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lab workers#8 “フィクション”は心の友。“リアル”で挑むプロデューサーの野望

2018年6月入社。プロデュース事業部に所属し、『SINoALICE -シノアリス-』のアシスタントプロデューサーを務める石川。幾度となく、自身が辛い時にアニメや漫画などのフィクションに助けられてきた経験が「ゼロからIPをつくり広めていきたい」という現在の野望に繋がっている彼のこれまでとこれからについて聞いてみました。

ポケラボに入るまではどのようなお仕事をされていましたか?

新卒でクロスメディアIPプロデューサーとして、コンテンツ関連のビジネスをしている会社に入社しました。
なぜこの仕事を選んだかというと、実は元々歌とシナリオでクリエイターを目指していた時期があったんです。ただ、色々と挫折も味わって、自分ひとりでは限界があると思ったのと、仮に自分が有名クリエイターになって賞賛をあびて、その先に何か価値が感じられるかというとちょっと違うな、と。

そんな中で自分より圧倒的に才能がある人をたくさん見てきたのですが、その人達ですら上手くいかず挫折していたんですよね。
その状況をみて、才能ある人がいても、その才能をうまくビジネスに転換できずダメにしてしまうことって往々にしてあるんじゃないかなと感じたんです。

そういう才能ある人達のために何か自分としてできることはないか、かかわれることはないかと考えた時に、“プロデューサー”という仕事が一番近いのではと考えました。

その中でもなぜコンテンツビジネスかというと、小さいころから「ウルトラマン」が好きだった事が大きく影響していると思います。誰かのために戦っているヒーローってやはりかっこよくて憧れでした。

小さい頃から辛いことや挫折を味わうたびに、現実逃避ではないですけどアニメや漫画等を見て助けられた経験がたくさんあって。フィクションは助けを求めると必ず助けてくれるんです(笑)

自分がすごく助けられた分、今度は自分がそちら側の人間になりたいと思いました。

入社後、2年間くらいは比較的小規模なゲームのカスタマーサポートを経験しました。

この時担当したタイトルのユーザー様が本当に良い人ばかりで「こうしたらもっと良くなるのでは?」とか「このキャラクターが好きなのでこうしてほしい」とか、そのゲームのことを深く考えて意見を届けてくださったんです。
この時、ユーザー様と対話できた経験が「サービスの向こう側には、人がいるんだな」という感覚を強く持てるきっかけになったと思います。

2年目くらいから、アシスタントプロデューサーをやるようになり、最後の方はほぼ自分と開発会社だけでゲームを回しているような状況でした。

そんなある時、別部署の方からたまたま企画プレゼンの場をいただき、立案した企画の承認がおりて、3年目の終わりごろでようやく本来希望していた「IPプロデュース」の仕事を始めることが出来ました。

協業先や版元様や開発会社候補に提案をして回り、見よう見まねでPLを作り、社内の堅い承認フローを熱っぽいプレゼンでなんとか突破するなど、ほとんどが初めてだらけの経験でしたが、結果として今の仕事に非常に役立っています。

諸事情で日の目を見ることはなかったのですが、担当IPがとにかく好きだったので、かなり本気で仕事に取り組んだ経験だと思います。

▲バンドでボーカル&ギターをしていた石川さん

ポケラボに転職したのはどのような経緯だったのでしょうか?

転職のきっかけとしては、会社の中で大きな方針変更があり、自分が叶えたいと思っていた「ゼロからIPをつくり広めていくこと」と、会社のやっていくことがこの先合致するのが難しくなった為です。

ゼロからIPをつくりたいという想いが強く、はじめは出版業界の選考を受けていたのですが、上手くいかない、というかそもそものイメージと違いました。
ゼロからでなく、既に完成している作品を既存のビジネスに乗せる方向性が強く、自分の叶えたい事とは合致しなかったんです。

どうするべきか悩んでいたところ、とある方に「オリジナルの作品をつくることはどの業界でもできる。成果が最大化しそうと思える領域を選んだほうが良いのでは?」というお言葉をいただいて。
その時に一番にあてはまると思ったのが「ゲーム」でした。ビジネス的に収益化しやすいというのと、今後ゲームを出口にしないIPは難しくなると思っていたからです。

そこからゲーム会社を中心に様々な会社の選考をうけました。
その中で、ポケラボは正直最初のイメージは良くありませんでした(笑)
というのも場所は六本木ヒルズで親会社が大きい、少しとっつきづらそうな人たちがいるのではという変な先入観があって(笑)
自分とは合わなそうな気がして、一次面接前までのモチベーションは最悪、優先度も最低といったところでした。

