堀 隼人
自律農作機械の設計・製作
友達の紹介で高知の四万十町にある農業商社にインターンシップに行っています。 ニラは日が昇ると軟くなり収穫できなくなるため、 朝早くから起きて収穫しなくてはなりません。 そこで、収穫ロボットの開発が出来ればと考えたのが、 このプロジェクトのスタートでした。 2018年2月にこの誘いを受け、まずは高知に出向き、生産者がニラを刈り取る姿の観察、 実際に自分も刈り取ってみることから始まりました。 ニラを刈り取る機構をスケッチアップしていき、 そこから実際に図面に落としていく作業を何度も繰り返しました。 刈り取れるを大前提に出来るだけ、機構の単純化を行なう作業には骨が折れました。 実際に部分的なプロトタイプを製作し、ニラを刈り取ると 様々な問題が浮き彫りになり、ニラを押さえつける機構の不良が発覚したり ニラの断面がざらざらになったり、畝の凹凸により刈り取る高さが不揃いになったりと… 開発フローも何も知らない大学院生が1人で手探りでものを作る厳しさを痛感すると共に、 ものづくりの奥床しさやもっと勉強しないといけないと思っています。 どんな形でもこのニラ自動収穫機を形にしていきたいです。