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プレイドを辞め、シード期2号目社員として挑戦する理由

※2022/10/にnoteで公開した記事を転載しています。

はじめまして。最近わんちゃんを迎え入れて、失いかけていた感情を取り戻しつつあるmatty(daigo.isamatsu)です!

転職してからあっという間に3ヶ月が経過し、3ヶ月とは思えないほど濃密な経験を積めていますが、それは別の機会にまとめようと思います。

今回、初めてnoteを書くのですが、30歳という節目に自身のキャリアに向き合い、転職をすることになったので、備忘の意味も込めてまとめてみようと思います。
拙い文章になるかと思いますが、どうか最後まで読んでやってください。


【プロフィール】
2014年4月に新卒でSIerのSEとして、不動産系システムの開発、大手電力系のインフラ設計、構築に従事。2016年7月にIT系人材紹介会社でキャリアコンサルタントとして従事。プレイヤー兼マネージャー、NPS向上pjtのリードを経験。2018年7月にプレイドで人事として、主にプロダクトサイドの採用(中途・新卒・インターン、採用広報・技術広報)を中心にIPO後までの組織づくりに従事。2022年7月にサプライチェーンのリスク管理SaaSを開発・提供する「Resilire」にコーポレート部門立ち上げメンバーとして参画。

サマリー

ざっくりこんなことをまとめています。

  • プレイドで人事として学んだこと
  • なぜシード期スタートアップへ転職したのか
  • 30代のこれからの挑戦

このnoteは、以下のような方に向けて書きます。何かの参考になれば嬉しいです。

  • シード期スタートアップに興味がある方
  • 大きな社会課題に挑戦したい方
  • 30代以降のキャリアを考えている方
  • 人事でキャリアを積むことを考えている方

人事キャリアのスタート

私自身、「テクノロジーを通して、新たな価値を見出し、社会を豊かにしていきたい」という漠然とした想いがあり、実際につくる〜エンジニア、働く人をふやす〜キャリアコンサルタントと手段を変えつつ、これまでIT業界に関わってきました。
これまで事業会社での経験がなかったことから「本当に価値として広げたい事業にDeep diveしたい」「顧客の価値を追求し続けられる組織づくりに関わってみたい」という想いを抱くようになり、当時、ご縁があったプレイドで事業会社人事のキャリアをスタートさせました。


プレイドは「データによって人の価値を最大化する」をミッションに掲げ、マルチプロダクトを開発・提供するテクノロジーカンパニーです。
・ユーザーの行動データを時系列で蓄積・分析できるデータベース・解析エンジンを軸にしたプロダクト「KARTE」
・サイトをノーコードで書き換え編集できるプロダクト「KARTE Blocks」
・だれでも大規模データを直感的に扱うことを可能にする新プロダクト「QualtData」

入社当時はプレイドはあまり知られておらず、私もその1人でした。そんな中、入社を決めた理由は主に2つあります。

  1. 苦手なオンラインの体験を変えられる
    学生時代、飲食店でアルバイトをしていた経験があるのですが「オフラインで人が提供する体験は最強だ」と考えていました。
    双方向のコミュニケーションがあり、お客様の表情や声色、言動はもちろん、グラスを置いたときに鳴る音の重さ。小さな動きにお客様の感情が見られ、それをヒントに何を提供してあげられるか?を考えられ、思いやりに溢れた空間を提供できます。

    逆に、Webやアプリなどのオンライン体験はどちらかというと苦手でした。オンラインは、一方通行のコミュニケーションが多く、企業側がユーザに伝えたい・与えたい価値を一方的に押し付けている印象を持っていました。

