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幸せの定義が多様化する世の中だからこそ、「まなび」で自分の人生を豊かにしていく人を増やしたい【代表インタビュー】

代表取締役 CEO 藤本 崇

こんにちは!ブランディング&マーケティング担当の小坂です。

2012年7月、9つの講座からスタートした『ストアカ』。現在では登録先生数2万人、生徒数34万人を超えるサービスに成長しました。

会社創立7周年を迎えた今、創業社長が描く事業・組織、そして「これからのまなび」の形とは? 今回は代表取締役CEO・藤本崇に直撃インタビューしました!

生活者の多種多様なニーズに対応できる、充実した講座ラインアップが最大の強み

―ストリートアカデミーは、この7月より8期目に突入しました。創業時に描いていた事業の理想像に近づいているという実感はありますか。

CtoCのプラットフォームとして世の中に普及させるという観点からは、立ち上げ時に自分が思い描いていた時間軸よりも相当長くかかってしまいました。直近2年ほどでようやく元々自分が描いていた「誰もが自由に、気軽に、おしえてまなべる」という水準に近づいてきました。

元々事業としてもチャレンジングな領域に挑戦していることは自覚していたのですが、想定以上にハードルが高かったですね。ただ近年競合サービスが次々と撤退している中で、ストアカがようやくCtoCの醍醐味である持続的な成長サイクルに入って来たのは、何よりも優先してユーザーのための体験の質の担保や安心・安全なサービスづくりに真摯に向き合ってきた結果だと自負しています。

―CtoCで事業を展開し続けているストアカの“強み”はどんなことにあるのでしょうか。

『ストアカ』の一番の強みは、日々多様化していく“まなびニーズ”に応えられるコンテンツの「幅」だと考えています。ここで言う「幅」とは、講座ジャンルの豊富さだけでなく、講師の選択肢や価格帯、まなびのスタイル(単発やコース)、参加日程の選択肢の充実という意味も含めています。

今や個人のまなびニーズは多種・多様です。仕事やキャリアのために学ぶ人、新しい趣味を見つけるために学ぶ人、人生に新たな刺激を求めて学ぶ人など。まなびのジャンルの幅も、年々広がってきています。インターネット(SNS・動画サイトなど)で誰もが簡単にバラエティに富んだコンテンツに触れられるようになったことの影響も大きいと思います。個人が「やってみたい」と興味を持つ対象がどんどん広がっているんですね。そんな多様な“まなびニーズ”を満たすには、従来のスクールや専門学校だけでは選択肢が足りないというのが現状だと思います。

創業当初から一貫して「選択肢を増やす」ということにこだわってきたのは、「まなび」という行為を、目的意識が明確な一部の人のためのものではなく、世の中の多くの人が生活の一部として気軽にたしなむものとして普及させたいという想いがあるからです。上場を目指しているのも、まなびの目的やジャンルに特定の色がつかず、すべてのまなびの入り口である『ストアカ』らしさを失わず、中立性と独自性を持ち続けていたいというのが一番の理由です。

対面型のスタイルが、人生の可能性を最大限に引き出す

―“非常にチャレンジングな事業”と仰っていましたが、個人向けのマッチング事業を続けてきて、あらためてどんなところに難しさを感じていますか?

ニーズの多様性以外にも、「まなび」を扱う事業における難しさは大きく2つあります。

1つ目は、人々の「まなび」意欲の多くは、まだ顕在化されていないということ。世の中の多くの人にとって「何かを学ぶこと」って、何となくやった方がいいことだとは思いつつも「今すぐやりたい」「やらなくてはならない」というレベルまでいかないというケースが圧倒的に多いんです。つまり欲求としては存在するんだけど、顕在化させるためには、背中を押したり感化される必要があると。なのでプラットフォームとして、探しやすさやマッチング効率で利用を促進するだけでなく、そもそも大人が学ぶことの魅力や意義付け自体を広く社会に啓蒙していく必要があると思っています。

2つ目は対面型マッチングにおけるハードルです。もしストアカがオンラインで完結するサービスだったら、時間や場所にあまり縛られることなく物理的な制約は少ないんですが、対面型だと同じ時間・同じ場所で人と人を出会わせなければならない。

例えば、会社員は休日、専業主婦は平日の昼間など、受講できるタイミングが1人ひとり違いますし、先生と生徒の時間帯が合っている必要もあります。特にグループ参加における「1対多数」の集客マッチングで学ぶ側と教える側の物理的な都合をマッチングさせるのがとても難しいと感じます。

―なぜその難易度の高い“対面型”のマッチングを続けているのでしょうか。

今の社会人が新しいまなびに求めているものは、「情報」ではなく「出会い」である、という大きな仮説があります。個々人が探している「情報」自体は、インターネット上を検索して拾ってこれないものはないと思います。一方「出会い」という定義には、刺激、気づきなど、知識以上のものが含まれます。例えば、対面でのやりとりでは相手からの反応を見ることができます。そういったことが自信になったり好奇心をそそったりします。

