転職活動時に必要なこととは?必要な書類や確認するべきこと
転職の目的を明確にする
転職で一番重要なことは、「転職する目的は何か?」という点です。
転職サイトdodaの調査では、転職をするキッカケとなった理由として、以下のような内容が多くなっています。
- 給与や昇給などの待遇面
- キャリアアップ
- 人間関係
- 会社の将来性への不安
更に2020年7月〜2021年6月の転職者へおこなったアンケートでは、給与や昇給に対する不満から転職に至るケースが第1位を占めています。
また、第1位に関連付く内容として、第2位に昇進やキャリアアップ、第3位に社内の評価方法がランクインしています。
転職者の多くは「給与」に関連する理由が多く、給与アップを目的とした転職が多く見受けられます。
目的のない転職は、必ず後悔を生んでしまいますので、自身が何の目的のために転職をするのかを明確化し、そのためにどうするのかを考える必要があります。
【目標の設定】
転職する目的を明確化した後、目標の設定をおこないます。
目標を設定しておくことで、妥協しない転職活動をおこなえます。
例えば、給与アップに関する目的を設定した後に具体的な目標を作り、現在の年収が400万円であれば、450万円を目標として転職活動をしていきます。
また、転職活動の期日にも目標を作り、長期化しないために設定する必要があります、
これらを踏まえ、自身で目的を達成をするために必要な目標を設定して、転職活動をおこなっていきましょう。
転職活動で準備しておくべき必要な書類
【転職活動前】
転職活動前に準備しておく必要があるものは以下になります。
- 履歴書
- 職務経歴書
特に職務経歴書に関しては、作成に時間を要するため、必ず事前に準備しておく必要があります。
理由として、現職での実績を洗い出し、まとめておく必要があるからです。
提出を求められて事前に準備していなかった場合、十分な情報を書き出せません。
これは致命的であり、職務経歴書はあなたの情報を相手に伝わりやすくするための重要な書類となります。
【転職先内定後】
転職先の企業に提出が必要となる書類は以下になります。
- 年金手帳
- 源泉徴収票
- マイナンバー
また、転職先の企業によって提出を求められる書類は以下になります。
- 退職証明書
- 卒業証明書
- 健康診断書
事前に知っておくことで、準備に掛かる手間を軽減することができます。
転職活動を効率よくおこなう方法
転職活動を効率的におこなう方法を知っておくことで、転職活動の長期化を防ぎ、肉体的、精神的な負担を軽減することができます。
【複数社のエージェントサイトを利用する】
転職サイトのエージェントを複数社活用しましょう。
理由として、それぞれ取り扱っている案件が異なり、たくさんの独占案件を保有しているからです。
更にエージェントとの面談をおこなった際に、あなたと一緒に自己分析をおこなってくれ、客観的視点でアドバイスをもらえます。
また、自身の目的に沿った仕事を代行して探してくれるので、効率よく転職活動がおこなえます。
そして、最大の強みとなるのは「孤独感」がなくなり、良き相談役になることです。
転職活動時の注意点
転職活動の注意点を知ることで、大きく失敗しないための参考となります。
失敗の内容によっては、修正が効かなくなってしまう可能性もありますので、参考までに以下をご覧ください。
【退職願を提出するタイミング】
転職活動は、転職先が決まってから退職願を提出するようにしましょう。
理由として、必ず転職先が見つかる保証がなく、転職先が決まる前に退職してしまうと、収入源を失い生活が成り立たなくなってしまうからです。
この状態に陥ると冷静さを失ってしまい、本来の転職する目的から逸脱した行動を取ってしまいます。
リクナビNEXTの調査では、転職活動者の約34%の人が「会社を退職してから転職活動をおこなった」と回答しており、転職期間の長期化によって金銭面の焦りから企業を選べず後悔してしまうケースが発生しています。
【転職期間に余裕を持つ】
転職期間は十分な余裕を持っておこなう必要があります。
