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あの人気番組は、ほんとに『人気』なのか? 視聴データを深さと広さに分解し、コアなファンのいる番組を知る!

こんにちは。TVISION INSIGHTS(以下、TVISION)でカスタマーサクセスをしている、フクシマです。

今回はTVISIONのウェブサイトで定期的にリリースしている業界、CM、番組ランキングとは少し趣向を変えて、TVISIONデータの大きな特長である個人を特定し、時系列で視聴行動を追える点に焦点を当てた社内研究結果をご紹介させていただきます。
この研究はTVISIONのインターン生であり、東京大学で計量経済学を学んでいるメイちゃんが分析を担当してくれました!(なんと今はイエール大学に留学中です)
※TVISIONのプレスリリースはこちらからご覧ください(https://tvisioninsights.co.jp/news/

個人を特定し、時系列で視聴行動を追える」とはどういうことかと言うと、例えば、クールが変わっても常にフジテレビの月9ドラマをリアルタイムで見続けている『絶対的月9信者』や、テレビの視聴時間は短いけど深夜帯のお気に入りの番組は欠かさず見ている『番組のコアなファン』がどれくらいいるのか、などがわかります。
このように誰が、どれくらいの頻度で、どの番組を見ているのか、といったテレビ視聴行動を定量データを使って明らかにすることができるのです。

さらにTVISIONでは、このデータを毎秒単位で人体認識センサー技術を用いて取得しているので、習慣的に毎朝テレビをつけていてもBGM化していてほとんど画面を見ていなかったり、家事などで動き回っていてテレビの前にいなかったり、ということが秒単位でわかります。怖いですね(笑)。
でも、安心してください! 
TVISIONでは動画でなく、テレビの前にいる、テレビを見ている、という情報のみを瞬時にゼロイチのデジタルデータ化して蓄積しているのでプライバシーは守られています。

前置きが長くなりましたが、今回はTVISIONが取得しているテレビ視聴データのうち、番組の視聴データに焦点を置いて、「幅広い人に見られているか」「繰り返し見られているか」という観点で番組の見られ方を分析したいと思います。
第1回目は、番組の視聴頻度(以下、フリークエンシー)を深掘りします。

*番組の選定条件:2019年4月クールのプライム帯(19時台から22時台)に放送されているレギュラー番組で、1回の放送時間が15分以上かつ、放送回数が6回から13回の番組(94番組)

曜日と放送局で平均フリークエンシーに違いがあるのか?

これは、2019年4月~7月のプライム帯(19時台から22時台)に放送された民放キー局(日本テレビ、テレビ朝日、TBS、テレビ東京、フジテレビ)合算の曜日別平均フリークエンシーです。属性は個人全体。

フリークエンシーは、頻度なので回数で表すのが一般的なのですが、今回は放送回数が異なる番組を対象に分析をしている為、回数ではなく割合(%)で頻度を表現しています。全放送回の内、平均的にどれくらいの割合で見られていたのか、と考えていただければと思います。

例えば、月曜日の平均フリークエンシー23%が意味することは、13回放送の番組において(13×23%=2.99)約3回が一人あたりのこの番組の平均視聴回数ということです。

このように、曜日で平均フリークエンシーが変わることがわかります。週の前半のほうが高頻度で見られている番組が多いのです。週末は予定が流動的なので決まった時間にテレビを見られないのではないか、ということがデータで証明できます。

番組の平均フリークエンシーの算出方法は以下になります。

例えば調査対象が3人いて、ある番組の視聴行動が以下の図のような場合、この番組の平均フリークエンシーは12÷39=30%です。これに実際の放送回数を掛けた数字が番組の平均視聴回数となります。

※人の絵は視聴している日を示しています。
※番組放送時間の20%以上をテレビの前に滞在している=視聴していると定義しています。

さらにこの平均フリークエンシーを民放キー局別にグラフに示すと、以下のようになります。

日本テレビ


テレビ朝日


TBS


テレビ東京


フジテレビ

ここで面白いのは、5局平均だと金土日のフリークエンシーが落ちる傾向が見えたのですが、TBSはそれほど曜日によって差が出ていなかったり、逆にテレビ東京では金曜日にフリークエンシーが上がっていたりしていることがわかります。

テレビ東京の金曜日は平均フリークエンシーが高いのですが、20時からミステリードラマ「執事西園寺の名推理」、21時から「所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!」、22時から「たけしのニッポンのミカタ!」と中高年層をターゲットの番組が続いており、固定視聴者がついているのではないかと考えられます。

また、日本テレビの金曜日でフリークエンシーが低い理由は、2時間番組の「金曜ロードSHOW」が該当しており、毎週異なる映画が放送されるので、見たい映画の時だけ事前にチェックしてちゃんと見るというワンタイム的な視聴行動が影響を与えていると考えられます。

平均フリークエンシーの高い番組ジャンルは?

※番組ジャンルはエム・データ社の分類に準拠しています。

次に番組ジャンルによって、平均フリークエンシーに違いがあるかを調べました。
最もフリークエンシーが高いのはドラマで、次いでアニメ/特撮、バラエティという順になりました。
習慣的に見ていそうなニュース/報道の番組のフリークエンシーがそれほど高くないことが意外な結果でした。

私が見ている番組はフリークエンシーが高い番組なの?

続いて、ジャンルの中でも最も番組数が多いバラエティで、フリークエンシーが高い番組と低い番組を一部公開します。放送回数によって平均フリークエンシーにばらつきがあるので、各放送回数別に標準値と比べてフリークエンシーが高いか低いかを比較しました。

フリークエンシーの高い番組ベスト10(バラエティ)

表で黄色く色付けしている一番左の『放送回別標準値との差』の列をご確認ください。
こちらが、放送回数別に標準値に対してどれくらい差があるかを示しており、降順に並んでいます。
例えば、1位の「プレバト!!」は、11回放送の番組平均視聴回数が1.91回なのに対して、一人当たりの平均視聴回数が2.71回と高頻度で見られているので、2.71÷1.91=142%(11回放送のバラエティ番組の標準よりも42%頻度が高い)ということを意味しています。

フリークエンシーの低い番組ワースト10(バラエティ)

続いて、フリークエンシーの低い番組です。こちらは『放送回別標準値との差』が昇順で並んでいます。いかかでしたか?
たくさんの人が見る番組と、ひとりが高頻度で見る番組は異なるので、普段耳にしている視聴率が高い番組が必ずしもフリークエンシーが高い番組とは限りません。

次回は、このフリークエンシーに接触人数(リーチ)を掛け合わせて、バラエティ番組を4象限に分類分けをしたいと思います。さらに、TVISION独自の指標であるVI値とAI値を用いて、フリークエンシーの高い番組は滞在レベル、注視レベルでも「リアルに」よく見られているのかを明らかにします。ご期待ください。

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