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【インターン生インタビュー】新規事業部でweb3の技術について学び、社会人になるための肩慣らしをする

今回は、マネックスグループの新規事業部としても知られる、マネックスゼロ室のインターンに参加いただいた前野海翔さんにお話を伺いました。

大学ではどのようなことをしていますか?

大学では理工学部に所属し、情報理工学を中心に学んでいます。なかでも何かの課題を数学的に解決することに興味関心があり、そのためのプログラミングやIT、統計の学習に力を入れています。真面目なように答えましたが、大学の単位は効率的に取るタイプの人間で、社会に出た時に活きるかどうかという視点で濃淡をつけて学業に取り組んでいます。大学は学歴と友達を作るための場所だと考えているので、社会的な信用を得るためにより良い大学に入り直した経験もありますし、学内ではたくさんの人と関われる学園祭実行員会に所属していました。

色々な募集がある中で、なぜ今回のインターンシップに参加することを決めましたか?

SNSで「Play2Earn」という言葉を目にしたことがきっかけです。当時はAxieInfinityやSTEPNが暗号資産界隈で流行っていた時期で、TikTokの画面をスクロールしていた時に遊んで稼げるゲームとして目に飛び込んできました。「遊んで稼げる都合の良いゲームなんてあるのか?」と怪しい印象も持ちましたが、調べる中でPlay2Earnの仕組みや技術について知りたいと思うようになりました。そんな時に知人から今回のインターンについて紹介してもらい、参加することを決意しました。暗号資産やNFTは技術的にも注目されているので学んでおいて損はないと思いました。

どのような業務を担当していますか?

個人的にプログラミングについても学びたいという想いがあったので、同じリサーチ業務の中でも特に暗号資産やNFTの技術周りを深堀りしました。メタバースが流行っていた時期にはデジタルLAND上に小さなエリアを開発してみたり、簡単なメタバースゲームを作ってみたり、それらの工程をレポートとしてまとめました。最近ではオラクルと呼ばれるサービスを使って絵柄の変化するNFTを作ったり、イーサリアムの最新技術について調べたりしていますが、どれも難しくて骨の折れる業務でした(笑)

前野さんはインターンシップを掛け持ちして取り組まれていました。何か理由はありますか?

インターンの掛け持ちを検討し始めたのは大学4年になって時間ができたためです。性格的に毎日できるだけ予定を埋めることを意識しているのですが、どうせなら余った時間を社会人スキルを身に着けられる経験に使いたいと考え、イベント系のインターンにも応募しました。マネックスゼロ室はどちらかというと個人業務の中で知識・ノウハウを学べる環境でしたが、もう一つは多くの関係者を巻き込んで業務を遂行しなければならず調整力が養われる環境でした。それぞれ違った環境で違ったスキルを身につけることができ、時にそれらが交わることで個人の成長をより実感することができました。

今回のインターンシップでは暗号資産やweb3といった新しい分野がテーマでしたが、苦労したこと、やりがいを感じたことなどを教えてください。

どの技術、どの用語をとっても自分で一から調べて理解しなければならないというのはハードでした。web3の最新技術については日本語で読んでもわからないことが多いのに英語でしかほとんど情報が得られないので、一つのことを理解してまとめたり、プログラミングを書いて実行するまでが苦労しました。一方で、エラー続きのプログラムが動いてメタバースやNFTなどの開発をやり切った時は爽快でしたし、チームのみんながそれを見て評価してくれるので達成感が得られました。何よりweb3が社会的に注目される中で、今自分がやっていることが無駄ではないという自信が持てました。

今回のインターンを通して、前野さんが考える暗号資産やweb3の未来について教えてください。

正直に言って、近い将来に暗号資産やNFTが社会に浸透するのかについてはわかりません。暗号資産はまだまだ投機的な側面が強いですし、NFTも少しずつ裏側の技術として使われ始めていますがどのようなユースケースが正解なのかが見えていません。これからはweb3によって世の中の何が便利になるのかについて、ただの理想や物語を語るのではなく、一般の人が目に見える形で示す必要があると思います。僕はこの春にITコンサルに就職する予定ですが、この問題については社会に出た後もインターネットの未来として考えていきたいです。

マネックスゼロ室はどのような環境、雰囲気ですか?

掛け持ちしているインターンと比べて自主性が強く求められる部署だと思います。常に誰かが付いて具体的な指導や指示があるわけではないので人によっては苦しい環境かもしれません。ただ逆を言えば、個人の興味関心に従って自由にタスクをコントロールできるので、自分次第で経験できることの幅はいくらでも広げることができます。またweb3はあまりに進化が早いので社員の人も一緒になって最新動向を学ぼうという姿勢があります。毎週の定例会では各人のテーマについて色々な議論が交わされるため、自分では気づかない視点や考察などを得ながら業務に励むことができました。

今回のインターンシップでは同年代の仲間も一緒に参加していました。刺激を受けたことはありますか?

ゼロ室は自主性が求められる部署だと紹介しましたが、まさにそれにちゃんと答えられる同年代の優秀な人が集まっています。文系理系に限らず様々なバックグランドを持った人が暗号資産やweb3に関連したテーマについて調べているので、それぞれのアウトプットから学べることが多いです。逆にそれを見て自信を失いそうになることもありましたが、おそらく僕の就職先やその周りにも優秀な人は溢れていて、その中で自分のプレゼンスを出して仕事をしていくことの心の準備ができたように思います。

今回のインターンシップで得た経験を今後どのように活かしていきたいですか?前野さんの夢もお聞かせください。

上からに聞こえるかもしれませんが、今回のインターンシップは、困難な課題と優秀な仲間にも囲まれて、社会人になるための絶好の肩慣らしになりました。ITコンサルとしてキャリアをスタートする以上、web3の分野については今後も仕事で関係することが多いでしょうし、ゼロ室で得た知識や経験を活かして、まずは与えられた環境で周囲に負けない活躍をしたいです。また、この先10年ではweb3の発展とともに様々な経験を積みながら成長していき、いつかは独立して個人で仕事が受けられる立場になることを目標にしています。

これからインターンシップへの参加を検討している人に一言お願いします。

暗号資産やweb3について一から学びながら、特定のテーマを体系的に理解してまとめるまでが大変ですが、それを一つやり遂げた後には自身の成長を感じられると思います。web3の世界が訪れてから学び始めるのではなく、早くからその将来を見据えて行動していくことが重要です。その意味でマネックスゼロ室は決して楽ではありませんがたくさんの成長機会が得られる環境です。興味を持った方はぜひチャレンジしてみてください。

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