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「みんなの思いをカタチに」を仕事にしよう③ 100BLGの今後の展望、必要な人材とは

100BLGのメンバーを紹介するインタビューです。今回は、100BLGのCFOの徳田雄人さんです。社会課題を解決したいと取り組んだNHKのディレクター時代、そして、そのために「みんなの思いをカタチにする」ことを仕事にし、100BLGを立ち上げるまでの経験について語ってもらいました。3回にわけてお伝えします。(第三回)

③100BLGの今後の展望、必要な人材とは

2001年、東京大学を卒業後、新卒でNHKへ入社。2009年、認知症の課題を解決する事業を開始し、2019年に100BLGを立ち上げ、CFOに就任。

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今後の100BLGに必要な人材とは?

今まさに100BLGは次のステップへかかるところかなという感じがしています。

ある意味ここからが正念場かな。100作るっていうことはどっかでカーブが上がっていかないといけないんだけど、それは単純に前田さん、河野さんが忙しく働くということではない形でだよね。

介護事業とか現場の経験は全く関係ないかなという気がしていて。

想像力というか認知症になった人たちが今、こういう拠点がなかったときにどういう状況に置かれているかということに対する想像力とか、眼差しみたいなものがしっかり共有できる人。

この拠点が増やせることで、どういう希望が見いだせるのかっていうことがきちっと理解できるっていうことが最低条件というか・・・。

そのビジョンが共有できるかどうかかな。

フランチャイズ事業をしているわけでもないし、100ヶ所、形だけ作ればいいというもんでもないので、BLGのことをやっぱりきちっと理解するってことが最低条件。

100BLGに所属した拠点とか事業所は、何らかメリットは当然得られないといけない。
これは経営的な面でも同じ。
かつ、ここに関わっている働く人たち、ファシリテーターとして働く人たちやバックオフィスで働く人たちや経営に携わる人たちにも、仕事として、食べていけるものにしないといけない。
だから、何か別の本業があって片手間でやるような活動ではなくて、ちゃんと仕事として成立させられるような給与を設定できるようにしないといけない。
そして、ここに関わるメンバーさんとか、ご家族もハッピーにならないといけないと。
全部が満たされてないと、これをやる意味がないかなというふうに思うので、何かそこに向けて一緒に仕組みを作っていける人。

その中でも様々なプロフェッショナルがあると思うんだけど、マネジメントでのプロフェッショナルも必要だし、コミュニケーションも必要かもしれないし、介護・医療に携わっている人たち以外で、様々な領域で活躍してきた人たちがどんどんこの構想に入ってきてくれると、もっとより面白くなるかなと。

この構想の話を聞いて、この部分弱そうだな、これについては俺ができると、私ができると思ってもらえる人が、何か自ら売り込んできてくれるようなことがあると嬉しいなっていうところがあります。

自分のキャリアを作っていくときに、何が大事か

振り返ってみると、やっぱり将来のことは予測できないので、何らかその環境を変えるというかまず、まず環境を変えるとか、まず何かアクションを起こすっていうことが大事だなぁ。
NHKをやめた時点で、今僕がやっていることについて何らか予測ができたかというと全く予測できないし、今出会って一緒にやっている人たちの存在すら知らなかった。
状況において、予測は立てられないっていうことかな、と思うんですね。

特にそれが、世の中で既に確立されているキャリアプランじゃないものだとすると、とにかく行動を起こさないとね、何もわからないっていうところが一つあるかなと。

ただそれだけだと精神論になっちゃうので、それはそれで前提としてありつつも、やっぱり芯となる何か、何を解決したいかとか、こうすればよいのではないかという仮説みたいなものは、ある程度、一貫してないと、色んな人に出会っても、その後がないかなという気がします。

僕は、認知症の課題に出会って、しかも医療とか経営の話じゃなくて、まちづくりの視点で、地域の人と何かできるのではないかと思って、活動をしてきました。

たまたまやってきたものの中でRUN伴みたいなものが一つインパクトを持って、RUN伴やっている人でしょって言われるようになったので、初めて闘えるようになったっていうところがあるかなと。

何をすべきか、よくわからないけれど、もがいている期間はすごく大事で、中心をぶらさなければ、やっている中でその出会った人たちと何かが生まれるっていうのは、高い確率であるんじゃないかなっていうのが、今思うところかな。

100BLGの構想に対して全く同じこと考えていましたっていう人は、多分存在しないと思うんだけど、ちょっと違う形でもいいので、

「これおかしいんじゃないか」

「これどうにかしたいな」

っていう想いを持った人たちが入ってくれて、僕らの中でもしかしたら違う問題意識が融合する、何かしら一緒になる瞬間ってあるんじゃないかなと思います。


人生の中で大切なもの

そうですね。
やっぱり仕事や暮らし方は、誰かに与えられるものでなく、自分で設計するものっていう、ことかなぁって思っています。
人から与えられたものというか、働いてくださいとか、これとこれをやっといてくださいっていうものは、一時的にはそれでいいのかもしれないけども、ずっとそれで生きてくっていうのは、多くの人がやっぱしんどいかなっていう気がしていて。

どこかのタイミングで、自分の人生が自分のものなのか考える時期があるのではないかと思います。
10代とか20代で考える人もいるだろうし、僕みたいに大きな企業に入って、30歳手前くらいで感じる人もいるだろうし、40代50代で考える人もいるかもしれないけど、どこかのタイミングで、その自分自身の24時間の過ごし方というか、何を基軸にして、何で稼いでいき、どういう人と付き合っているかっていうことは自分自身で決めないといけないなぁ、と思うんですよね。

自分で決めさえすれば、どんなものであろうと、そんな後悔はないかなと思うんだけど、人が決めていると思うとものすごくやっぱり、それがストレスにもなる。

それだけでなくそれを理由にしがちっていうか、仕事が忙しいから、家のことがあるから、できないとか、そういうことを言ってしまいがち。

でもそれって全部選んでいるのは自分でしょ、と。その仕事選んでいるのも自分だし、その家族を選んでいるのも自分ってこと考えると、結局全部自分で決めることなんだろうなという気はしていて。それをどこかのタイミングで立ち止まって考える時期っていうのが、いつかはあるよねっていうところかな。悩む時間も大事だけど、自分で決めたことならば、必ず行動につながると思いますし、その結果、その人の働き方や暮らし方は、必ず変わってくるんではないかと思います。

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