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それぞれがその時々で幸せな人生を実現させる。オプトが一人ひとりの価値観やライフステージに合わせた産育休を実現できている理由

今回は、産育休から復帰したオプトの二人の女性社員と、育休を経た現デジタルホールディングスの男性社員にお話を伺いました。


<プロフィール>
石井 沙織
2016年に株式会社オプトに新卒で入社。入社5年目まではソーシャル広告の運用コンサルタントに従事。
第一子の産育休後、チームマネージャーに着任。その後は取り扱い媒体を広げ、大型顧客の運用統括及び営業として従事。
第二子の産育休後は、運用や営業から離れ、メディア戦略企画や注力プロダクトの導入推進、社内プロジェクトマネジメントなどを担当。


<プロフィール>
野原 沙姫
2013年に株式会社オプトに新卒で入社。入社から一貫してコスメ・女性系商材を取り扱うクライアントの営業担当として従事。
2020年8月より産休・育休を取得し、2021年4月に取得前と同様営業として復帰。

<プロフィール>
高木 良和
2011年に株式会社オプトに新卒で入社。入社後、運用コンサルタントに従事。
運用コンサルタント組織や、メディア戦略組織の部長としてマネジメントの経験も経て、現在は株式会社デジタルホールディングス 事業統括部兼グループ戦略部を兼任。
また、自社制度により仕事と並行して大学院に通い、2021年にMBA取得。
第一子出産時は、長期間の育休は取らず、3日間の有給休暇のみ取得。
第二子出産時は、チャイルドケア休暇と有給休暇を合わせて40日間取得。

ライフイベントでキャリア観が変わった

――ライフイベント前のワークライフバランスの考え方を教えてください。

石井沙織さん(以下、石井):
産育休を2回取得し、復帰しています。学生の頃から、理想の母親像を考えたときに、社会経験を子どもに話せる母親がいいなと思い、若いうちからいろいろな経験ができる会社を探してオプトに入社しました。妊娠するまでの限られた期間で経験できることはすべてやりきる意識だったからこそ、当時はワーク100%のような働き方でしたね。

野原沙姫さん(以下、野原):
私は自分が結婚や出産をするイメージがなく、ワーク100%で考えていました。成長環境を求めてオプトに入社したので、まさか自分が産育休を経て、子育てと仕事を両立する日がくるとは思っていませんでした。

高木良和さん(以下、高木):
私も結婚するまでは、ワークとライフはあまり切り分けて考えていませんでした。オプトへの入社後は、同じ志をもつ仲間と過ごす時間が心地よく、仕事終わりに飲みに行ったり、休日も一緒に遊んだりすることも多かったです。

――今の働き方とはまったく違ったんですね。考え方が変わったきっかけを教えてください。

石井:
考え方が変わったのは一人目の産育休のタイミングでした。当時はまだダイバーシティー・エクイティ&インクルージョン(以下:DE&I)のような考え方が世の中的にも浸透しておらず、産育休取得者の休暇や復帰後のキャリアプランが組織内でしっかりと検討できていなかったこともあり、産育休に入ると、会社の人とのコミュニケーション機会がほとんどなくなってしまいました。社会と断絶されたような感覚でしたね。育児は私の人生にとって大切な時間ですが、言葉が通じない子どもと二人きりの世界は想像以上に負担がかかります。次第に、人と関わる機会を増やしたいという気持ちが大きくなり、予定よりも早く復帰することにしたんです。まず社会との接点を持つ大切さを実感しました。
二人目の産育休のときには、キャリアに悩んでおり、自分から正直に上司に相談していました。すると、育休中にも関わらず家の近くまで話をしに来てくれたんです。その後、人事も交えてあらゆる選択肢を一緒に考えてくださり、復帰後の道筋が決まっていきました。

野原:
私も最初は産育休に入ることで会社から取り残されてしまう不安がありました。しかし世の中的にDE&Iの考え方が浸透しはじめ、社内でもDE&I推進室が立ち上がり、制度も整ってきていたため、休暇中も社内の動向にアクセスできていました。例えば「ママパパ会」というメッセージグループがあり、そのなかで情報収集やコミュニケーションをしていました。そのほかにも、産育休を経験した社員と月に1度の頻度でランチ会があり、そこで先輩方の話が聞けたり、会社の最新情報が共有されたりして、復帰後のキャリアの参考にもなり、繋がりを持てている安心感もありました。
私も石井さんと同じく、育児100%の生活は合っていないと感じ、期限いっぱいまで取るつもりでいた育休を半年に短縮して復帰しました。復帰までのロードマップが一通りまとめられていたため、育休中に復帰後の計画をスムーズに立てることができました。

高木:
独身の頃は時間を自由に使えたので、プライベートも仕事仲間といるような生活でしたが、結婚を機にプライベートの時間は家族で過ごすようになりました。家族との時間を創出するために、いかに短い時間で仕事の生産性を上げるかを重視するようになりました。
一人目が生まれたときはまだDE&I推進室がなく、世の中的にも男性育休が今ほど普及していませんでした。私も育休を取る意識が薄く、休暇を3日ほど取っただけでした。その後は17時には帰宅して育児をするようになりましたが、常に気が張り詰めている上に睡眠不足が重なり、想像以上の大変さでした。
二人目のときには、会社側から必要な手続きや使える制度の説明がありました。そこで初めてチャイルドケア休暇や育休制度などのさまざまな選択肢をきちんと認識しました。一人目で育児の大変さを実感していたので、上長と相談し、最終的にチャイルドケア休暇(※1)、産前産後休暇、有給休暇あわせて40日程度取得しました。

制度の充実だけでなく、制度を活用できる体制と人との関わりが大切

――産育休前のことで印象に残っていることはありますか?

