経験ゼロでも任せてもらえる。人事志望の留学生インターンがたどり着いた場所。

こんにちは！インターン生の平松伊織です。

今回は言語の壁など1つも感じさせぬほどの敏腕っぷりを示すインターン生、梁寅子さんにお話を伺いました。

①　大学生活について
②　インターンを始めたきっかけ
③　現在の業務について
④　VISIBRUITの雰囲気
⑤　インターンを検討している人に、一言！

──大学ではどんなことをしていますか？

明治大学経営学経営学科4年の梁寅子です。中国から来た留学生です。

大学では主に経営学を勉強し、「ヒト、モノ、カネ、情報」の4大経営資源について幅広く知識を蓄えていきました。3年次には、人事労務管理について勉強するゼミを選択しました。「モノ」「カネ」「情報」があっても、「ヒト」がいなければ、何も行えません。そんな企業活動の心臓にあたる「ヒト」ついて、もっと深ぼってみたいと思うようになりました。

──なぜ人事に興味を持ち始めたのですか？

人事について勉強しようと考えたのは、コロナ禍で自分の将来に向き合ったことがきっかけです。

家にいる時間が増えたことで、必然的に自分と向き合う時間も増えました。日本に居続けるか、それとも中国に帰国するか。どの国でどのようなキャリアを積んでいくか。将来について思い悩む日々が続きました。

考えた末、「まずは日本で人事としてのキャリアを歩もう」と思いました。せっかく日本の大学で人事についての勉強をしてきたので、日本で働きながら、学んだことが本当かどうか検証したり、蓄積した知識を活かすことに価値がある、と考えました。

とはいえ、将来的には日本や母国に限らず、それ以外の国々で働くことも視野にいれています。だからこそ、「人を採用する」活動はどの国のどの企業であっても必要で、普遍的な存在を取り扱っていくことに価値を見出しています。日本でこれから築いていく人事としての知見は、他国でも通用する部分が大いにあるのではないか──。企業活動の源泉でもあり、世界共通の普遍性を持つ「人」を軸にしたキャリアを積んでいこうと決意しました。

──インターンをはじめたきっかけは何ですか？

大学生活の残りの1年を活用して、社会人になる前に社会人としてのマナーと知識を得たいと考えたからです。

現在、大学で人事について学んでいることもあり、内定先のコンサルティングファームでも組織・人材マネジメント部門で働きたいと考えています。とはいえ新卒は総合職入社となるため、自分の行きたい部署にいけるとは限りません。そこでインターンを通じて先んじて知識やスキルを身につけることで、自分が目指す理想的なキャリアを切り開いていくための準備をしていきたいと考えていました。

──そのなかでなぜVISIBRUITをえらんだのですか？

留学生の私を一番対等に扱ってくれた会社だったからです。

人事の仕事に関するスキルや知識を身につけられる場所を求めて、Wantedlyで10社ほどのベンチャー企業に応募しました。

しかし、面接にはたどり着けても、「母言語の違い」によるコミュニケーションコストや育成コストの懸念をほのめかされたことが幾度かあり、お互いを尊重し合い、相手の気持ちを大切にするインターン先を見つけるまでかなり時間をかける必要がありました。留学生だからと遠慮されてしまう企業が今もあることが、少し悲しく感じられました。しかし、VISIBRUITは違いました。カジュアル面談時から社員の方が私に優しく、対等に接してくれたんです。会社側にかかるコストの話を抜きに、純粋に「普通の大学生」として扱ってくれたように感じました。コミュニケーションも気持ちが良く、迅速な対応をしていただくたびに、信頼度が高まっていきました。そのときのことは今でも感謝しています。

私を日本人学生と同様に、対等に扱ってくれて、自分が将来携わりたい人事の仕事にとことん関われる環境。総合的に見て、応募した当時から一番魅力的だったのがVISIBRUITだと思っていたので、今働くことができているのが嬉しいです！

──現在の業務について詳しく聞かせてください。

現在は2つの業務に携わっています。

まずは、採用コンサルティングのアシスタント業務です。

具体的な業務内容は、選考書類の管理、候補者へのメール対応や選考の設定などです。ベーシックな業務ですが、候補者とのコミュニケーションは採用活動の大動脈です。メールを打つ画面の向こう側には、企業の担当者や候補者がいます。相手がいることだからこそ、責任感を持って丁寧に業務をこなすことを意識しています。

選考フローが複雑で、使用している採用媒体の数が多いこともあり、こなさなければならないタスクが多い時期もあります。ただ、他のインターン生と協力しながら、クライアントの採用活動の一端を担うことが出来ている点や、さまざまな採用媒体を使ってみることが出来ている点に自分の今後のキャリアとの接点を大いに感じることができ、面白く感じています。

