藤原好海
本がつくる居場所のある家
現在インターネットが普及し、本においては電子書籍化が進んでいる。直接人ととやりとりを行わなくても物のやりとりが出来るようになり、どんどん人との関係は希薄化が進む一方である。 そんな中で、本における重要な役割は居場所を生み出すことであると考えた。本がある場所に存在し、「読む」、「使う」という行為が起こることによってその空間は特有の空気を持ち、居場所を生み出す。それによって、人とのコミュニティも生まれる。 そんな誰もが自分の居場所を見つけることのできる集合住宅を提案する。