石井:
一人目を妊娠したときは体調の変化が少なく、産休直前まで働いていました。自分がやりたくてやっていることに対して、周りが「妊婦だから」と必要以上に特別扱いせずにいてくれたのが嬉しかったです。
一方、二人目を妊娠していたときはつわりが重く、上長と相談したうえで業務量を調整しながら働きました。お客様にも妊娠に伴う体調の変化をご理解いただき、そのような関係性ができていたこともとてもありがたかったです。自身のこのような経験もあって、妊娠に限らず、マネージャーとして、誰かがいつ体調を崩してもフォローをし合える体制づくりは普段から意識しています。メンバーには、いつも「誰かが抜けても業務が問題なく回る状態をつくっておこう」と伝えています。

野原:
私もつわりが重かったため、上長に相談して業務を調整してもらっていました。既にリモートワークが導入されていたこともあり、在宅勤務中心の勤務形態を選択していました。アポイントメントなどの外出については、体調に合わせて判断をしていました。

高木:
育休を取得する際、部長職に就いており、上司は現取締役グループCOOの金澤さんでした。金澤さんに相談したときに、「ぜひ取得してほしい」と、すぐに理解を示してくれたんです。男性育休の場合は、いつから取得するのか、何日取得するのか、育児休業なのか育児休暇なのかといった選択肢が複数あります。加えて、いつから休暇に入るか読めない状態が続いたのですが、金澤さんが親身に相談に乗ってくださいました。制度が整っているだけでなく、自分の意向を伝えたときに理解して温かい言葉をかけてくれる上司の存在が心強かったです。実際に育児休暇を取得してみて、これは「育児学習」期間だと思いました。出産で身体に大きな負担がかかったパートナーと第一子の心身をケアをしながら、新生児の育児をする。休みと言えるようなものではありません。その間は完全に仕事から離れて育児に専念しました。

三者三様のワークライフインテグレーション

――仕事と生活を別々ではなく統合的にとらえて、双方を充実させる考え方である「ワークライフインテグレーション」という考え方がありますが、産育休から復帰した現在はどのような働き方をしていますか?

石井:
復帰する際に夫と話し合い、「家族の幸せの最大公約数を取ろう」をスローガンに決め、その都度相談しながら分担しています。私が遅くなるときには、夫にお迎えや寝かしつけをしてもらいますし、夫が遅くなるときには私が対応しています。文句を言い合う日もありますが、お互いに仕事もプライベートも楽しく過ごせています。それぞれの家庭でバランスが取れていることが重要だと思います。

野原:
私の場合は、夫の仕事との兼ね合いもあり、家事育児の大半を私が担っています。そのうえで、仕事も全力で臨みたく、子どもが保育園にいる時間内でやりきるための集中力が上がりました。産育休中に仕事が好きだと再認識できたことで、以前よりモチベーションが高い状態で働けています。
突発的な問題が起きたときはもちろん夫婦で協力しますが、対応が難しいときには会社のベビーシッター補助制度(※2)を利用しています。社内にパパ・ママが増えている感覚もあるので、子育てと仕事の両立についてより一層相談しやすい環境になってきていると感じます。

高木:
2カ月休んだだけでも戻るときには不安があったので、産育休をはじめ、より長い期間休暇を取得する女性が復帰する際には、より大きな不安があるのではないかと感じています。自分が育休を取得したことで、いかに戻りたいと思える環境があるかが大切だなと実感しました。私は復帰して最初の仕事が部長陣に年間の戦略を発表するというミッションだったのですが、重要な仕事を任せてくれたことで切り替えができて嬉しかったです。
仕事に100%向き合う姿勢は変わりませんが、時間への意識がより高くなりました。朝は子どもを保育園に送ってから仕事を始め、17時半には仕事を終えて二人の子どもをお風呂に入れ、19時には夕食、21時には寝かしつけをしています。私は寝かしつけの後は集中できないので、このスケジュールを徹底しています。

自分にとってベストなバランスがわかれば、それを実現できる環境がオプトにはある


――ライフイベントを経た今、改めてワークライフバランスをどう考えていますか?

石井:
「この人のようにはなれない」という言葉をよく聞きますが、そもそも誰かと同じ人生は歩めません。もちろん他の人のキャリアやワークライフバランスを知ることでイメージが広がることもありますが、自分で進んでみないとわからない。どんな人生を歩みたいかをまず自分自身と対話して、明確にすることが大切だと思います。そのうえでパートナーと話し合い、家族が幸せになるバランスを探していく。自分の意思さえ持つことができれば、理想の人生を実現できる環境がオプトにはあると思います。

野原:
仕事を通じた人との繋がりや達成感が私の人生にとって大事だと気づいたからこそ、仕事と育児を両立する現在の生活につながっています。私の働き方が正解ではないですし、オプトにはいろいろな選択肢があるので、自分の人生にとって最も良い選択は何かをを考えるのが大切だと思います。

高木:
ワークとライフが合わさって人生が構成されています。この両者のバランスは日々変化するものだと思います。今日お話した三人もそれぞれ働き方が異なりますが、重要なことは「本人が充実感をもって幸せでいられること」なんですよね。本人が楽しく働ける状態が何より生産性を高めます。一人の人生ではなし得ない大きなことをチームでやっていけることにオプトで働く価値があるので、それぞれが幸せなバランスを選び、パフォーマンスを最大化していけるといいなと思います。

※1 チャイルドケア休暇:
配偶者の出産前6週から出産後8週までの期間に取得を開始し、最短10営業日必須、最長20営業日まで取得可能な特別有給休暇を活用した制度です。

※2 ベビーシッター補助制度:
政府が指定しているベビーシッター業者を利用する場合に、ベビーシッターの割引券を使用することができる制度です。


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