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最先端技術への好奇心が企業成長のエンジンに。代表の奥沢が見据える未来とは

こんにちは、ナレッジコミュニケーションの採用担当です。

私たちはクラウド・AI・MRの技術を活用し、データの利活用・分析基盤構築を通して企業のDX化を支援しています。近年話題となっているChatGPTもいち早くサービスに導入していますが、最新技術を積極的に事業化するルーツは代表、奥沢のマインドにあります。

今回はそんな奥沢にインタビュー。ナレッジコミュニケーションの創業時のエピソードから、来るAI時代に台頭する企業として見据えている未来の話を聞きました。


プロフィール:奥沢 明
大学卒業後、1年間スペインへ語学留学をしたのち、大手SIに新卒入社。3年間営業職として勤めていた矢先に、スノーボードで大きな怪我を経験する。かなりの大怪我であったため、退職をして1年半ほど治療に専念。その後、30歳で小泉とナレッジコミュニケーションを創業。
2016年からは熊本へ移住し、新しい拠点とチームを立ち上げ、地域のさまざまな活動にも参画している。

好奇心をエンジンに。創業後、30歳でプログラミングをゼロから習得して見出したもの

ーー創業のきっかけについて教えてください。

前職の後輩でありナレッジコミュニケーションの共同創業者である小泉と久々に再会し「世の中にこんなサービスがあればいいのに」といった話をしたことがきっかけです。

学生時代や前職を退職する時も起業について考えたことはなかったのですが、小泉と話をしていくうちに「自分たちでサービスを作ってみようか。そういう道も面白いかもしれない」と思うようになり、30歳の時にナレッジコミュニケーションを創業しました。

前職がSIerだったこともあり、無形商材で参入しやすいITの分野で教育事業にまつわるサービスを始めることにしたのですが、私も小泉も営業職の経験しかありませんでした。

結果的に小泉は営業、私はエンジニアとして役割を分担し、会社の立ち上げと並行して未経験からプログラミングを始めました。


ーープログラミングスキルはどのように学びましたか?

全て独学で身につけました。

最近は、プログラミングを学べるオンラインスクールなどが存在していますが、当時はインターネットで検索してもなかなか情報が得られず、書店でPHPの入門書をいくつか購入して、試行錯誤しながら技術を習得しました。

その結果、最初に生まれたサービスが、学び総合サイトの「学び&おけいこのナレコム」です。

私自身がサービスを1から作成できたことで、未経験や独学でもエンジニアを目指せるという自信に繋がりました。この経験が私たちが未経験でもエンジニア採用を行っている理由に繋がっています。


ーー未経験からスキルを習得し、事業として展開する上で大変だと感じることはありましたか?

あまり大変さを感じることはありませんでした。私は元々好奇心が旺盛で、気になったことは何でも触れてみる・体験してみることを大切にしており、新しい技術に触れることにやりがいと楽しさを感じていました。

加えて、悪い出来事や苦労したことは時間が経つと忘れてしまう性格なので(笑)

課題に感じることでもポジティブに向き合えているのだと思います。


ーー事業の方向性をクラウドにシフトした理由があれば教えてください。

クラウドの技術に将来性を感じ、私たちが運営するサイトに実装するだけではなく、お客様のシステムにも導入することで、より良い価値提供ができると考えたからです。

元々はお客様のシステム開発や保守運用を行っていましたが、システム障害やサイバー攻撃の対応を実施することも多く、良い対策方法はないか考えていた時に日本でクラウドブームが起こりました。

早速、さまざまなサービスを比較検討してみたところ、AWSが最も使い勝手が良いクラウドサービスということがわかりました。

そこで、2011年にAWSの認定パートナーとなり、クラウドインテグレーションサービス「ナレコムクラウド」を始めました。

今でこそ認定パートナー企業は増えましたが、当時は日本で10社もいないような状況だったので、お客様からの信頼も得られて地道に実績を積み上げることができました。

未経験からの起業でしたが、クラウドの技術と出会ったことが会社の成長につながる大きな分岐点だったと感じています。

新しい技術をスピーディーに事業化。挑戦することで手にした会社の強み

ーークラウド事業に加え、AIや機械学習に関心を抱いたきっかけを教えてもらえますか?

2015年に東京ビッグサイトで開催された「ITpro EXPO」で、機械学習に関するプレゼンテーションに参加したことがきっかけで、関心を持つようになりました。

従来のプログラムは「1+2=3」といったルールで動いていたものが、機械学習は過去データを参照・予測して大まかな答えを出してくれるんです。「これは、とんでもない技術だ」と衝撃を受けたのを覚えています。

パソコンやスマートフォンの中にOSがインストールされているように、あらゆるアプリケーションにAIが実装されることが当たり前になると強く感じ、注力することを決めました。

結果的に同年の2015年にMicrosoftの認定パートナーとなり、業界の中でもいち早くMicrosoft Azureの提供も開始し、現在も主軸の事業として展開しています。


ーー事業を拡大するうえで意識していることは?

