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新入社員が圧倒的な「主体性」を持つためのマインドとは?MVRを受賞した、期待のルーキーに聞く

SUPER STUDIOでは、社内表彰制度「SUPER STUDIO AWARD」を実施しています。今回から10回に渡り、2023年度の受賞者インタビューを紹介します。

最初に紹介するのは、2023年度MVR(Most Valuable Rookie)を受賞した大野 椋風(おおの りょうか)さんです。インタビュアーは人事戦略室 室長の吉田が務めます。

大野さんは2023年の入社以来、新入社員とは思えないほどの活躍で、特に10以上のユニットの採用を同時進行するためのマルチタスク能力や調整力、推進力が評価されています。そして、2024年2月からは、キャリア採用チームのリーダーに抜擢されました。

今回は大野さんに、仕事に主体性を持つための秘訣やマインド、マルチタスクを推進するうえでの具体的な方法について話を伺いました。

ーまずは、自己紹介と今までのキャリアについて教えてください。

大野:2018年に新卒で人材紹介・派遣会社に入社し、最初の半年は営業担当、その後キャリアアドバイザーとして求職者の転職活動を支援していました。
2022年には、社会インフラ向けのDX事業を行うスタートアップ企業に転職し、ビジネス職の母集団形成を中心に、中途採用業務やオウンドメディア記事の企画制作を担当しました。
2023年にSUPER STUDIOに入社し、ビジネス職をメインに一部デザイナーやエンジニア職種の母集団形成からクロージングまでを担いながら、Wantedly記事の企画制作にも携わっています。

ー入社してから大変だったこと、またそれをどのように乗り越えたのか教えてください。

大野:担当する採用ポジションの数が多かったため、会社や事業、プロダクトについて把握した上で、各ポジションごとの業務内容や採用要件、面接官の特徴を押さえておく必要がありました。また、それらの情報をインプットして採用活動に活かすための「魅力」に変換し、エージェントや求職者に向けて自分の言葉で訴求していくことが大変でした。

仕事をする上で当たり前のことではありますが、「主体的」に取り組むように意識してきました。たとえば会社や事業、プロダクトに関する情報については日頃からこまめにSlackやConfluence(社内情報共有ツール)で探しつつ、各ポジションの詳細については現場の面接官となる方に直接ヒアリングを行っていました。 ヒアリングの際は、面接官の方の時間をいただいているという意識を忘れず、できる限りコミュニケーションコストを抑えるよう心がけていました。 事前に必ず自分の考えや意図を整理した上で、ヒアリングを行うようにするなどですね。たとえば候補者の方の合否を判断するタイミングで面接官の方とコミュニケーションを取り、「自分はこういう理由で通過/お見送りだと考えているのですがどう思われますか?」というように、相手の考えを引き出しやすい聞き方を意識していました。また、カジュアル面談や面接に同席させていただき、「どんなことを話しているのか」「どのような基準で判断しているのか」を自ら見聞きして学んでいました。

また、情報をキャッチアップして満足するのではなく、1から10まで自分の言葉で言語化できる状態を目指しました。
例えば積極的にエージェントさんとコミュニケーションを取る中で、会社や採用ポジションについて自分の言葉で説明する場を意図的に作っていました。時にはミーティングなどで先輩にも同席していただき、フィードバックをもらいながら内容を細かく振り返る機会を作りました。こうして自分の理解度を把握した上で、また次の説明機会に向けて準備をしていきました。

ー仕事に対するモチベーションはどこからきているのでしょうか。

大野:もともと自立心が強い方だと思っています。「業務を自分主体で完結できるようになりたい」と常に考えていたので、自ずと主体性を持って業務に向き合うことができていたかなと思います。

また、前職で初めて中途採用業務に従事したのですが、その経験が影響していると思います。前職で中途採用業務に関わるまでは、「キャリアアドバイザーの経験を活かして、即戦力で活躍できるだろう」と思っていました。しかし、実際に事業会社で採用業務を行う中で、エージェントとしてフロントに立っていたときとは見える景色が異なることに気づきました。バックオフィスの立ち位置から社内外の様々なステークホルダーを巻き込み、自社の採用を行う難しさを痛感しました。

