ディスカバリーで、新入社員の方へ実施している『3ヶ月研修』。

「具体的にはどんなことをするの！？」
「未経験の自分でもついていけるかな？」
との質問も多くいただいております。

そこで今回は、研修を担当している運用部の吉田さんに、実施の目的や内容について話を伺いました。

＜答えてくれたのは・・・＞

吉田麻奈（運用部所属）

大手銀行のグループ会社で約7年、金融事務に従事した後、「与えられた仕事をこなすだけでなく、新しいことに挑戦してみたい」と転職を決意。新しいことを作り上げていく一員になれる環境に魅力を感じてディスカバリーに入社。
運用部のオペレーションチームで、レポート作成や入稿作業、媒体のアカウント開設などの業務に加えて、新入社員研修のカリキュラム構築、教育を担当している。

全部署で必要な基礎知識を身につけ、3ヶ月で独り立ちを目指す

ー新入社員研修は、内定時の職種に関わらず運用部で行われています。まずは運用部で研修を実施する目的について教えていただけますか？

当社の仕事は運用部、営業部、制作部のどの部署、どの職種においてもマーケティングの知識が欠かせません。

実際に広告運用を行う運用部は、マーケティングの知識をフル活用して、効率的に成果を得られるよう数字を動かしていきます。
クライアントの窓口となる営業部は、自分たちが扱う「広告」という商品の仕組みや効果を語りながら、お客様との信頼関係を築いていかなくてはなりません。
広告の素材をつくる制作部も、広告が表示される仕組みや消費者の心理を踏まえて、効果が出るクリエイティブを作ることが求められます。

だからまず、社内の中で最も数字に触れる運用部で、広告やマーケティングの基本を学び、数字を意識する視点を身につけることから始めていただいています。

ー研修では具体的に、どんなことを行っているのですか？

研修のメインは広告のレポート作成です。
レポートは、GoogleやYahoo!、Facebookなど、各媒体にどんな広告を配信して、どんな結果が出ているのかをまとめたものです。営業担当者がそれを見ながらクライアントと分析を行うため、大切なデータになります。

レポート作成の具体的な作業としては、媒体ごとに広告運用の管理ページに入って数字を抽出し、さまざまな割合を算出して表にまとめるというものです。

研修では、まず数字をエクセルのシートに入力するところから始め、徐々に複雑な計算や高度な関数が必要になるような表を作っていきます。
難易度に応じてレベル分けした課題を設定しており、ひとつずつクリアしてスキルを身につけてもらいます。

研修終盤にはレポート作成に加えて、所属予定の部署で行う業務を踏まえた内容にも取り組んでもらい、研修が終わったら独り立ちして活躍できることを目指します。

ー実際に研修を受けられた方は、3ヶ月の研修終了後それぞれの部署で活躍されていますが、その秘訣はどこにあるのでしょう？

ひとつは、「レポート作成」を徹底してできるようにするところにあると思います。

レポートを作成するには、「表示回数」や「クリック数」、「費用」といった言葉の意味を理解したり、「クリック率」「コンバージョン率」などの計算方法を覚えたりする必要があります。作業を繰り返すことで自然とそれらの知識を身につけていくことができるんです。

また、いくつものレポートを作っているうちに、数字の良し悪しや繋がりが感覚的にわかっていきます。
レポート作成は地道な作業ですが、それを徹底してやることでweb広告の全体像が掴めるのが大きいと感じています。

もうひとつは、研修中に実際の案件を担当することではないでしょうか。

最初はサンプル案件を使っての練習からですが、ひと通りの作業ができるようになったら、実際に今動いている案件を担当してもらいます。営業さんに提出するデータになるのでミスがあってはいけませんし、締め切りの時間も守らなくてはなりません。

責任重大ですが、そうした緊張感のある中で経験を積むことで、スピーディーな成長に繋がっているのだと思います。

ー先輩方はどのようなサポートをしているのですか？

担当制でのマンツーマン指導を行っています。新人さん一人に担当の先輩が一人つくので、わからないことが聞きやすくなっています。
担当以外でも先輩はみんな、質問してもらうのはウェルカムなので、いろんな人に積極的に話しかけてもらいたいです！

