新保 景土
明治大学 / 政治経済学部政治学科
観光庁省長官賞(グランプリ)
JTBが主催する観光立案型コンテストにて副リーダーとして最優秀賞を受賞した。約半年間、500時間の会議、4度の現地調査、40団体へのヒアリングを通じて50チームの頂点に立った。テーマは福島復興であり、観光に求められるワクワク感と震災の記憶をつなぐ使命とのギャップに苦労した。ワクワクを重視したプランでは、地域住民の方々から「我々はそのようなプランは求めていない」と厳しい指摘をいただいた。そこで、被災地を負の遺産としてではなく、家族の絆を感じることができる場所と捉える観光プランを立案した。子供の2分の1成人と20歳の成人を掛け合わせたプランを制作し、当たり前の日常が失われた場所だからこそ絆を深められる「思い出づくり型観光プラン」を考案した。結果的に、この発想、地域住民の方々に最も寄り添ったことが評価され、最優秀賞を受賞した。先日、行政にプランの発表を再度行い、今年の夏の実装化に向けて取り組んでいる。