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サービスの安定供給が金融機関の責務。その心意気でディーリング部VPに就任

「デリバティブとテクノロジーで、資産運用の未来をつくる」をミッションに、二つの自動売買サービス、『トライオート』と『マイメイト』を展開するインヴァスト証券。そのユニークなサービスが生まれる背景には、チャレンジを推奨し、チャンスにあふれる社風と、そのチャンスをつかみ、成長する社員たちの存在がある。今回はその一人、先頃、ディーリング部ヴァイスプレジデントに就任した佐藤要のインタビューをお送りする。

ディーリング部 ヴァイスプレジデント(VP)
佐藤 要
新卒で大手金融機関に入社。プライベートで手がけていたFXや株式の取引に、仕事として挑戦したい思いが芽生え、1年で退社してインヴァスト証券へ。2016年9月に入社。半年間、カスタマーサービス業務に従事後、ディーリング部へ。2023年5月にヴァイスプレジデントに昇進。

ディーリング部に6年。ディーリングの責任を果たすためできる準備は何でもしてきた

―入社から今日までの歩み、上げてきた成果などを教えてください。

ディーリング部メンバーとしての採用でしたが、入社当初は、当社のサービス全般を学ぶためにカスタマーサポート(CS)部に配属されました。半年間、お客様対応をして、ディーリング部に異動。今、6年目になります。この6年間を振り返ると、いちばんの成果は、チームとしてリスク管理を向上できたことだと思います。実は、私が入社する前は大きな相場変動によって損失を出すことがありました。しかし、その後は、過去にいらした先輩方、今もいらっしゃるベテランの方、私、私のあとに入って来たメンバーみんなで取り組んで、安定したディーリング運用が行えるようになりました。もちろん、私一人で上げたわけではありませんが、誇れる成果の一つだと思っています。

個人的には「できる準備は何でもしよう」と心がけてきました。例えば数年前、日曜日に台風が来て、翌月曜日の交通機関の計画運休が早々に決まったことがありました。当時は通勤に2時間かかっていたので、月曜日に動いたのでは間に合いません。そこで、日曜日のうちに会社に行き、オフィスで夜明かししました。そのおかげで、翌日は通常通りに業務を行えましたが、夕方、外に出たらオフィスの周りの木々がなぎ倒されていて、驚いたことをよく覚えています。

誰かに指示をされたわけではなく、自分で考えて、それが自分にできる準備だと思ったからそうしました。日頃からそのように心がけている理由は、安定的にサービスを提供することが金融機関の使命であり、絶対に外してはいけないと個人的に決意しているから。「台風だから行けない」は言い訳になりません。

収益を担う重要部門。会社の全体像を把握し、頼られる存在になったことが評価ポイント

―ディーリング部の仕事内容とそのなかでの役割、今回の昇進につながったと思われるポイントなどを教えてください。

ディーリング部は、大きくはカバー取引とお客様への取引価格配信の二つの業務を担っています。お客様に対して適正な取引価格を提示し、取引を成立させ、カバー取引によって収益を上げる仕組みです。収益を担う部門なので、当然、一定の収益目標を追いつつ、価格配信については、トラブルを起こすことなく安定供給することが責務です。

6年間やってきて、これらの責務を果たすことは当然として、自分としては、会社の業務全体をしっかり理解し、行動してきたことが今回の昇進につながったのではないかと思っています。自分の行った業務が次の部署に行き、最終的にどのような形になるのか。全体像を把握し、「佐藤に聞けば答えが返ってくる」と思われる存在に、この6年間でなれたのではないでしょうか。

同時に、根幹となる二つ以外の様々な業務、例えばデータ収集や分析もある程度でき、システム的なことも理解し、マーケティング的なところにも携わり、経理部で使うディーリング関係の数字など、幅広い仕事を行ってきました。

元々、当時部長の綿引からは、この2年ほど「VPの気持ちでやってほしい」と言われ続けていました。その部長が執行役員になり(現在、執行役員兼部長)、今回の自分の昇進は、いい意味で世代交代だったのではないかと思います。何かが評価されたというよりは、「部長の下を担う存在になれ」という会社からのメッセージととらえています。

