福島県川俣町は、山木屋地区でのトルコギキョウ新規就農者を地域おこし協力隊として募集します。
川俣町とは
福島駅から車で30分、里山と清流に囲まれた自然豊かな町です。
人口は約1万3千人で、古くから絹織物の町として栄え、最近では朝の連続ドラマ小説「エール」の舞台になりました。特産物として、世界一薄い絹織物「川俣シルク」や闘鶏からおもてなし料理に発展した地鶏「川俣シャモ」があります。
働く場所は、山木屋地区
トルコギキョウの生産地は、町から車で20分の山木屋地区にあります。
標高500メートルの准高地で、花づくり・酪農を主な産業とし、冬には天然のスケートリンクで子どもたちが遊ぶ姿が見られました。しかし、少子高齢化に加え、東日本大震災時から「指定避難区域」の対象となったことでますます離農が進み、後継者不足問題を抱えています。
トルコギキョウとは
トルコギキョウはブライダルの装飾やブーケに使われたり、記念日等の花束を華やかにしてくれたり、花言葉に「感謝」「穏やか」という意味もあるので、葬儀に使われたりもしています。
山木屋地区のトルコギキョウ栽培は、約30年前にスタートしました。
山木屋の昼夜の寒暖の差が生み出す発色のよさと農家さんが長年にわたり培ってきた知恵・技術による日持ちの良さで、「あぶくまカットフラワーグループ」としてのブランドが市場で高く評価されています。
あぶくまカットフラワーグループとは
山木屋地区で、トルコギキョウを中心に切り花などを生産する花卉農家のグループです。
現在8つの農家さんが所属し、グループで年間約30万本を出荷し、トルコギキョウを県内の特産品に育て上げています。それぞれの農家さんが自営業で花づくりを行っていますが、定期的に会合や意見交換会を行い、ノウハウを共有しあい、トルコギキョウのブランド価値を落とさないよう、切磋琢磨しています。