また他の参加者の意見に触れることから新しい物の見方を発見したり、また出会った人と共通の興味やバックグラウンドで盛り上がると交友関係が広がったりもします。実際に講座で知り合って飲み友達になったり、一緒に旅行に行くまで仲良くなったという事例も聞きます。こういうことって、人とリアルに出会うことでしか得ることができないことです。

我々が扱っているものが「まなび」以外のものであったなら、オンラインでマッチングの効率化を促進させることだけに注力してもいいと思うのですが、人が「まなび」に求めるものって何かしら人生におけるポジティブな変化やきっかけなんですね。その可能性や広がりを最も高めるのことができるのが「人との出会い」であると信じているので、これまでリアル対面型のマッチングにこだわってきました。単なるオンライン学習プラットフォームになってしまったら、『ストアカ』がユーザーに対して提供できる価値は半減してしまうでしょう。

ネットサービスを運営しているのにも関わらず、全国の主要地域エリアごとに地域コーディネーターを配置しているのも、オフラインでのユーザーサポートをしっかり行うためですし、先生向けのイベントを定期的に開催しているのも、良い出会い・体験をもっと増やしていきたいから。こうした取り組みによってジャンルを問わず素晴らしい先生が多数ストアカで活躍されているのは、この7年間の1番の成果かもしれません。

不確実性の高い世の中に、気軽な「まなび」のエヴァンジェリストになりたい

―参加者が対面型の講座で得る“気づき”や“刺激”が「まなび」普及の第一歩になるのかなと思いますが、ストリートアカデミーでは、それとは別に先生や生徒のパーソナルなストーリーで「学ぶ楽しさ」の発信も行っています。

“気づき”や“刺激”は体験するとその価値を感じられますが、逆に言えば体験していない人にはその価値を説明しづらいものでもあります。まなびを通じてイキイキと生きる人のストーリーを発信することで、初めの一歩を踏み出す背中を押しています。

例えば、多くの方は学ぶ際には何か「目的」が必要だと思い込んでいるのですが、ストアカで学んでいる方の多くは「何かやりたいことがあったから学んだ」わけではなく、逆に「学び続けたらやりたいことが見えてきた」というケースが多いんです。サービスを運営してみて、やりたいことがない人ほど学んだほうがいいということに、私自身も気づかされました。だからこそ、エヴァンジェリストになって啓蒙していくことが必要なんです。

大手企業とのコラボレーションも積極的に行っています。東京メトロや近鉄百貨店、丸井など、小売やスペースの大手とタッグを組み、ストアカを知らない方にも気軽なまなびに触れてもらうきっかけをつくっています。そうした認知や接点を増やすことで、やがて「気軽に学ぶってクールだね」というイメージを醸成していくことを狙っています。

まなびは今後、ちょうどこの10年間ウェルネス業界やフィットネス業界が辿ってきた成長の変遷を辿ると思っています。少し前までは「ヘルシーなメニューはシニア向け」「筋トレは意識が高い一部のアスリートが行うもの」というイメージが定着していました。ところが今では、女性がスタイルを維持するために加圧トレーニングに通ったり、おしゃれなサラダが「インスタ映えする」と若者の間で流行る時代になりました。生活者の中で、健康に意識を向けること自体がカッコイイ、そんな価値観に変わってきたのです。「まなび」についても、似たような価値観の転換期が訪れると信じています。「朝活やってるの?頑張るね〜!」と冷やかす時代は過ぎ去っていくでしょう。

―「まなび」への欲求自体が、「人生100年時代」の流れも相まって、徐々に高ってきているということでしょうか。

そうですね。最近特に、「人生100年時代」や「副業解禁」などの流れで『ストアカ』を取り上げていただく機会も増えてきた印象です。少し前まではほとんどが東京だったんですが、最近だと大阪や福岡などの地方都市でも同じような文脈でよく取り上げていただいています。

また、個人だけでなく、企業側にもその熱が伝播してきていて。『企業向け定額制講師派遣プラン』も企業側からのニーズを受けてスタートしました。もう一つ企業組織における変化でいうと、社員の副業を推進する会社が増えたことに伴い「おしえる企業人」がどんどん増えてきていますね。

近年、「安定していた会社が突然倒産する」「仕事自体がAIによってなくなってしまう」というような不確実性の高い時代に突入していると言われています。そのような社会では、幸せの定義も一様ではなくなってきています。一昔前は「良い大学を卒業し、安定した大手企業に入り、結婚してマイホームを購入する……」ことが理想の人生であるというような価値観が当たり前でしたが、現在では生き方、働き方、家族あり方は多様化し、幸せは個々人の価値観に委ねられるようになってきました。

そうした中で、幸せな人生を送るために最も重要なことは「自分らしく生きる」ことです。そのために重要なことは、まず自分のことをよりよく理解すること。また自分の得意や経験といった、他人から見た自分の存在価値を客観的に理解することです。

どちらの理解を深めるにも一番役に立つのが、実は「自らまなび続ける」ことなんです。その重要性が認識されるとともに、ストリートアカデミーも社会に必要とされるインフラとして、成長していく確信しています。

目指しているのは「自立したプロフェッショナル集団」

―会社にとって、事業の成長と組織の成長は、表裏一体だと思うのですが、組織への考えについてこの7年間で変化はありましたか?