また、場数を踏んで早く仕事を覚えてもらえるよう、無理しすぎない範囲で「少し難しい、でも頑張ればできる」くらいの量を意識して、仕事をお渡しするようにしています。

研修を受けた社員の声を反映し、未経験者に寄り添う内容に

ー研修を受けるのは未経験入社の方ですが、知識がない方でもスムーズに入っていけるよう、何か工夫されていることはありますか？

どんな方でも理解できるように、より簡単な言葉で、より丁寧にお伝えできるよう整えていっています。

私も未経験で入社して研修を受けたのですが、そのときは全く知識がなく、理解するのが難しいことも多かったんです。その後、同じようにつまずく人もいました。
入社直後の研修で苦戦してしまうと不安になってしまいますよね。
だから、基本的なところから無理なく知識を身につけてもらえるよう、未経験で研修を受けた人たちの意見を取り入れながら、研修カリキュラムを見直しています。

ー研修の担当として、吉田さんが心がけていることは何ですか？

いつも初心に戻って、全く知識のない方の目線に立つことを忘れないようにしています。
私も仕事に慣れてきて、つい新人の方にはわかりにくい言葉を使ってしまっていることがあるので…。説明するときは、難しい言葉づかいにならないよう気をつけています。

それに加えて、一人ひとりにしっかり伴走して、理解度や困っているポイントを的確に掴むようにも努めています。「わからない」と言い出しにくい、理解はしたけど応用が難しい。そういった方が置いていかれないように、どこまで理解できているのか、どこでつまずいているのか、困っていることはないかなどを丁寧に確認し、これからも寄り添っていきたいと思います！

成長を目指して、挑戦を楽しもう

ー研修を修了したメンバーに、感想を聞いてきました！

「“最初はできなくて当たり前”というスタンスで先輩が丁寧に教えてくれたので、未経験でも安心できました。研修がなかったら数字の見方など、全部自分で調べて覚えないといけないところだったので、研修があって良かったです」（営業部）

「パソコンの操作や専門用語などわからないことが多かったのですが、優しく教えてもらえました。研修後半では実践の中で、優先順位のつけ方や予算の考え方なども教えてもらえ、研修終了後スムーズに仕事を進められました」（運用部）

「一人でエクセルに向かって関数と戦うことに最初は苦戦しましたが、毎回丁寧なフィードバックをもらえて、日に日にできることが増えていくのを自分でも感じられました。研修で数字の分析を繰り返したことで、持っていた数字への苦手意識が徐々に薄れ、今の制作業務にも活きています」（制作部）

ー皆さん、最初は苦労しつつも乗り越えられているんですね！

そうですね！
確かに、一人でパソコンに向かって課題を進めていかないといけない時間はありますが、隣には先輩や仲間が居ますし、同世代の人も多くてコミュニケーションがとりやすいので、心配しないでほしいです！

私も一から人に教える難しさは感じていますが、その人のできることが増えていったり、作業スピードが速くなっていったりする姿を見るのは嬉しいですね。

ー事業が伸びており、現在も積極的に仲間を増やしているところですが、どんな人と一緒に働きたいですか？

負けず嫌いで、課題に向き合うことが苦でなく楽しめる人と一緒に働きたいです。

入社後は任される仕事がどんどん増えていくので、日々成長を感じられるのがディスカバリーの魅力です。意見も取り入れてもらいやすいので、何か目標に向かって頑張りたいという人にはピッタリの環境だと思います！

私を含め未経験の人も多く、人材派遣やアパレル、消防士など、みんな前職の経歴はさまざま。
正直、業務量は少なくないですし、難しいことに取り組まないといけない場面も出てきますが、ぜひ前向きな姿勢で取り組んでほしいです。私も研修でサポートします！
「わからない」と口にすることを後ろめたく思うのではなく、どんどん質問してもらえるとこちらも助かります。

私自身は、成長中の会社を一緒に作り上げていくメンバーになれていることが嬉しいですし、転職して良かったとすごく思っています。
成長意欲の高い方と、一緒に楽しく働けるのを楽しみにしています！