いつ誰をどのように巻き込んでいくのか、何を優先して動いていくべきなのかなど、前職で様々なことに頭を悩ませ、壁を一つずつ乗り越えてきたからこそ、SUPER STUDIOではその経験を活かして即戦力として活躍したいというモチベーションで業務に取り組めたと思います。



ー今回のMVR受賞では、10以上のユニットの採用を同時進行するマルチタスク能力や調整力、推進力も評価されています。普段の業務で工夫していることを教えてください。

大野:工夫というよりは、当たり前のことを徹底することを意識しています。Slackやメールはすぐに返信することを心がけ、自分でボールを長く持たないようにしています。その場ですぐに対応できない状況だったとしても、できる限り何かしらの一次アクションを返すようにしています。

その他にも、敢えて自分から対応期限を設けるなどして、その期限を確実に守ることを徹底しています。
期限を守ることは当たり前のことではありますが、小さな当たり前を積み重ねることで相手から信頼を得られますし、こちらからのお願いに対しても快く応じてもらえる関係性を築くことができます。入社して間もない時は、短期間で社内の多くの方と信頼関係を構築していく必要があるため、非常に有効な方法だと思います。

タスク管理については、人それぞれやりやすい方法で良いと思います。私の場合はGoogleカレンダーの上部にタスクを入れ、日々対応の優先順位を決めています。
もちろん、他のツールを利用してもタスク管理は問題なく行えると思いますが、Googleカレンダーはタスク管理以外の目的でも一日に何度も見るツールなので、その度にタスクを思い出すことができますし、日常業務の導線に含めることでタスク漏れを防ぐことができています。

ー日常業務に対してどのようなマインドで向き合っていますか?また、意識していることや努力していることがあれば教えてください。

大野:二つあり、 一つ目は「自分の介在価値が何か」ということを常に意識することです。
現状、SUPER STUDIOの採用活動はエージェントさん経由で選考を進めることが多いため、採用担当者は候補者とコミュニケーションを取るよりもエージェントさんとコミュニケーションを取る機会が必然的に多くなります。そのため、「採用担当者が現場の面接官とエージェントさんの間に入って選考を進める意味は何か」「少しでも採用確率を上げるためにできることは何か」など、採用担当者としての介在価値を常に考えながらエージェントさんとコミュニケーションを取ることを心がけています。
また、そのコミュニケーションの中でエージェントさんから協力していただけるよう、良好な関係性を築くことを特に大切にしています。

実際、過去に私がエージェントの立場で様々な採用担当者と関わっていた経験の中で、ただ情報を共有することだけに終始している採用担当者に対しては、なかなか積極的な支援をしづらかったように思います。「この採用担当者になら、多くの候補者の方をご紹介したい!」とエージェントさんに思っていただけるよう、双方にとってWin-Winな関係性を築く必要があると考えています。
そのためにも、あらゆる場面でコミュニケーションを妥協せず、できるだけ現場の方と同じ熱量や情報量でアウトプットできるように努めています。それは日程調整一つ取ってもそうですし、選考結果の連絡や面談・面接のタイミングなどもしかりです。
まだまだ改善の余地はありますが、この積み重ねによって成果を得られている実感があるので、今後も継続していきたいです。

二つ目は「自責思考で考えること」です。
これは全ての事象を無理やり自責で考えるべきだという根性論ではなく、あらゆる結果を自分ゴトとしてとらえる余地がないか、その可能性を考え、起こった事象の要因を特定して結果に向き合うというということです。

採用業務は、エージェントさんや面接官、候補者の方など多くのステークホルダーと関わるため、さまざまな外的要因によって状況が左右されることが多くあります。その中でも、できる限り「結果」を自分のコントロール下に置こうとする姿勢が重要だと捉えており、この視点を持つことが大切だと思います。社内外問わず、選考過程で関わりのある方々の特徴や状況を把握した上で、仮説を立てながら準備しています。
その準備を徹底した上であれば、結果に対して外的要因による影響が大きかったとしても、他責にせず自責で向き合えるようになると考えています。