それに加えて、就活コミュニティ「VISIBRUIT Jr」の運営にも携わっています。

VISIBRUIT Jrは、就活イベントの開催やSNSでの情報発信を通じて、就活生を応援するコミュニティです。

現在はインターン生4人で、企画書を書くこと、宣伝、当日の運営にいたるまで一貫して回しています！私は、そのなかでイベントの企画担当をしています。私が就活生時代に得た知識や現役就活生の実際のお悩みをもとに、さまざまなイベントを企画しています。過去には、面接対策講座や、社会人のリアルな働き方についてお伝えするイベントを開催しました。

イベントを通じて、普段業務では関わりの薄いインターン生とも密にコミュニケーションできるのがこの仕事の個人的な醍醐味ですね。他のプロジェクトに携わっているインターン生がイベントの登壇者になってくれたり、イベント関係の会議から、コンテンツ作成まで一緒に行うことができます！

──業務のやりがいを感じる点はどこですか？

他のインターン生に、自分が携わってきた業務についての知識をインプットするときですね。

業務に長く携わっていると、徐々にわかることが増え、自分にノウハウが溜まっていきます。業務のマニュアルはありますが、それも変化の激しい現場では必ずしも完全ではありません。そんな難しい状況のなかで、新しく入ってきたインターン生がちゃんと業務に着手し貢献していけるよう、教える役割を任せてもらえる。そんな責任感のある仕事に嬉しさを感じます。

また、時間をかけてつくりあげてきたものを世の中に公開するときには、達成感を感じてワクワクします。

VISIBRUIT Jrでは、何度も会議を重ねながらチームで1つのイベントをつくりあげます。イベント担当になって1か月後には企画を実行するフェーズにいる、というスピード感には驚きながら、クオリティにはこだわって業務を行います。イベントを実施したときに、どのような反応が返ってくるかが楽しみです。

──業務で大変だと感じる点はありますか？

採用コンサルティングのアシスタント業務では、まず仕事に慣れるまでが大変でした（笑）。マニュアルを手に、選考のオペレーションの変更や、候補者からの個別のお問合せなど、定型業務を超えた対応を求められる状況が日常的に発生するので、その都度順応していく必要がありますね。

就活コミュニティ「VISIBRUIT Jr」の運営では、そもそもゼロから良い企画を考えだすこと自体難しいと感じています。何かを企画をした経験がいままで1度もなかったので、どのようにしたら良い企画ができるのか、全くわからないながらも頭をひねっていくことが求められます。代表に企画書を通すのも大変な仕事のうちの1つですが、頑張って良い企画を立案し、就活生の一助となれればと思っています。

──VISIBRUITの雰囲気はどうですか？

とても明るくて元気で、ポジティブです！

勤務中には仕事に真面目に取り組む姿勢を忘れない方ばかりです。が、基本的に社員さんやインターン生は皆明るいのでとても話しやすいと感じます！

とくにその明るい雰囲気が顕著に出ているのが、”Internships”です。

”Internships”は、週に1度、代表の佐藤さんとインターン生とが業務について話したり、人生相談したりできる場です。

社長と聞くと、仕事一本でなかなかお話できないイメージを持たれるかと思うのですが、ちゃんと話す場を設けてくれますし、話も真剣に聞いてくれます。くだらないことで笑ってくれる一方で、真面目な話にも乗ってくれるのは嬉しいですね。

──VISIBRUITで得たものは何かありますか？

社会人マナー、成果を出す経験、そして沢山の良い友人です。

日々の業務では、候補者とのコミュニケーションや、社員を交えた会議への出席を通じて、自然と社会人としての立ち振る舞いが洗練されていきます。社員さんからも適切な場面でフィードバックをいただけるので、自分を徐々に改善させていくことが出来ています。

また、大学以外で成果を出すことができる場に身を置くことができるのは刺激的です。私はサークルには属しておらず、大学での主な活動はゼミだけなので、経験ゼロでもインターンで採用コンサルティングのアシスタント業務に携わったり、就活コミュニティのイベント企画を担当できたりするなかで目に見える成果を出せることにとてもやりがいを感じます！

自分の人間的な成長も感じつつも、やはり多くの良い友人に恵まれたことは自分の精神的な支えにもなりました。出社した際には社員さんや他のインターン生とご飯に行けますし、ときどきプライベートでも一緒に出かけられる仲間ができたことがとても嬉しいです！