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GLには多様な人々を尊重する文化がある、広報を経験してきた黒須さんの2つの挑戦

黒須さんは地方の高校を卒業後、東京の大学へ進学。その後、マスコミ業界でのキャリアを積み、テレビ局で働くも、結婚と出産を機に退職しました。

子育ての日々を経て、再びキャリアを模索し、現在はリモートワークをしながらGLナビゲーションで広報を担当しています。キャリアと家庭、ご自身の目標に向けてどのような思いでGLナビゲーションで働いているのか、お話を聞きました。(聞き手:GLナビゲーション 代表取締役社長 神田 滋宣)

大学時代からマスコミ業界へ入るまでの経験

――黒須さん、まずは大学時代とマスコミ業界への道のりについて教えてください。

東北出身で大学進学を機に上京しました。高校では水泳部に所属しており、1日の練習量が20キロになることもあり、ハードな生活を送っていました。そのせいか、大学では燃え尽きてしまい、文化部に所属しながら目立った活動もせず4年間を過ごしていました。

マスコミに興味をもったきっかけは、東京での生活を通じて地元の良さ、例えば人の温かさや美味しい食べ物などに気づいたからです。上京する前は田舎にフラストレーションを感じることもありましたが、上京後は、地方の魅力を他の人にも感じてもらいたいという想いが大きくなり、多くの人に影響を与えられるテレビ局を志望することになりました。

――入社までの経緯はどうでしたか?

大学3年生の頃にはテレビ局に行くと決心していました。スクールに通い、業界の動きを学びました。テレビ局の選考は非常に早く、3年生の9月〜10月には選考が進んでおり、1月に内定を出す局もあります。

多くの学生は4年生の6月頃に内定を得ていますが、私は1月25日までテレビ局からの内定がありませんでした。就職浪人も覚悟していましたが、あるテレビ局から内定を頂くことができ、入社しました。

――テレビ局では、どのようなキャリアを積まれてましたか?

ニュース制作を担当していたので、事件や事故があれば昼夜問わず駆け付けるような、ハードな生活を送っていました。テレビ局で2年間働き、ニュース制作を中心にしていましたが、結婚と出産を機に退職しました。産後も働き続けたい気持ちもあったのですが、不規則な生活では子育てとの両立ができないことが予想されました。

退職後、広報としてのキャリアを歩む

――退職後はどのような日々を過ごされていましたか?

子供が生まれて初めての1年間は専業主婦として過ごしましたが、自分が育児に向いていないと感じる瞬間も多々ありました。初めての育児で、1日のほとんどを家の中で過ごすため、社会とのつながりが感じられず閉塞感を感じていました。

夫が産前と変わらずキャリアを積んでいくのを横目に、自分も何かをしなければと焦りを感じていました。専業主婦として生きていくことへの不安がきっかけで、転職活動を始めました。

――その後のキャリアはどう進展しましたか?

一度、フリーランスで前職のキャリアを再スタートすることを考えましたが、子育て中の女性が活動するには厳しい現実がありました。

子供が急に熱を出すなど、仕事に支障をきたす可能性があり、多くの企業ではそのリスクを避けたがる傾向があります。特に地方では、活動するための体制が整っていなかったため、別の道を考える必要がありました。

そこで報じる側の目線を生かせる広報の道を選び、いくつかの企業を経て広報のスキルを高めていきました。

転職活動を通じて感じた地方で働くワーキングマザーとしての壁

――転職エージェントや企業とのやりとりでは、ワーキングマザーならではの困難も経験されたようですね。

そうですね。転職エージェントからは「女性で、転勤族で、子持ちで、地方在住は難しい」と言われたこともあります。転職活動での拒否や困難を通して、女性の活躍を阻む壁が見えたような気がしました。

――GLに転職した背景には、会社のバリューが大きな役割を果たしたようですね。

転職で壁にぶつかった経験があるからこそ、GLのミッションとバリューに強く共鳴しました。神田さんとの面談を通じてバリューが形骸化していないことを感じました。提案されたバックオフィスのポジションは当初の目標とは異なりましたが、会社のバリューと方針を信じ、入社を決めました。

――黒須さんは面白いキャリアを歩んでこられましたよね。営業を志望しながら、HRの道を選ぶという決断をされた背景には、どのような思いがあったのでしょうか?

最初は営業に強く興味を持っていましたが、人事やバックオフィス全般の仕事をしていて、これが正解だったと感じています。

――私も、黒須さんは労務の領域で才能を発揮されていると感じています。入社後、ご自身の中で何か印象に残る変化はありましたか?

大きな変化が2つあります。1つ目は、ホスピタリティの大切さを強く感じるようになったこと。特にバックオフィスの巻島さんや永島さん、鈴木さんから学びました。彼女たちは業務量が多いにもかかわらず、私の相談に親身になって応えてくれ、手を差し伸べてくれました。そんな姿勢に影響を受け、私自身もそうなりたいと考えています。2つ目は、業務の全体像を把握し、部署間の連携を意識するようになったことです。

黒須さんと働くバックオフィスメンバー

GLナビゲーションには多様な人々を尊重する文化がある

――その影響は大きそうですね。働く中で感じたGLの特徴を教えていただけますか?

GLの大きな特徴は、多様な人々を尊重する文化だと感じています。

私自身、滋賀県からリモートで働かせてもらっていますが、エントリー時に「2年後に東京に戻るので、その間リモートで働かせてください」とお願いしたところ、快く承認してもらえたことからも伺えます。この柔軟性と尊重の精神は、GLの大きな魅力であり、特徴だと思います。

―― 当社は従業員の22.6パーセントが首都圏以外に住んでおり、リモートで勤務しています。居住地域に関わらず活躍できるように、本社部門のスタッフに対しては、定期的に東京に来るための交通費と滞在費も支給しています。地域格差は日本の社会問題であり、なかでも地方在住のワーキングマザーのキャリア形成はとても厳しい状況です。当社としても、仕事も家庭も両方を大切にし、没頭できる環境を提供したいと考えています。

子育ては大変ですが、私はフルタイムで働くことができ、そのバランスが1年間続いています。自分が本気で取り組むことができる環境と感じています。

黒須さんが考える2つの挑戦 広報と多様性

―― 今後、GLでやりたいことは何ですか?

広報として会社の情報をもっと広めたいし、社内の広報としても社員同士の連携を深めたいです。また、私は自分の経験を生かして、性別やライフイベントの有無に関係なく、社員一人一人が尊重され、キャリアアップを目指せる職場づくりをしたいと思っています。実際に社則を作り、子育てにも仕事にも注力できる環境を作っています。

――私たちは、Digital&Diversity Transformation Companyを掲げ、テクノロジーと多様性の活用を推進しています。簡単なことではありませんが、現在の日本において重要なテーマだと思っています。

キャリアにまつわる問題の解決と利益の確保、このバランスは難しいですね。GLはこの点、シニア人材、外国籍、女性、地域人材を活用して成功しているように感じます。私も将来、問題を解決しつつ、利益も出せる事業モデルを築いていきたいです。

――最後に、入社を検討している方へ、一言メッセージをお願いします。

GLは大きな目標に向かって進む場所です。みんなが何かしらの目標を持って働いています。熱い思いを持っている方、バリバリ働きたい方、地方在住で子育て中であっても、私のように多様性を尊重してくれるGLナビゲーションで働いてみてください。

――私たちは会社を個人の自己実現のプラットフォームと位置づけています。仕事・家庭と切り分けず、全てに没頭してやり抜いていきたい、黒須さんのような方に是非GLに参画してもらいたいと思います。

ありがとうございました。



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