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【後編・創業ストーリー】新たな価値を創造できる“共創”。目指すは国内からグローバル

この記事は、【前編・創業ストーリー】トークンを活用した国内初のサービス「FiNANCiE」に込めた想いの後編です。

国内初のプロサッカークラブトークンの発行に成功し、サービスを確立

− 立ち上げ期に苦労したことはありますか?

当時は多くの面で苦労しました。
サービスをローンチした時、世間一般においてブロックチェーンという言葉や概念の認知度が低く、まずはマーケットを開拓する必要がありました。
また、「トークン」は価値を交換するための単なる手段なのですが、「怪しい」といった印象を持たれることも多かったので、そのイメージを払拭してベースを理解してもらうことが大変でした。
さらに、ブロックチェーン技術やトークンを活用したサービスは、国内では事例がなかったので、どういう形でやっていけるのかをFiNANCiEが0から作り上げ証明する必要がありました。


− その状況を打破したきっかけは何でしょう?

大きな転機になったのは、プロサッカークラブ湘南ベルマーレのトークン発行です。
2020年6月頃、新型コロナウイルスが流行していて、スポーツ界では様々な活動制限が設けられたため、クラウドファンディングやギフティングなどが行われていました。
同時期、海外でサッカーチームFCバルセロナがファンにトークンを発行し、コミュニティを盛り上げているという事例*が話題になりました。

*2020年6月頃、「Socios.com(ソシオズ・ドットコム)」というプラットフォームがバルセロナのファントークンを発行し、
発売から2時間足らずで130万ドル(約1億4000万円)という資金集めに成功。

「これはFiNANCiEでも実現できる」と考え、スポーツクラブにサービスの提案をする中で、2021年に湘南ベルマーレが「新しいファンサービスに挑戦してみたい」とFiNANCiEを利用してくださることになりました。これが国内初のプロサッカークラブトークンの発行となりました。
また、プロサッカー選手の本田圭佑さんや長友佑都さんが、ビジョンに共感して、アドバイザーとして参画してくださったことも大きなきっかけになりました。
そこから、スポーツ分野で広げることができました。もともとスポーツは熱狂的なファンが多いので、クラブの運営に携わりたいと思う方も多く、その点もサービスとの相性が良かったと思います。

現在はスポーツに加え、エンタメや地方創生などの分野も合わせて、プロジェクト数は200以上。
個人・団体問わず、幅広く活用いただけるサービスに成長しています。(プロジェクト事例はこちらのP19〜24をご確認ください)


− FiNANCiEを活用しているオーナーやユーザーからは、どんな声をいただくことが多いですか?

オーナーからは、「今までリーチできなかった層(接する機会がなかった方々)がトークンを購入・保有してファンになってくれて嬉しい」という声を多くいただきます。
そのような層が興味を持つきっかけは、「面白そうな企画をやっていて気になる」「詳しくないけど活動に参加してみたい」「FiNANCiE内で他のプロジェクトを応援していて、たまたま見つけた」など様々で、新しいファン層の獲得に確実に繋がっていると思います。

また、FiNANCiEはオーナーとサポーターが「共創」できることが強みです。例えば、クラブのファンを増やすにはどのような施策が効果的かを、ファン(サポーター)がクラブと一緒に考え、実行まで一貫して行うというケース*もあります。

サポーターからは「これまで試合を観に行ったりグッズを買うなどで応援することしかできなかったけれど、運営や意思決定に関わることができて楽しい」「コミュニティでオーナーや他のサポーターとコミュニケーションが取れて嬉しい」などの声をいただいています。
FiNANCiEによって、新たな体験価値を生み出すことができていると感じます。

*詳しくはアビスパDAOの活動事例を紹介している記事をご覧ください☟

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この記事は、【前編】ファンコミュニティ革命。スポーツクラブが今「DAO」に進化する理由とは? の後編です。 DAOメンバーの熱量が生む新たな価値 〜アビスパ福岡の事例紹介〜 − 既にDAOでの活動を順調に進めているアビスパ福岡について、DAOの特徴や、どのような活動をしているのか教えてください。 アビスパ福岡は2023年2月に、日本初のスポーツDAO「Avispa Fukuoka Sports Innovation DAO」を発足しました。 「Web3×スポーツの力で、福岡から世界に広がるイノベーションモ
https://note.com/financie/n/n560e5f527aab

ファンを巻き込んで新たな価値を創造できるプラットフォームを、グローバルに展開

− サービスの課題などはありますか?

様々な課題がありますが、一番は「トークン」がもたらすメリットが世間一般的に知られていないことです。トークンの特性を理解してもらうことが、サービスの浸透やFiNANCiEが持つ価値を発揮することに繋がるので、打ち出し方の工夫など、注力して取り組んでいるところです。

また、Web3業界自体が黎明期なので、次々に新しい技術やそれを用いたサービスが出て、急速に進化しています。それについていくだけでなく、自分たちも作っていくという感覚でいないと置いて行かれてしまうので、柔軟かつスピーディに新しいことに取り組むようにしています。


− FiNANCiEの今後のビジョンを教えてください

「Empowering the next billion dreams(10億人の挑戦を応援するクリエイターエコノミーの実現)」に向けて、海外にもチャレンジしていきたいと思っています。そのために、まずは国内でFiNANCiEを活用してもらえるプロジェクトを増やし、1億人に使ってもらえるサービスを目指します。

最近は、消費者向けのサービスや商品を展開する企業が「ファンを巻き込んでいく」という目的のプロジェクトを実施するケースが増えています。ユーザーインタビューだけではなく、トークンを活用して一緒にプロジェクトを運営していけるコミュニティを作れば、新たな価値を創造できるだけでなく、ファンエンゲージメント向上や利益にも繋がるので、そういった企業や組織にFiNANCiEを活用いただけると良いなと思います。

ブロックチェーン技術やトークンは国境を越えて活用することができるので、将来的にはグローバルなサービスとして価値を届けていきたいです。


FiNANCiEアプリDLはこちら☟

App StoreでDLGoogle PlayでDL

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