―昇進して変わった点、意識していることなどはありますか。

元々、VPを意識していたので、業務自体は昇進の前と後で変わりません。ただ、最近心がけているのは、これまで自分が行ってきた業務を部下である次の世代に、多少ハードルが高いものもやらせてみるということです。ちょうど若手が2人加わって、チーム全体が若返ったところです。勢いもあるので、しっかり実力をつけてあげたいと思っています。というのも、チームにナレッジは溜まっていますが、結局、本当に自分のものとなり、そしてディーリングというギリギリの場面で活きるのは、自分で考え、行動して身に付けたものだからです。今は経験を積ませるために、とりあえず自分で手を動かすようにと言っています。

若手中心のチームなので、勢いがある反面、経験不足と能力不足が課題です。自分自身も、専門性やメンバーに物事を伝える際の言語化能力がまだまだ足りないと感じているので、意識してインプット、アウトプットを繰り返し、部署に還元できるようにしたいと思っています。このようにしてボトムアップを進めるとともに、もう一つ、大事にしたいことがリスペクトです。

ディーリング部は、24時間動き続けている部署なので、自分の仕事が終わったら1日が終わり、というわけではありません。そのあとに引き継いでくれる人がいるから成り立っているので、感謝とリスペクトとともに引き継ぎ、24時間が回っていくような組織でありたいと思っています。誰もがリスペクトしながら、ボトムアップできる組織。それによって、何かの事情で誰かが欠けてもしっかりと回っていく。それが、ディーリング部にとっては理想の組織だと考えています。

多様な経験が成長を加速。チャレンジしてチャンスをつかみ、見えた新しい景色

―今回、このような昇進を果たしましたが、自分自身のことも振り返りつつ、インヴァスト証券におけるチャンスのつかみ方を教えてください。

チャンスをつかむには、私は二通りの道筋があると思っています。一つはオールラウンダータイプで、多分、自分はこちらです。もう一つがスペシャリストタイプ。

オールラウンダーを挙げたのは、実際にVPになっている人たちに、掛け算の経験を持っている人が多いからです。CSとシステム、CSとマーケティングなどで、自分もそう。半年間CSにいて、お客様に向きあいながらシステム的なところを学べたことが非常に役立っていて、今でも業務に活かせる場面が多々あります。人間関係の面でもそうで、今のインヴァスト証券の中心メンバーが、当時のCSに多くいたので、今でも気楽に話せるし、何かにつけ相談もでき、非常に助かっています。

部長クラスになると、掛け合わせる要素がさらに増えて三つ、四つとなっていきます。多くの経験を積むことで見える景色、立てるポジションがあると感じています。一方で、主にシステム領域ですが、データサイエンスなど特定の領域で、深い知識を持って活躍しているスペシャリストたちもすごい。オールラウンダーになるか、スペシャリストになるか。チャンスのつかみ方は二通りあると思います。

あとは、小さい会社なので「これはチャンスかもしれない」と思ったら、積極的にやることも、チャンスをつかむには大事だと思います。私も実は、勢いでゴルフを始めたのですが(笑)、きっかけは、たまたま左利きで、同じく左利きの経営陣と一緒にゴルフショップに行ったこと。勢いで自分もドライバーを買って、今ではみんなと楽しくプレーしています。部署や上下関係を越えたコミュニケーションが楽しく、これもある意味でチャンスだったと思うので、このようなちょっとしたことでも、チャレンジはどんどんしてみるといいと思います。

実際、いろいろなチャンスをつかんだ結果、今は、以前と比べるとはるかにいろいろな物事が見えるようになりました。まだまだ坂道の途中なので、登り切った先に何があるかはわかりません。社長や自分の上司である部長と方向性を共有し、一緒に進んでいけたらいいと思っています。進んだ先に見える景色が楽しみです。

―最後に、今いるメンバーやこれから入る人にメッセージをお願いします。

最近は新卒の社員が、ホワイト過ぎる環境では成長できないと言って、入った会社を辞める例が多いと、メディアなどでも言われています。思い返せば、最初の会社を辞めた自分もそうでした。その点、インヴァスト証券には様々な仕事があります。自分のアクション次第で、いろいろな経験ができる。すごくいい環境だと思います。

私は入社して7年になりますが、今でも仕事をシンドイと思う場面は多くあります。でも、それは背伸びしてチャレンジしているからこそ生まれる感情なので、きっと将来につながるはずです。チャレンジする人を、インヴァスト証券の人はサポートしてくれます。チャレンジしてみたいという人は、ぜひ来てください。一緒に働けることを楽しみにしています。

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