめるには、はじめやすい・参加しやすい環境が必要です。
「だってなんか社内報ってワードが大変そうだし」
「仕事が増えるんじゃ…?」
一定はこういうリアクションはあると想定し、親しみを持ってもらう為に諸々の「親しみ装置」を考えました。

親しみ装置① ネーミング
企画内容が伝わるようキャッチコピーを付け「120文字だよ!気軽に書ける!〜ちいさめ社内報」に。
また、略語で呼ばれることを想定し呼びやすい名前にしました。

親しみ装置② 専属キャラクター
この「さめ」から着想を得た専属キャラクター「ちいサメちゃん」を考案。
社内報なので運営部の個人にイメージが依存しないようキャラクターの仮面があったほうが良いと判断しました。

親しみ装置③ Slackのカスタムレスポンスとemoji

・「ちいさめ書く」とSlackに書くと、投稿フォームが自動でレスポンスされるように設定
・動くちいサメちゃんemojiを作成
・「ちいサメちゃーん」と呼びかけると返事をするキャラ設定

いざ社内報運営開始!結果どうなった?

昨年2021年12/6から投稿募集開始し、4/6時点でなんと約100投稿!
運営部では当初週1投稿めざそ〜!なんて言ってたんですが、なんと1営業日1配信以上できていました!うれし…

3ヶ月ほど経ったところで、目的認識が合っているかアンケートを実施。
概ね認識は合った状態で運営できていたことがわかりました。

頂いたコメントを見ると、企画時に意図していたことが伝わっていたこと、また運営部の想像以上に期待していただいていたことが垣間見えました。

若干ですが、社内報による「社内コミュニケーション」への期待値が「ちいさめ」のできる範囲を超えていたので、改めて図解も交えて説明。

くわしい「振り返りアンケート」はこちらから

ここまでお読みいただきありがとうございます。
今日もまた「ちいさめ」の投稿があったことに嬉しさを感じながら、これを書いています。

入社してから、コミュニケーションデザイナーが社内の課題に対してできることってなに?とずっと考えながら模索しています。
今回紹介したことは、直接的にお金を生む仕事ではないかもしれません。
でも、インナーブランディングはこうした「ちいさめ」なことの積み重ねでできているのだと思います。

「ちいさめ」の投稿内容も様々なGoodNewsがあり、仲間を称賛・承認する文化は根を張るように息づいている(はず)なと感じます。
また、アンケートで頂いたコメント、個人的に「ちいさめいいじゃん!」とDMを頂いたり、直接あの企画いいね!と話しかけて頂いたり、本当にたくさんの反応があって、やって良かったなと思っています。この会社はシンプルにいい人たちの集まりでできているんだとしみじみ思います。

今後も改善できるところはしながら続けていきます!


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