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オフショア開発はQCDを向上するため、お互い理解が一番大事だ

技術を習得できる人口層を多く有しています。その結果、ベトナムでは日本のソフトウェアエンジニアとコスト比較すると20%~30%のコストで雇用する事が可能となっています。 しかし、文化面で見ると両国間での文化ギャップ(異文化コミュニケーション)があり、同じ事象を見ても、日本人とベトナム人では決して同じ認識にはなりません。

ベトナム人は日本文化を理解(あるいはその逆)をしようとしますが、それは容易でなく、長くつらい努力が必要です。

日本企業がオフショア(ベトナム)する場合には異文化コミュニケーションを克服する事が必要であり、長期的で協力的な安定した基盤は構築にはその問題を克服する必要があります。

多くの日本企業はオフショアを開始して3年たっても成功していないと気がつきます。或いは異文化コミュニケーションがそこに存在すること自体に気がつかない場合があります。

典型的なオフショア失敗の経過は次のとおりとなります。

1年目:(新婚期)両者は新しく発見することが多く、両者は楽しい時間を共有することができます。

2年目:(倦怠期)両者は一緒に居ますが、両者は文化の違いに苦しみます。

3年目:(倦厭期)両者は一緒にいません。日本側は自体改善は見られない事から業務を継続するか検討します。

ベトナム側の多くのメンバーは退職し、その都度メンバーを補充する事態が繰り返されます。このようなオフショア失敗の結果、想定していたコスト削減は達成せず、時にはオフショアするよりも高価なものになります。日本の大企業にとって人材不足・人材柔軟調整を解決するための理由で、このコスト問題が大きな問題となることは少ないですが、中小企業の場合にとっては大きなインパクトと時間の浪費になります。

ベトナムの企業もその影響は大きく、優良な従業員は退職するので都度充当する新たなメンバーを雇用するものの、経験とスキル不足から日本の要求に答えることができない状況になります。

rikai.technologyのミッション私たちの会社はこの異文化コミュニケーションを克服し長期的で優良な協力関係を持つ基盤を構築することを目的とし、日本の中小企業やドベンチャー企業に協力したいと考えています。弊社がもつベトナムにある開発センターは、eコマース、ファイナンシャル、セキュリティ、ロジスティック、テレコミュニケーション、エンタテイメントについての構築技術を持っています。

ここで日本のエンドユーザーに製品やサービスを提供する事で、日本企業の経営に寄与するとともに、ベトナムにとっても若手技術の雇用チャンスの創造・高品質で低コスト、短期納品を実現する有効な場になっています。

私たちのアプローチは両者のギャップを調整することではなく、相互理解を基本とし、その理解の上で新たな組み合わせや価値を創造し両者の利益を得る事にあります。

ベトナムの会社文化は家族を中心とした感情文化を基本としています。一方、日本からオフショアとして求められるものは「報連相」をベースとした文化と品質・製品を提供する事です。この文化はベトナムで相容れないものではありません。

しかし、オフショア先をベトナムとして実現するには、従業員だけでなく、従業員の家族(子供、夫、妻や妻の父や母。)が、「お客様にとって重要でありそれを提供することは誇りである」という事を理解する事が必要です。我々によって日本の「モノづくり」の神話が維持できることは誇りですが、すぐには実現することはできません。毎日少しずつ良くする努力が必要です。そうすることによって、ベトナムの従業員(家族)と日本のお客様の両方にとって新たな価値を生み出すことができると信じています。

「Rikai {technology}」の仕組みは委譲構文と同じです。フロントエンドのプログラミング言語である強力な仕組み(javascript)を使用して、2人のピアツーピアアクター間の非同期の対話を処理するのと同様に、顧客は技術をRikaiに委譲し対話することにより結果(利益)を生み出します。Rikaiはこの為に両者に入って会話・調整し、その結果をお客様に返します。相違を理解に変えるの事こそがRikaiの持つ技術にほかなりません。

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