ビズリーチの調査では、転職期間が6カ月未満と回答した人が約70%ほどを占めており、年代が低くなるに従って転職期間が短くなっていきます。
人それぞれ置かれた環境によって変化してくるので、転職に最適な期間はないですが、様々な企業を吟味できるように転職期間には十分な余裕を持ちましょう。
転職期間に余裕を持つことで、情報収集を十分におこなえ、自身の目的に合った企業を見つけやすくなります。
転職後のミスマッチを防ぐポイント
リブセンスの調査では、転職後にミスマッチを感じた内容として最も多かったのが、「人間関係、労働条件、待遇面」の3つになります。
人間関係においては、実際に従事してみないとわからない面もありますが、労働条件と待遇面は事前に知ることができます。
事前に知っておくことで転職後のミスマッチを防ぐことができ、後悔しないための仕事選びができます。
【労働条件の確認ポイント】
労働条件で確認しておくべきポイントは以下になります。
また、労働条件の明示は労働基準法第15条で義務化されていますので、内定後に必ず確認することができます。
- 雇用形態
- 労働時間
- 休日、休暇
- 給与
- 所定時間外労働
- 就業場所
内定後に書面で確認することができますが、しっかりと確認せずに承諾をしてしまうと大きな失敗をしてしまいます。
例えば、面談時に言われていた内容と違っていた場合に書面へ承諾してしまうことで、後から条件変更をすることは難しくなります。
【待遇面の交渉】
待遇とは主に給与についてですが、企業任せにしないようにしましょう。
実は、経験やスキルがあれば交渉材料となり、提示された給与より増額することが可能です。
転職後に年収が下がってしまう原因はここにあり、しっかりと待遇面の交渉をおこなうことが必要です。
決して、待遇面の交渉をすることは失礼にならないので、妥協せずに根拠を持っておこないましょう。
【企業情報の取集】
転職で時間を掛けてでも必要なことは「情報収集」です。
企業の情報をしっかりと調べることで、自身に合った条件を探すことができ、ミスマッチが起きにくくなります。
インターネットで社員の口コミを見たり、SNSなどを駆使して細かな情報を集めていくことで、どのような企業か事前に知ることができます。
転職活動もビジネスと同じで「情報戦」となりますので、本気で転職に取り組みたい方は情報収集に力をいれていきましょう。
採用内定後に入退社手続きをおこなう手順
転職先企業から内定をもらった後にどのように行動すればいいのか?
以下をご覧いただき、参考にしてください。
【入社までの流れ】
採用選考に通った場合、内定通知の連絡がきます。
通知連絡がきたら「労働条件」の内容を確認し、承諾または辞退を申し出ます。
返事は一般的に1週間以内とされていますが、相談をすることで企業によっては、期間を延ばすことも可能です。
承諾後は、雇用契約書に署名をして労働契約の締結をおこないます。(雇用契約書がない場合もあります。)
最後に、現在勤めている企業の退職がスムーズにおこなえれば、入社までの手続きは完了です。
【退職までの流れ】
企業の内定が決まったら、退職の意思を直属の上司へ伝えます。
伝える時期についてですが、民法627条1項では、退職する2週間前に申し出ればよいとされていますが、社会通念上は1カ月以上前となります。
退職願は、勤める企業の就業規則によって異なりますので、必要であれば提出をおこなってください。
その後、社内や社外への退職に向けた挨拶をして、しっかりと業務引継ぎをおこない、退職後に支障がでないように取り計らいます。
退職に向けての挨拶をするタイミングは、退職の意思を申し出てからすぐにおこなうと良いでしょう。
そして、退職当日は全ての業務が片付いていますので、改めて今までのお礼を直接、または、会えない方にはメールで申し上げ完了します。
まとめ
今回は、転職活動時に必要なことをご紹介しました。
foriioでは転職者に向けた役立つ情報を発信すると共に、一緒に働く仲間を募集しています。
一人一人に真摯に向き合い、転職することへの不安を解消できたらと考えており、皆さんの目的に合った企業になれるよう、随時、相談や応募を受け付けています。
ぜひ一度ご連絡ください。