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「イノベーションの風を吹き込む先駆者になる」ということ

みなさんこんにちは、社長秘書・人事の黒木です。

今日私がお話したいのは、「この業界にイノベーションの風を吹き込む先駆者になる」という会社が大切にしている考え方についてです。実はこの言葉、今年3月まで企業理念として社員1人1人の社員証や公式Webサイトに記載されていたものでした。

2020年4月に理念の改定があり、今は別の企業理念が掲げられていますが、「業界にイノベーションの風を吹き込む」という言葉は、今でも重要な意味を持っています。

今回はこの言葉を通じて私たちが大切にしている価値観について紹介したいと思います。

■私たちのチャレンジが業界発展につながると信じて
「業界にイノベーションの風を吹き込む」という言葉に込められているのは、新しい取り組みの成功を社内だけに留めず発信し、業界がより良くなる一助を担いたいという思いです。なにかにチャレンジをするとき、自社だけが豊かになることを目指すのではなく、業界とともに成長していきたいのです。

このような思いをくみ取っていただけたのか、これまで様々なメディアから取材していただく機会に恵まれました。「ガイアの夜明け」、「クローズアップ現代」、新聞各紙や業界誌などを通じて私たちの取り組みを知り、「もっと詳しく知りたい」とご連絡をいただくことをあります。

外部に向けて情報を発信していくこと、そして外部の声に応えていくことは、いずれも「自分たちがきっかけとなって、業界全体が良いほうに向かって行ってほしい」という思いがあるからです。

■こだわるのは「最初にチャレンジした」ということだけ
設立から15年ほどが経過したタイミングで、私たちは従業員の制服をリニューアルするプロジェクトを実施しました。理由は、活躍するスタッフたちにもっとカッコイイ姿で仕事に取り組んでほしいと考えたからです。

このリニューアルはもともと、アパレルメーカーに「これまでの制服の概念にとらわれない」デザインを依頼していました。

しかしながら提案されたのは、何の意外性もない既存の「制服」の範疇にとどまるものでした。制服リニューアルで私たちが目指していたのは、スタッフがカッコイイ姿で働くための制服です。

制服らしい、あるいは何となく予想できるデザインでは、制服をリニューアルする意味がありません。このような状況に際して、現代表である松本は「何の先入観もない人たちに制服のデザインを考えてもらったらどうなるのか」というアイデアに思い至りました。そしてその先に、運命の出会いが待ち受けていたのです。

具体的に行ったのはあるデザインの専門学校に相談し、学内コンペを実施。20歳前後がカッコイイ・カワイイと思えるデザインを、専門学校の学生に考えていただきました。結果として、今でも「制服がおしゃれだと思う」と求職者からいわれる制服ができあがったのです。

実はこのように学校とコラボレーションを行って制服をリニューアルする手法は今ではそれほど珍しいものではありません。自社での制服リニューアルが成功した後、代表はその経緯を経営者の集まりで参加メンバーに共有しました。

結果として、多くの経営者が「制服」に込める思いに共感し、学校とのコラボレーションというアイデアを日本各地へと持ち帰ることになりました。多くの同業他社がそれぞれの地域で、学生たちの若い力をかりて、制服をカッコよく、可愛くしていったのです。

■業界他社に対して導入支援を行うキャリアアップ制度
また、私たちが業界に先駆けて整備したものに「マイスター」というキャリアアップ制度があります。この制度は当時まだ業界に根付いていなかったキャリアアップの仕組みを整えたもので、厚労省が業界全体に対してキャリア段位制度を示すよりも先の取り組みでした。

そして現在、私たちは支援協会を設立し、業界他社に対してこのキャリアアップ制度の導入支援・運用支援を行っています。年間を通じて、会員企業各社の従業員と弊社の従業員が互いに行き来し、ともにスキル向上に励んでいます。

この「マイスター」が具体的にどのようなキャリアアップ制度で、社内でどのように運用されているのかということについては、また別の記事で紹介したいと思います。

■次なるイノベーション
2018年12月、私たちは「採用同盟」という新たな取り組みをスタートしました。採用同盟で目指すのは、人材を奪い合うのではなく、ともに良き人材を採用するための同盟を組もうというものです。

同じ業界といえど、企業が違えば職場の雰囲気やマッチする人材は大きく異なります。1つの会社が自分に合わなかったと感じる働き手が、業界内でスムーズに自分にマッチする場所を見つけられるように、同業他社間で人材が移動できる仕組みを整えました。

また、選考においては野球のドラフトのように、1人の求職者に対して最大で同盟企業5社がオファー。選考に参加した求職者は同時に複数社の内定を一度に確認し、その内定を一生持ち続けることができるのです。採用同盟についても、またいずれ別の場所でより詳しく説明させていただきたいと思います。

■これから目指すもの
冒頭で2020年4月に企業理念を改定したとお伝えしましたが、私たちが目指すものはこれからも変わりません。これからも新しいことをチャレンジし、自分たちの成功事例を隠さず発信し、業界全体を巻き込んでいきたいと考えています。

もちろん、私たちだけがこのような考えを持っているとは考えていません。今後は業界さえもこえて、同じ考えを持つ企業や人材と出会い、より大きな風を吹かせていきたいです。

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