    プレイドが開発する「KARTE」は、オンラインユーザの行動をリアルタイムに解析し、ユーザに合わせた最適な体験を提供する、というプロダクト。オンラインのユーザ行動データがあれば、「オフラインと同じような体験を提供できるのではないか」「ユーザとしての体験向上はもちろん、企業としても届けるべき人に情報・価値を提供ができる」「どの領域での活用できるデータだ」とワクワクしたのを覚えています。
  2. 「人」への向き合い方
    転職活動をする中で、プレイド以外にも話を聞かせてもらいましたが、どの企業も採用には困っていて、人事を積極的に探していました。
    その多くが「経営直下で仕事ができること」「採用ボリュームがとにかく多く、やることがたくさんあること」を熱量高く伝えてくださったのですが、当時はあまりしっくりきていない自分がいました。
    プレイドは、唯一、今まで入社してきたメンバーについて教えてくれました。メンバーのバックグラウンドや入社したことで新たなプロジェクトが始まったこと…
    一人ひとりの個性を活かし、組織づくりをしている印象を受け、プロダクトや組織の考えに一貫性もあり、人の可能性を本気で信じている会社だと強く感じることができたのを覚えています。

これらの理由からこの事業にDeep diveして、強い組織づくりに関わっていきたいと決意し、プレイドに入社しました。

プレイドで人事として学んだこと

約4年間を過ごしたプレイドでは、組織全体としても70名から300名と急成長期に関わることができ、非常に刺激的で毎日楽しかったです。
業務委託で関わり始めましたが、入社前後から刺激しかなかったです!笑

思い出を振り返ると…

  • 選考時、「人事未経験だと厳しいから業務委託で関わって、自分で実績勝ち取って社員になっちゃいなよ!」と言われ、他社内定を全て蹴って、入社したこと
  • 人事未経験にも関わらず、入社2週間後、もう1人の人事(師匠)がNYに旅立ったこと(1週間前に知らされました笑)
  • 顔も知られていない中、経営陣や面接官に声をかけ、面談や選考の相談をしに行ったこと
  • 盲点だったのは、NYとの時差12時間。業務時間終業後がNYの朝。怒涛のフィードバックタイム

今、思い返してもかなり大変でした。
スタートアップは「崖の上から飛び降りながら、飛行機をつくるようなものだ」とよく言います。
飛行機をつくれたかは分かりませんが、飛び降りたことは間違いないです!笑

そんな刺激的なプレイドで学んだことは数え切れませんが、代表的なものを3つ。

  1. 人事の目的は、事業を成長させること
    プレイドのコーポレート部門は「アクセラレーター」という組織名で活動しています。事業メンバーのサポートという位置付けではなく、一事業メンバーとして、事業を加速させるための仕組みづくりにミッションを置いている組織です。
    常に目的を事業成長に置き、それらを加速させるために何ができるか、を考える組織でした。

    一般的なコーポレート業務は、サポートという位置付けが多く、手段である「人」や「環境」が目的になりがちな役割だと感じます。コーポレート担当者は、ホスピタリティ溢れる人が相対的に多く、強く意識しなければ、目的が事業成長ではなく、目の前の人を助けることに向いてしまうことも少なくないと思います。

    私もまだまだ至らない点はありますが、目的を事業成長に置いて、考え続けたことで、本来向き合うべき事業課題にトライし続けられた4年間だったと感じます。今後もこの視点を忘れずに、事業課題に向き合っていきます。
  2. 相手の帽子をかぶって、物事を考える
    「相手の帽子をかぶる」は、相手の視点に立つ、という例えです。
    人事は、職業柄一番多くの職種と関わりがあると言っても過言ではないです。社員だけではなく、求職者やパートナー(エージェント)という違いもあれば、家族の事情や条件面などのセンシティブな情報をやり取りすることも多く、個別最適したコミュニケーションが求められます。

    プレイドのKARTEが実現したい世界にも近いです。人の行動データからいかに最適な体験を届けるか。向き合う相手が、何に困っていて、どんな体験を届けることがベストかを考える上で、常に相手の視点に立って考えることの重要性を学ぶことができました。

    特にコロナ禍になってからは非同期コミュニケーションが増え、相手の状況が見えにくくなり、より細かな配慮が必要になってきていると感じています。時代の流れに合わせ、最適なコミュニケーションの在り方を考え続けていくことは必要不可欠です。
  3. 細部にこだわる
    「神は細部に宿る」と、何度も師匠に叩き込まれました。
    伝え方や言葉遣い、配慮など、少し意識をするだけで、一緒に仕事をする多くの人が気持ちよく働けると感じます。
    人事は定常業務も多く、効率化が重視されがちです。スピードを上げることは良いことですが、クオリティを下げて良いことはもちろんありません。
    業務の一つひとつにこだわり抜くことが、最終的なアウトプットのクオリティに差を生むと思います。
    たまに、スカウト文やメールなどでテンプレートのまま、名前を「〇〇さん」と送っている人を見ると、昔の自分を見ているようで発狂しそうになります。速攻意識を変えましょう!笑

