1日ひとつだけ、強くなる。

Increments 入社後の最初の仕事。 Increments 社の Elasticsearch の可用性を向上するプロジェクト。当時の Increments 社の Elasticsearch は Standalone であったため、可用性向上のため冗長構成に変更。一般的な Elasticsearch の運用と比較して Index 数が非常に多いという特徴があり、 Index 追加時にパフォーマンスが低下する問題を抱えていたため、Datadog でのモニタリングを始め、適切な設定とスケールアップを実行。また、独自のサーバテスト手法が利用されていたため、 Chef コミュニティスタンダードの Test-Kitchen を導入した。 使用技術: EC2, Elasticsearch, Chef, Test-Kitchen, Vagrant, CircleCI

Wantedly のオフィスにて Hashicorp Product Meetup と称して、 Hashicorp プロダクトに関する知見、悩み、展望 etc をフランクに共有する会を開催。多くの勉強会は知らない人が多くかつ発表者の話を聞く時間が支配的だが、このイベントでは少人数かつ招待制にし、時間枠の半分を自由時間として話す時間に当てた。これによって発表内容を踏まえてより濃い相談や知見共有が行われた。

SF, NY に出張し、現地のエンジニアと交流することで SaaS として提供しているサービスの海外展開の可能性を探るプロジェクト。Pocket, BuzzStarter, GitHub, Heroku, Fastly, Medium, Betaworks, Datadog, StackExchange, Trello を訪問。

Datadog を利用した本格的な監視環境の整備。Mackerel だった監視環境を Datadog にリプレイスし、それまでモニタリングされていなかった領域を含めて全面的にカバーした。カバーした領域 EC2, ELB, CloudFront, RDS, MySQL, Elasticache, Redis, Elasticsearch, Docker, S3, BigQuery, Fluent, Resque, Nginx, Rails。また Pagerduty を導入し、障害対応のフローも整備した。 使用技術: Datadog, AWS, Docker, Chef, Terraform, Pagerduty, StatusPage

Vagrant と Chef ベースでメンテナンスされていなかった開発環境を Docker ベースに刷新するプロジェクト。アプリケーションのコンテナ最適化、コンテナ化、 Docker-Sync を利用した高速化、MacOS/Windows/Linux 環境のサポート、ドキュメント整備を行った。これによって Dev-Prod Parity, disposability, reproducibility が向上した。 使用技術: Docker, Docker for Mac, Docker-Sync, Docker Compose, Quay

EC2 Classic から VPC への移行および Chef, Packer ベースのインフラから Kubernetes, Docker ベースのインフラへの移行プロジェクト。VPC 設計/構築、アプリケーション/ミドルウェアのコンテナ化、Kubernetes, Helm を利用したコンテナ運用設計/構築、Kops を利用した Kubernetes クラスタの構築、運用設計/構築、ドキュメント整備、メンバーのトレーニングを行った。様々な事情があってプロジェクトが長引いており、自身の退職によってプロジェクトは未完となる。

WEB+DB PRESS vol.86 で組まれたDocker実戦投入という特集記事を最新状況にアップデートして寄稿。Docker 周りは変化が速く、前回執筆時から 1 年の間で Docker を取り巻く環境が大きく変わったため、半分以上を新しく書き直した。前回は取り上げなかった Docker Compose, Kubernetes についてカバーし、運用上重要となるログ管理とモニタリングについて内容を充実化。

SaaS として提供しているサービスのオンプレ版を提供するプロジェクト。SaaS 版とオンプレ版の提供を少人数で実現するため、両者を Docker ベースで構築することに決定。オンプレ版では replicated と呼ばれる Docker を使ったオンプレ版提供フレームワークを採用し、オンプレ版インフラのプロトタイプ構築を行った。またお客様のところに伺い、技術/ビジネス両面に関してのヒアリングを行った。最終的にビジネス面の課題によりプロジェクトは中止となった。 使用技術: AWS, Docker, Replicated, Kubernetes, Terraform

1Password for Teams を利用して組織内におけるパスワードの管理 / 共有方法を改善するプロジェクト。Wantedly 在籍時には存在しなかった 1Password の企業向けサービスがリリースされており、 Meldium や他の選択肢と比較した上で 1Password を採用。ドキュメントや Git リポジトリにハードコードされていたパスワード管理をクラウドサービスに切り替えた。基本的な利用方針や使い方に関するドキュメントの整備も行った。

定性データに加えて、ログデータを利用したユーザ行動分析などの定量データを元にした意思決定が行えるようログデータ分析基盤を構築するプロジェクト。全体設計から、具体的に利用する技術の選定、実装や構築、運用を行った。BI ツールの選定では Redash, Metabase, Chartio, Domo, DataStudio を全て実際に利用した上で比較検討し Redash を採用。一緒にプロジェクトに取り組んだ yuji nakayama は素晴らしい働きぶりだった、また仕事を一緒にしたいと思う。 使用技術: AWS S3, Google BigQuery, Fluent, Embulk, Redash, Docker, Terraform, Chef

Wantedly に会社・募集・人の検索ができる機能を開発するプロジェクト。検索技術の選定、フロントエンド、バックエンド、インフラ構築をやった。フロントエンドの実装は力不足で迷惑をかけた。 使用技術: jQuery, Rails, Elasticsearch, Chef, AWS, Vagrant, VirtualBox, Serverspec