ただ、それが一次面接で一気に好転したんです。
人が良い。本当に人が良い。悪い人がいない。

対応や雰囲気はもちろんですが、全体として「石川さんが最終的に成したい事はなにか」「それがポケラボでならどう叶えていけそうか」を親身になって聞いて、一緒に考えてくれました。
前職でのユーザー様と対話しながらものづくりをした経験が大きく、単純にヒットをビジネスライクに飛ばすのではなく、ニッチだろうがコアだろうが誰かにとっての最良を作り出している会社が良いと思っていて、そのイメージにも近い部分があるなと思いました。

代表の前田の話を聞くと、戦略がハッキリしていて、しかもそこに自分の野望が合致する。
さらに、ちょうど自分に足りていなかった事業管理の側面を伸ばしていける業務内容。

優先順位が1位タイになりました。

ポケラボから内定がでたとき、もう1社内定がでていて、業界は違えど、働いている人やバリューが出せれば何でも挑戦できそうな風土など魅力的な点がたくさんあり、死ぬほど悩んで知人に相談。

すると、「あんたの夢ってなんだっけ?」と。

その一言で元々の軸である「ゼロからIPをつくり広めていくこと」に立ち返り、具体的にイメージができたポケラボへの入社を決意しました。

現在はどのような業務を担当していますか?

現在は、プロデュース事業部に所属し、『SINoALICE -シノアリス-』のアシスタントプロデューサーをしています。
契約の社内外調整、長期的な事業プランの策定、イベントや施策の大枠のスケジューリング、サウンド関連のディレクション、プロモーション方針等についての交渉などをおこなっています。

仕事をする中でどんなことにやりがいや難しさを感じていますか?

「ゲームを作る」以外のところで、契約や方針決め等の際の対外折衝の経験が役立っている事にやりがいを感じます。
逆に難しさとしては、ポケラボはひとりひとりの裁量が大きく、判断のスピードが早くて段階も少ないので、結構緊張感はありますね。年次が浅くても能動的であればやれることは沢山ありますし、勉強になることは山ほどあるなと思います。

仕事をする上で大切にしているのはどんなことでしょうか?

現場の人が想いを持って作ったものがビジネスの面白くない側面によって損なわれるようなことはないようにしたいです。

そうならないよう意識しているのは、ビジネスの要件が面白くないと思ったときにその場できちんと意見して、調整に努めるということです。
ゲーム軸として考えたときに違うと思うことや、ユーザー様のためにならないことは出来るだけ避けなければならないと思っています。

「石川さんが外を向いてくれるから安心してモノづくりに専念できる」と言われたらすごく嬉しいですが、まだまだなのでそう言ってってもらえるように、さらに精進していきたいと思います。

今後、チャレンジしたいこと、叶えたいのはどんなことでしょうか?

オリジナルIPをポケラボでゲーム化したいと考えています。
そのためにはシンプルにまずは実績を残すことが必要なので、既存プロダクトでの成果を確実に出していけるように努めたいと思います。社内にはゲームを作るプロがたくさんいるので、IPを作ってプロデュースするという観点でバリューを発揮できるよう頑張っていきたいと思います。

石川さんにとってポケラボはどんな会社ですか?

“HIP HOP”な会社だなと思っています。

HIP HOPで“リアル”という言葉があって「生身の自分で勝負する」というような意味合いなのですが、本当にそんな感じです。力関係とか肩書きとか関係なく、より良いものにしていくため、本音で意見しあえる会社だなと感じています。そういった意味で本当に堅苦しさがなくて好きですね。


あとは面接のときにも思いましたが、入社後も変わらず人がとにかく良いと思うことが多いです。

私は成功と失敗を多く経験してきていますが、失敗しても責められることはないです。

前職でも「石川は、ホームランとエラーを繰り返してる」と言われたことがあるんですけど(笑)ポケラボでは例えエラーをだしても、みんなでカバーしてくれるので「全員野球」な感覚がすごくありますね。

そういったところは本当にありがたいですし、私としてはすごく安心して働けています。

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ビジネスにおいて「寧ろ鶏口となるとも牛後となる勿れ」というマインドの方にはぴったりです。
是非一緒に働きましょう!

▲昨年の忘年会運営メンバーでの一枚

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