新保 景土
明治大学 / 政治経済学部政治学科
日本公共政策学会学長賞(最優秀賞)
日本公共政策学会が主催する政策立案型コンテストにおいて、副リーダーとして最優秀賞を受賞した。約半年間のプロジェクトであり、700時間を超える会議、3度の現地調査を行なった。三重県の限界集落と呼ばれている南伊勢を舞台としたコンテストであり、テーマは「地域の活力につながる産業の活性化」である。人口減少、産業衰退が進む町で唯一子供達が集うスケートボードパークに着目した。この場所で地元の食材を使用した飲食店を展開したら、南伊勢町の1つの拠点として賑わいを見せるのではないかとの仮説からプランを考案した。説得力を生み出すために、ネットばかりの情報ではなく、地域住民40人の生の声をヒアリングを通じて取り入れた。さらに、町内3校の生徒、保護者にアンケート調査を行い、スケートボードパークに飲食店の需要があることが判明した。プラン考案にあたって、役場との連携、法律の問題など様々な課題に直面したが、最終的には他のどのチームよりも地域住民に寄り添ったプランを提案することができ、最優秀賞を受賞した。