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【CEOインタビュー】――「社会的価値を生み出すこと」を、”四方よし”の理念で追求(その1)

こんにちは!株式会社ギャプライズ HR推進室の長谷川です!

今日から2回に分けて、当社の代表取締役CEO 甲斐亮之(かい りょうじ)のインタビューをお届けします。

早稲田大学出身の甲斐は、2005年に友人が創業したギャプライズにジョイン。2016年より、現職のCEOに就任しました。

第1回のインタビューでは、子供の頃の原体験、ギャプライズにジョインした経緯、CEOに就任するまでのエピソード、当社のミッションやビジョンについて、話を聞きました!

■「世界を広げたい」という思いを持ち続けた子供時代

――どのような幼少期を過ごしましたか?

私は、宮崎県延岡市の出身なのですが、子供の頃は、とにかく自由に遊んで暮らしていました。海山川がそろった自然豊かな地方都市だったので、近所の子供たちを引き連れて、山に登ったり、川で泳いだり、自然と戯れていることが多かったです。

ただ、子供の時から、「地元を離れて、東京に行きたい」と強く意識していました。祖父母や両親を見ていると、「半径10km圏内で人生を終えるのは嫌だな……」と。今でもそうですが、「自分の世界を広げたい」「自分の世界に変革を起こしたい」と常々思っていました。

――「上京したい」と思ったきっかけは何ですか?

父親は公務員だったので、毎日同じ時間に決まった服装で出勤して、毎日同じ時間に帰宅するんです。自分も働くようになってからは、「地元のために、40年以上も同じ場所で働き続けてすごいな」と父親のことを尊敬できるようになりましたが、何も分かっていなかった子供の頃は、「まるでマシンじゃないか」と感じてしまって。

地元では、公務員か銀行員になることが一番素晴らしいことだとされている。そんな狭い世界がとにかく嫌で、子供の頃から上京することを決めていたんです。そこで、資金を稼いで1日でも早く地元を出るために、中学時代の3年間は、新聞配達のアルバイトを毎朝続けていましたね。

もちろん、地元は大好きなので、そう遠くないうちにUターンして、「市長になる!」という夢も密かに抱いています(笑)。そのためには、東京で成功も失敗も含めてたくさんの経験を積んでから、地元にフィードバックしていきたいと、今は考えています。

■意気揚々と上京するも、“人生のどん底”を味わう

――上京して早稲田大学に入学したそうですね

はい。1年間、浪人をしてから、早稲田大学に入学しました。上京したばかりの頃は、人が多くて圧倒されるし、電車の乗り方が分からないし、方言が恥ずかしいし……。でも、初めての体験ばかりで、「世界が広がる瞬間は面白い!」とワクワクしました。

在学中は、塾の講師や新聞の訪問販売など、たくさんのアルバイトを体験しました。一番印象深いのは、大手量販店の店舗オープンに関われたこと。私は、アルバイトたちを仕切りながら、お客様の接客をしたりしていたのですが、店舗が繁盛する様子を見て、「大きな流れに乗ることができれば、バックグラウンドは全く関係なく、誰でも活躍できる」ということを感じましたね。

――大学時代の印象的な出来事はありますか?

楽しく大学生活を送る中、ある時ふと、「俺は、何をしに東京に来たのだろう?」と思い、そこからガタガタッと一気に崩れていったんです。パチスロに明け暮れる毎日を過ごし、落ちに落ちてしまって……。時代が良かったのか、運が良かったのか、パチスロで大金を稼いでしまったことも、そこから抜け出せなかった理由のひとつです。社会に何も生んでいないのに、お金を持っている状態が、2~3年も続くと、人間は壊れちゃうんです。

とにかく、この時は私の人生のどん底でしたね。開店前から常連さんたちと一緒に並ぶのですが、目の前をこれから出勤する人たちが通っていくんです。その人たちは、少なからず誰かに求められて、誰かの役に立って、対価としてお給料をもらっている。一方で、私は、社会に全く参加していないのに、たくさんのお金を持っている。それがすごく気持ち悪くて、「はっきり言って、社会のゴミだな」と自己嫌悪に陥っていました。

■ギャプライズにジョインして、ITを一から学ぶ

――人生のどん底から、どのように抜け出したのですか?