「当たり前だ」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、今後も大事にしていきたいことをピックアップしました。
振り返ってみて入社当時は本当に未熟だったと思いますが、そんな私と向き合ってくれた方々には感謝しかないです。そのおかげで、今の自分があると思っています。

転職を考えたきっかけ

プレイドでの生活が充実している中で、外の機会も見てみようと考え始めるようになりました。正直、今までちゃんとキャリアパスを描いてきたタイプではありません。これまでは、自分が伸ばしたい事業の成長に繋がることをがむしゃらに取り組んできました。

今年、30歳という節目を迎えたこともあり、あまり向き合ってこなかった自分自身と対話しようと思ったのが、一つのきっかけでした。

プレイドで過ごしてきた時間を振り返ると、人事としてグロース期、IPO前後の組織づくりや分社化など、様々な経験することができ、前述した通り、とても充実した日々を過ごせました。
一方で、それらを創り続けられたのは、初期から積み上げてきた核となるカルチャーや優秀なメンバーの存在が大きい、とも感じていました。入社当初からすでに優秀なメンバーが揃っていて、良いカルチャーが創られていたな、と。

どうせなら少しでも若いうちに、これらをゼロから創り上げることの難しさを味わいたい。チャレンジしたい。自らの手でゼロから組織を創ってみたい。という想いが強くなっていたことに気づきました。

そして話を聞いていく中で、最終的に現職の「Resilire(レジリア)」へ転職を決めました。

シード期スタートアップ「Resilire」を選んだ理由

まず、簡単にResilireの事業について紹介させてください!

Resilire(レジリア)は、「テクノロジーで持続可能な社会を創造する」をビジョンに掲げ、サプライチェーンリスク管理SaaSを開発・提供しているスタートアップです。昨今、新型コロナウイルス影響、ウクライナ情勢、度重なる全国的な災害の影響でサプライチェーンは不安定さを増し、経済への甚大な被害を与えています。一方でサプライチェーンの管理は現在Excelなど手動で行われているケースが多く、災害時に瞬時に影響を把握し、対策が出来ている企業は少ないのが現実です。また、サプライヤー(調達先)がブラックボックス化(特定できていない)しており、災害等のインシデント発生時の影響把握が遅れてしまうことも大きな問題になっています。経済産業省の「製造業を巡る動向と今後の課題(2021/9)」という資料の中でも、一つ目のトピックとして掲げられているほど大きな社会課題となっています。私たちResilireは、この大きな課題に向き合い、サプライチェーンのレジリエンス(回復力)を高めることに挑戦しています。

Resilire(レジリア)|サプライチェーンリスク管理クラウド Resilire(レジリア)は、サプライチェーンを可視化し、サプライチェーン寸断による損害を予防するクラウドサービスです。 www.resilire.jp

今までサプライチェーンに無縁だった私が、なぜResilireを選んだのか。主に4つの理由があります。

  1. ビジョンへの共感
    昨年、結婚をしたのですが、ライフステージの変化を機に自分が興味を持つ事業の方向性が変わってきている感覚を得ました。
    これまでは、自身の生活や身の回りの環境がより豊かになるものに興味があったのですが、結婚を機に、自分だけはなく身の回りの環境についても考えるようになり「次世代に何が残せるのか」といった考えが強くなっていることに気づきました。

    Resilireのビジョンは「テクノロジーで持続可能な社会を創造する」。
    次世代に少しでも良い社会を残してあげたい。つくりたいと考えている私にとって、実現したい方向性だと強く感じ、運命的なものを感じたことを覚えています。
  2. 事業の可能性
    コロナウイルスが蔓延する中で、トイレットペーパーをはじめとする生活必需品の品薄、住宅や車を購入をした際の納期遅延など、自身の生活に影響がありました。これを読んでいる人の中にも少なからず、生活の中で影響があったのではないでしょうか。