それまでは予めバックグラウンド処理でリサイズしていた Wantedly の様々な画像を、リクエストが来たタイミングでリサイズしキャッシュを作るサーバを構築。 使用技術: Nginx, ngx_small_light, AWS ELB, AWS S3, AWS CloudFront, Chef, Vagrant, VirtualBox, Serverspec

創業時より 2 年間以上 Heroku 上で動いていた Wantedly を全て AWS 上に移行するプロジェクト。Heroku は当時 US, EU リージョンしかなく、サイトパフォーマンスの観点で改善の余地が十分にあった。そこで Heroku に近いフローでデプロイやプロセス管理ができるよう、外部サービス、OSS ツールを検証した後、Docker を利用したツールを内製。 使用技術: Docker, Capistrano, AWS, AWS API, Chef, Packer, Slack, Datadog, GitHub Deployment API, Logentries

Docker ベースのインフラを 3 ヶ月ほど運用して得られた経験から、現行のデプロイツールに変わるツールのプロトタイプを開発した。git push でのデプロイや REST API の提供など、より Heroku に近いアーキテクチャとユーザー体験を実現。 使用技術: Golang, Docker, etcd, fleet, registrator, vulcand, Datadog, Logentries, CoreOS

Terraform を導入し、AWS, DNSimple をコードで管理できるようにするプロジェクト。 開発チームの人数が増えてきて、インフラチームへタスクを依頼する形のままでは、インフラチームの負担増、開発チームも待たされるという状況になってきた。そこで、Terraform を利用し、インフラへの依頼ではなくプルリクエストを送れるようにすることで、上記の問題の解決を図った。 使用技術: Terraform, terraforming, AWS, DNSimple, Wercker, Ruby

WEB+DB PRESS vol.86 で組まれたDocker実戦投入という特集記事の執筆。Docker の概要から Docker をより実戦で使うならばこういうポイントを抑えると良いんじゃないかという内容になっている。初めての寄稿ということで苦労し、編集担当者に迷惑をかけながら、最終的に 34 ページ を書き上げた。

Meldium というサービスを利用して組織内におけるパスワードの管理 / 共有方法を改善するプロジェクト。情報漏洩などのインシデントが起きる場合、実は社員のパスワードが漏れたことが大元の原因だったりするパターンが多い。Wantedly では数多くの SaaS やツールを活用しているがゆえに、パスワードの使い回しや共有方法、パスワード自体の強度に課題があった。Meldium を全社導入してそれらを改善。また利用指針や細かい使い方のドキュメントも整備した。

Wantedly の海外進出に伴い、海外からのアクセス時のパフォーマンス向上を狙って、Nginx での画像リサイズサーバを WebP フォーマットへ対応させるプロジェクト。ImageMagick 周りで色々と苦労したが、タイミングよく画像変換に関する勉強会で得られた知見等を活かし無事に実現できた。 使用技術: EC2, S3, CloudFront, Nginx, ngx_small_light, ImageMagick, Docker, Infrataster, Locust

Chef を用いて EC2 上に構築していた Elasticsearch クラスタを Docker コンテナとして動かすプロジェクト。これは次の 3 点の課題を解決するために行った。 1. Chef を深く理解しているメンバーでなければ本番環境を構築できない、また構築に時間がかかり属人化とシステムの弾力性が欠如していた。 2. 本番環境と開発環境で Elasticsearch のバージョン、プラグイン、辞書ファイルを揃えるのが難く、開発環境を揃えることへの辛みがあった。 3. 設定変更やプラグイン追加の度にインフラチームと開発者がコミュニケーションを綿密にとる必要がありスピード感が落ちていた。 クラスタリングをするためのホストを超えたコンテナ同士のネットワーキング、ステートフルなコンテナの扱いという意味でも Elasticsearch のコンテナはチャレンジとなった。 使用技術: EC2, ELB, DNSimple, Elasticsearch, Docker, Docker Compose, CoreOS, Datadog, Vagrant

社内に GItHub Enterprise が導入されたのをキッカケに、当時在籍していたヤフースポーツ開発チームをリードして SVN から Git, GitHub に移行した。ソースコードの移行に留まらず Git と GitHub の使い方に関するドキュメントの整備やメンバーの教育も行った。社内における GitHub 導入の先行事例だったため、そこでの知見を元に他部署に展開。他部署のメンバーと共に Git/GitHub 社内勉強会を開催。(昔のことで正確な期間が思い出せない) 使用技術: Git, GitHub, GitHub Pages, Jekyll

Chef, Rundeck を導入しサーバ管理を改善するプロジェクト。当時在籍していたヤフースポーツ開発チームではサーバ管理台帳に Excel が用いられ、サーバ構築、デプロイはドキュメントに従って手動作業していた。そこで ヤフー独自パッケージシステムに対応させた Chef を導入し、サーバ構築とサーバ管理を自動化。また数百台規模のサーバに対するデプロイの自動化を行った。 (正確な期間が思い出せない) 使用技術: Chef Server, Chef, Rundeck, Ruby

DevOpsDay Tokyo 2013 を主催。日本の DevOps 界隈をリードするメンバー及び Yahoo! JAPAN のボランティアスタッフ約 30 名と共に 300 名規模の DevOps イベントを開催。 Sensu 作者の Sean Porter 、Datadog CTO の Alexis lê-quôc や Cookpad の mirakui さん等国内 / 海外より一流のエンジニアに来ていただき "濃い" 1日となった。日本で一番最初に ChatOps の紹介がされたのもこのイベント。