当時の私にとっての転機は、就職でした。とは言え、卒業する気がなかったので、全く就活をしていなかったんです。卒業証書をもらう3日前に、「そういえば、就職先が決まってないな」と思い、応募中のリストの一番上にあった会社に、「まだ採用していますか?今から行ってもいいですか?」と電話をして入社しました(笑)。

新卒入社した会社は、証券や先物、FX、為替などを扱う金融会社です。入社してから2カ月ほど研修があり、その後、現場に配属されました。ところが、研修内容は素晴らしかったのに、現場は拝金主義で研修と真逆のことをやっていて……。辛かったパチスロ時代を振り返り、「誰かの役に立って、対価を得たい」という気持ちが強かったので、2週間で辞めました。

――その後、ギャプライズにジョインしたのですね

そうです。ギャプライズを立ち上げた創業社長が親友で、在学中から、「卒業したら一緒にやろう」と言われていました。でも、ITのことは分からないし、友人と上下関係になるのは嫌だなと思い、最初は断っていました。「俺は別の世界で3年間、本気で仕事をするから、その後に合流しよう」なんて、格好良いことを言っていたのですが、結局はすぐジョインすることになりました。

はじめの頃は、ランチ帰りのビジネスマンにアイスを売っていました。行商で認知をしてもらいながら、今度は、オフィスに飛び込んで“置きアイス”の営業をして。そして夜は、ExcelやPowerPointの勉強をしながら、企画書の作成を手伝ったりして。それが、ギャプライズでのスタートでしたね。朝まで仕事をしていても、何かできること自体が本当に楽しかった。

ある時、お客様から、「SEO対策をしたい」という依頼を受けたのですが、やり方が全く分からない。そこで、帰り道に本を2~3冊買って、夜中にデザイナーに電話で教わりながら、自分でコーディングをしたことがありました。創業あるあるだと思うのですが、「今日はできなくても、明日はできるようになっているので仕事をください!」というスタンスで、何でも引き受けていましたね。

■CEOとしての強い思い「変われる人と仕事をしたい」

――CEOに就任した経緯を教えてください

ジョインしてから5年後の2010年に役員、2013年にCOOになりました。創業社長が体調を崩してしまったことがきっかけで、経営に関わるようになったのですが、最初の頃はよく分からなくて。「あいつだったら、どうするだろうか?」ということばかり考えていました。でもある時、「俺はあいつじゃない。真似しても仕方がない」と気付き、そこからは自分で吟味して、判断して、実行するようになりました。

そして、2016年にCEOに就任しました。一番大変だなと思ったことは、人の循環でした。その人の自己実現の為には職場環境を別にした方がよい人は少なからずいる、その判断が遅くなればなるほど溝が深まってしまい気持ちの良い別れ方にならなくて悲しいですね。あとは、任せて伸びる人と伸びない人がいるということを学びました。私が言ったことに対して、心が動く人と動かない人、行動の変化が伴う人と伴わない人がいるわけです。私はCEOとして、変われる人たちと仕事をしていきたいなと強く思っています。

――CEOとして、これまでさまざまな決断があったと思います

そうですね。ECサイトのコンサルタントや運営代行からスタートしたギャプライズですが、2016年には、ECとLP(ランディングページ)の事業を撤退しました。辞めるという意思決定だけは、トップにしかできないこと。P.F.ドラッカーは、「意思決定はすべてそれを行うときと同じ慎重さで、定期的に見直さなければならない」と言っていますが、経営はまさにその通りですね。

■”四方よし”で「みんなが勝つ」ことが社会的価値になる

――ギャプライズのミッションとは何ですか?

私は、ミッションという言葉を使う時に、「会社が生み出す社会的価値」という意味に置き換えています。今現在の私たちが、社会に対して価値貢献をしていることと言えば、海外の最先端テクノロジーを、日本の企業に導入することです。そして、お客様のマーケティング活動を促進して、お客様自身の世界を広げたいと思っています。

所詮、テクノロジーはデータの集合体なので、それだけでは何の価値もありません。「誰が何のために、どのように使うのか」が一番大事なこと。誰よりも上手く使いこなしているという自負があるうえで、そのテクノロジーと人間をセットでお客様に提案し、提供することで、マーケティング活動の次元をひとつ上げてほしいと願っています。

また、現在の事業は、デジタルマーケティング市場を選択していますが、社会的価値は常に変わり続けています。ですから、5年後はどうなっているのか、正直に言って分かりません。何にせよ、私たちがその時にできる社会貢献、最も存在感を出せる領域を選ぶことが、今後の重要なポイントになってくると思います。

――では、ビジョンについて教えてください

ビジョンとしては、「どのように社会的価値を生み出していくか」ということを掲げています。私たちだけが儲かっても仕方ないですが、儲けないと継続性がありません。

自分たちだけが勝つことは、とても簡単です。値段を上乗せしたり、利益が出るポイントを早めに設定すれば、楽に勝つことができますから。でも、それは気持ち良くないですよね。

私は、”四方よし”という言い方をしていますが、私たちも、ベンダー側のパートナー企業も、お客様も、市場も、「みんなが勝利する」ことが、社会的価値の出し方なんです。そこはすごく意識して、こだわっているところですね。


第2回インタビューでは、現在の事業、今後の展望などをお伝えしています!

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