もちろん、物事には予測しきれない「運」という要素も含まれていると思いますが、運を外的要因として捉えるのではなく、自分が結果を出すためにモノにするというマインドで向き合うことが必要だと考えています。たまたま運が自分に向いた時、その運を確実に掴めるように準備をすることが重要です。仕事をする上でのマインドとして、そのように日々業務と向き合っています。



ー大野さんは2024年2月からキャリア採用チームのリーダーにも抜擢されました。どんなリーダーになりたいですか? また、マネジメントで意識したいことがあれば教えてください。

大野:これまで求められていた役割は、プレイヤーとして一個人の力でチームに貢献していくことでしたが、これからは自分の視座を数段上げて全体を見渡さなくてはならないと考えています。
メンバーをマネジメントしながらチームとして結果を出すことは、私にとって新たな挑戦となるので、これからは個人技だけではなく、メンバーをサポートしながらチームを牽引することを追求していきたいです。

直近では、キャリア採用ユニットに採用未経験者が入社しています。
採用業務が未経験であっても、これまでのキャリアの中で身につけたスキルや強みを持っていると思うので、その強みを採用業務に結びつけ、活かしてもらえるようにサポートしていきたいと考えています。メンバーが自分で結果を出すための気付きを与えたり、機会を作ったりすることがリーダーの役割だと思っているので、今後はメンバーの力を最大限に引き出し、チームとして結果を出していくことでキャリア採用ユニットの強化に貢献したいと思います。

ーSUPER STUDIOの7つのCULTUREで意識していることがあれば教えてください。

大野:「変わっていくことを楽しもう」というCULTUREは大事にしています。
自分が所属するキャリア採用ユニットも然り、会社のフェーズや採用市場のトレンド、エージェントさんや現場の状況など、変化が激しい環境にあります。それでも常にニュートラルな姿勢で、変化に対して柔軟に適応していけるマインドでいたいと思っています。 変化を楽しいと思えるのがベストなのかもしれませんが、時には「楽しむ」ためのハードルが高いこともあると思うので、まずは「変化にストレスを感じない」くらいの感覚を持つようにしています。ストレスを感じ過ぎてしまうのはもったいないですし、仕事の難しさや上手くいかないことを環境の変化のせいにすると、その後も結果を出すことが難しくなります。まずは変化に動じないことを当たり前にできるよう、ゆくゆくはあらゆる変化を楽しめるマインドを持てるようになりたいです。

ー大野さんは社内外にロールモデルはいますか?

大野:現時点では明確に「この人だ」というロールモデルはいません。
日々の採用業務において、各ポジションのマネージャーの方々と関わる機会が多く、一人ひとりがスペシャリストで、 多方面で学べることや尊敬できることが多いと感じています。その時々で関わる方の良い所や学ぶべき所を見つけて、吸収するようにしています。

今後、自分の思い描くキャリアパスが明確に定まった時には、ロールモデルとしてお手本となる方を見つけ、自身の成長の糧にしていきたいです。

ー最後に、今後の目標やチャレンジしたいことはありますか?

大野:前職も含めると中途採用の経験は約2年程なので、まだまだチャレンジできることはたくさんあると思っています。

社内でのキャリアチェンジなどはタイミングもあるため、来たるチャンスに向けて、引き続き中途採用の領域でスキルを磨いていけたらと思っています。何より、これからはチームリーダーとして結果を出すことを意識して取り組んでいくので、その中で視座を上げながら、ゆくゆくは採用領域に限らず「人事」という職域の中で会社に貢献にできることを見出し、自分が採用に関わった社員から「SUPER STUDIOに入社して良かった」と言ってもらえる環境を作っていきたいです。

MVRを受賞した大野さんのインタビューを紹介しました。入社してすぐに主体性を持って仕事に向き合うスタンスや、どんな仕事にも活かせる具体的なアクションもたくさんあるので、ぜひ参考にして取り入れてみてくださいね。





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