    今後のリスクが増えることが予想される中、日本という国は製造業依存が強く、災害大国です。
    サプライチェーンマネジメントにおいて、まだまだ大きく変えられる余地があり、大きな社会インパクトを与えられるはずです。
    その中でもResilireが取り組んでいこうとしていることは、災害へのリスク予防。この領域ではイノベーションがほとんど起きていない中、Resilireは下記に取り組もうとしています。
    ・現在、環境の影響により増え続けている自然災害のような重大なリスクが起こった際に、全ての組織が存続できる、経済が持続できる社会を創ること
    ・災害の予防だけではなく、災害そのものを減らし、持続可能な社会の実現に向けて、取り組んでいくこと

    大きな社会課題となっていながら、長い年月変化のない状況に危機感を覚え、次第に自分自身が変えていきたいという思いが募っていくと共にResilireが必要不可欠な存在になり得るポテンシャルも感じました。

    また、面接の中で、自動車業界最大手の企業がサプライチェーンへの対策が一番進んでいることを聞き、そこに大きなビジネスチャンスがあると感じました。
    私自身が車を購入する際、どのメーカーも製造の待ちが発生しており、進んでいると言われているメーカーでさえ、製造の目処が立っていない状況です。
  3. ゼロから組織を創れること
    私は、Resilireの2号目社員でのオファーでした。
    プロダクトは正式ローンチから1年が経ち、導入企業も出てきているタイミング。一方で、組織としては、ほぼ創業期という非常にスピードが求められる中で、ゼロから組織づくりに関わっていける、チャレンジングな環境に惹かれました。

    代表の津田とプレイドの急成長を経験したことから創りたい組織や大事にしたいカルチャーについて色々話したのですが、お互いに描く像がかなり似通っており、一緒に組織を創っていけるイメージを持つことができたことも大きかったです。
  4. 代表の魅力
    代表の津田と知り合いだったの?とよく聞かれますが、全く知らなかったです笑
    今回の転職活動で、フォースタさんから紹介をいただき、出会うことができました。(良い企業と繋いでいただき、本当にありがとうございます!!)

    面談でも津田はどんな人?とよく聞かれますが、私は社名の由来にもなっている「"レジリエンス"力が高い人間」と話しています。
    レジリエンスとは、一言で言えば回復力です。
    代表の津田は、学生起業家で、まだ26歳という若さでありながら、様々な失敗を経験し、それらを乗り越えてきた人間です。(詳しくはこちら

    自らの失敗をオープンにすることができ、そこから学びを得ることで、新たに挑戦を続けていく姿勢からResilieもレジリエンスの高い組織を作っていけるのではないかと考えています。

これらの理由からほぼ創業期に近い何も整っていないResilireに入社を決めました。
あるのは大きなポテンシャルを秘める事業の種と数名の仲間のみ。
これらを顧客の価値に還元できるかは自分たち次第なので、顧客にとことん向き合い続けて、事業・組織を成長させて行きます。

30代になった現在、Resilireで挑戦したいこと

最後に、今後挑戦したいことを自身の備忘も含め、書いておきます。
ゼロから組織を創ることはあくまで序章で、その先に下記を実現して行きたいと考えています。

  1. Resillireを導入することで、エンドユーザーへの製品供給に影響が出ない状況を作る
  2. 国内外のユーザーに使ってもらえるプロダクト創り
  3. グローバル展開を実現する組織づくり
  4. 仲間がチャレンジし続けられる環境づくり

これらを実現するためには自分自身も数段ステップアップをしなければなりませんが、葛藤しながらも楽しみながら成長していきたいと思います!

最後に

ここまで読んでくださった方々、ありがとうございました!
少しでも誰かの参考になっていたら幸いです。

そしてResilire(レジリア)では、災害リスクという大きな社会課題を解決したいチャレンジングな仲間を探しています!
このまま放っておくとリスクが増え続けていく、そんな未来を一緒に変えませんか?

情報収集でも構いません!少しでも興味を持っていただけましたら、気軽にご連絡ください。カジュアルにお話しましょう!!

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Resilire採用情報
目次
https://recruit.resilire.jp/


それではご連絡お待ちしております!!

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