意識していることは2つです。1つは積極的に新しい技術に触れることです。仮想サーバやストレージといったクラウド技術を扱うだけでは、競合と比較して圧倒的優位に立つことは難しいと考えています。だからこそ我々は、ChatGPTなど日々登場する新しい技術に触れることを重要視しています。

もう1つが、とにかくスピーディーに新しい技術を事業に取り入れること。技術の中身を100パーセント理解する必要はなくて、お客様が求めるニーズを満たすためのヒントを得られたら、まず導入することを意識しています。

人任せにせずに、まずは私自身が新しい技術やサービスに触れ、感覚でしっかりと理解した上で、社内とスムーズに連携できるように取り組みを進めています。


ーーナレッジコミュニケーションならではの強みについて教えてください。

業界や市場で認知される前からクラウドとAIの双方に知見があることが当社の強みですね。特に、私たちはクラウドの導入支援や保守・運用のサポートを行っています。さらに、クラウドを用いたデータの統合や、機械学習モデルを使ったデータの利活用も実施しています。2023年には「マイクロソフト パートナー オブ ザ イヤー 2023」 において、「AI Partner Award」を初受賞しました。

ただ単にクラウドとAIの知見を掛け合わせるだけではなく、どのようにクラウド上でデータを収集したら良いか、データ利活用を想定し、どのようなことをすべきかまでを含めて検討できるのが強みです。


ーー小規模ながらも、大手企業から信頼される理由は?

実績を積み上げてきたことに加え、情報としてクライアントへ発信していくことで信頼を獲得できていると思います。例えば事例としてご紹介しているカルビー様三菱商事様などの大手企業が、20〜30名規模の会社に発注をすることは通常であればあまりないと思うんですよね。判断材料として詳しい実績をお見せすることで、安心感に繋がっているのではないかと思います。

今後さらに高まるAIニーズに応えるために、組織の急成長を目指す

ーークラウドやAIの将来性について、どのように考えていますか?

生成AIの普及によって、今まで成し得なかったことが実現できる段階にきています。例えば、PRMツールやERPなどのデータを掛け合わせて、「過去3年分の売上集計」や「売上の増減の要因分析」などを自動で行うことも可能になります。

ただ、同時に変化も激しいため、ともすれば我々も時代から取り残される可能性も十分にあると思っています。

生成AIによって、専門的技術がなくてもデータの利活用ができるようになりつつあるので、今後は我々がナレッジを蓄積するだけでなく、お客様自身がデータを扱えるようにサポートすることが重要であると考えています。


ーー今後の展望について教えてください。

大きく2つあります。

1つは生成AIで大きなインパクトを残すこと。データ統合の領域における生成AIの活用は、あまり普及していません。まずは、生成AIを使った実証検証をしたり、セミナーや各媒体で情報発信をしたりして、もっと生成AI技術の可能性を広めていきたいです。

実際に、熊本の大学でChatGPTをテーマにしたセミナーの開催や、私立中学校の先生向けに、生成AIを活用した授業づくりの支援なども行っています。

発信活動そのものは直接売上に結びつくものではありませんが、学校や自治体、経済のコミュニティに呼んでいただく機会が増えています。長い目でみれば、案件の受注や人材採用につながる活動と捉えています。

もう1つが、事業規模の拡大です。現在、生成AIを活用したデータ統合のニーズが増えており、今後さらに多くなると考えています。既に問い合わせは多くいただいているものの、対応できるだけのメンバーが足りていません。そのためにも、しっかりと採用を強化し、さまざまなお客様のニーズに対応できる体制を作っていきたいと考えています。まずは、2〜3年で100人規模への拡大を目指します。


ーー将来的には海外展開も考えているそうですね。

そうですね。創業時から海外展開の構想を持っていて、拠点をもちたいと思っています。海外市場をターゲットにするのはもちろん、オフショア拠点としての利用なども視野に検討しています。


ーー目標の実現のために、直近で注力していきたいことについて聞かせてください。

人材の採用ですね。お客様と接していて、ChatGPTを筆頭に生成AIが急成長したことで、データ統合や利活用へのニーズがさらに高まっていると感じているからです。私たちはこれらの技術に対し、業界内で先んじて知見を深めてきたからこそ高い期待をいただいており、応えるためにも採用に注力していきたいと考えています。

ナレッジコミュニケーションでは学歴・性別・年齢・国籍・経験よりもコアバリューに合うかどうかを大切にしています。

当社の掲げる価値観に少しでも同じ想いを感じる方がいたら、ぜひ一度お話ができたらと思います。

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ナレッジコミュニケーションでは「Musubite」というエンジニア同士のカジュアルトークサービスを利用しています。
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