創業時から「小さなチームで大きなことを成し遂げられるプロフェッショナル集団をつくりたい」という考えを持っていました。今でも考え方はまったく変わっていないです。ただ組織づくりには失敗もありました。紆余曲折を経てようやくできあがってきつつある、という感じでしょうか。

実は起業を考えた時に共同創業メンバーを探しましたが、当時は一緒の船に乗ってくれるメンバーを見つけることができず、フライング気味に1人で事業を始めました。そこからのタイムラグが非常に長くて。何年も“同じ目線で戦ってくれる”パートナーを探していたのですが、せっかく来てくれた仲間を“目線”にこだわり過ぎてモチベーションを削ぐような接し方をしてしまったり、権限移譲がきちんとできなかったり。自分自身の問題も相まって、組織が安定しない時期もありました。自分の中の組織に対する考え方はずっと変わっていませんが、人との接し方についてはかなり変わりましたね。

―具体的にどのように変えていったのでしょうか。

トップダウンで会議や業務を進めたり、一方的に要求するのではなく、できるだけメンバー1人ひとりが主体性を持って意思決定できるような仕事の流れをつくることを意識しました。そのためにまず行ったのは、社員や採用応募者1人ひとりの「やりたい」を引き出すこと。

例えば、理念について私や役員から語る場を設けたあとにメンバーにそれを自分ごと化してもらうためのワークショップを全社合宿で行ったり。あとは、タスクのやり方より「なぜそれをやるのか?」を明確にすることにフォーカスしたり。

そうしたことの積み重ねで、求めていた仲間との関係性、つまり自走できるプロフェッショナルが共通のビジョンのもとに集まってきた集団、という組織が少しずつ出来上がってきたという感じですね。

メンバーに自立と自己実現を求めたいと思う背景がもう1つありまして。それは我々が事業のミッションとして「自由に生きる人を増やす」ことを目指しているからです。人に「人生を磨こう」「自由に生きよう」と言えるようになるには、まずは我々自身が自立して輝いている人間になっていないとね。

映画を観るくらいの頻度で「まなび」が日常に溶け込むライフスタイルを創造していく

―最後に、事業・組織それぞれの展望についてお聞きかせください。

事業においては、さらに多様化するまなびのニーズに応えつつ、きめ細やかなマッチングやレコメンデーションなどを通じて、ユーザーが学ぶ頻度を増やしていくことを目指しています。日本人が映画を見る頻度は平均すると年6回、つまり2ヶ月に1度程度と言われています。まなびもゆくゆくは映画を観るくらいの感覚で日常に溶け込んで欲しいなと思っています。

組織については、ようやくベースが完成したばかりの状況。現在の社員数は25名なんですが、現在でも職種の種類が10以上あるので、平均すると1ポジションあたり1~2名しかいない状況です。つまりどの職種もようやくスタメンが揃ったような状態なんです。サービスは成り立つようになりましたが課題は山積です。

近く着手したいことは、意思決定をさらに加速させる組織の設計です。今後組織を拡大させる上で「誰が、何を、どこまで決めていいのか」が、全員にとって分かりやすい組織体制を構築していきます。

さらに仲間が増えた暁には、職種ごとの業務・スタイルの定義もきちんと決めていきたい。……とまだまだ業務は設計途中にあるフェーズです。カオスな部分も多分に残しつつ、スタートアップの醍醐味である、新しく創り上げる喜びも贅沢に残されている状況です(笑)。今仲間に加われば、第二創業期の波に一緒に乗ることができます!一緒に我々の未来の会社や組織を創りたいという意気込みのある人、各ポジションにて絶賛募集中です。Let’s enjoy the waves together!

―藤本さん、ありがとうございました!

「まなびの選択肢を増やし、自由に生きる人を増やす」ミッションを共に目指す仲間を募集中!

当社では「まなびの選択肢を増やし、自由に生きる人を増やす」ミッション、「Enjoy the Waves(未踏への挑戦に楽しむ)」「Be Professional(最良を考え抜く)」「No Border(枠にこだわらない)」のバリューを掲げ、事業拡大に邁進しています。

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