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日本の工芸を世界へ。海外事業担当の「はたらくということ」

柳田涼子
経営企画室

2021年6月入社。入社以来、中国事業を担当。
中川政七商店や工芸メーカーのことを、中国を中心とした海外のお客様に伝えるお仕事をしています。


「私は毎日、誰の何のため働いているのだろう」と考えたり、見失ったりすることはありませんか。

まだまだ人生修行半ばの身ですが、今の私にとっての「幸せに働く」とは何か、をお話してみようと思います。

私は、16年間中国の北京で育ち、大学生の時に日本に帰国しました。

そこで、日本に脈々と受け継がれてきた文化や技を目の当たりにし、こんなにも尊く、美しく、面白いものがあるのかと衝撃を受けました。

また同時に、これを続けていくことが難しい状態になっていることを知り、「私たちの世代で途絶えさせてはならない」という使命感にも似た気持ちが芽生えたのを、今も覚えています。

そんな想いがあるにもかかわらず、新卒の就職活動の際には迷走に迷走を重ね、独自の理論で自分を納得させ、想いと直接関わりのない仕事に就くことを決めました。

前職もとても刺激的で学びの多い職場でしたが、やはり、やりたいことに直接つながる仕事がしたいと思い、極端な言い方ですが「明日死ぬかもしれないなら、自分の心に素直に従おう」と、中川政七商店への転職を決めました。

中川政七商店は「日本の工芸を元気にする!」という共通の想いを原動力に、そのために自分は何ができるかをそれぞれが考え、動く人々の集まりです。

(入社当初はそんなことある?!と思っていたのですが、本当です。)

そのなかで私は、中国を中心とした海外のお客様に、日本の文化や工芸の魅力を伝えるという役割を担っています。

「自分のやりたいことと仕事が直結しているって、こんなに清々しいのか。もっと早く勇気を出して飛び込んでいれば良かった」と、大げさではなく幸せをかみしめながら働く毎日を送っています。

こうした経験から、私にとって「幸せに働く」とは、誰のため・何のために働きたいのかを見つけ、それが叶えられている状態であり、そんな人たちに囲まれて働いている状態なのではないか、と気づきました。

今こうして考えると、そりゃそうだ!と思うようなことなのですが、変化を避けるための自分への言い訳をたくさん並べてきたなと反省しています。「これは本当に自分のやりたいことなのか」「今の職場でやり残したことがある」「今は時が満ちていない」‥‥。挙げればきりがありません。

もし、毎日働くなかで、誰の・何のために働いているのだろうと、当時の私のように少しもやもやした気持ちになっている方がいれば、その気持ちを見過ごさず、心の声に丁寧に向き合ってみてください。

私も日々、誰の・何のために働いているのかについての考えを深め、磨きながら、ご機嫌に働き続けたいなと思っています!


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