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「コンフォートゾーンを抜け出せ!」で勘違いしがちなこと①

こんにちは!社長室のカンタです。
皆様の会社やコミュニティーではどんな組織開発や人財育成を行っていますか?
最近お会いしたある企業の社長様は毎朝4時に3分の動画を全社員に一斉発信しているそうです。これまでに800本を投稿し、700本のストックは作成済みということで感銘しました。

当社では、毎朝8時15分から担当者持ち回りで業績向上をテーマにフリープレゼンを行っています。
最近は若手に回ってくることも多く、様々な視点から会社成長に立ち向かっています。

↓ プレゼンの様子 ↓

直近のテーマで「コンフォートゾーンを抜け出す」というテーマが挙げられました。
大学の心理学の講義ではテッパンのイメージがありますが、社会人になってから意識的に考えたシーンが少なかったのでいい機会でした!もちろん、人財育成の場や上司から部下へかける言葉においてもテッパン言葉になっていると思いますし、重要ですよね。

だからこそ、双方がしっかりと理解する必要があるポイントがあります。
特に若手を中心に抜け出していく側には勘違いが多発しやすい印象なので、会社や上長とのすれ違いに繋がりかねません。実際にプレゼンとフィードバックをしていた新卒メンバーの発言を聞いてすぐに感じたので世の中そのような状況に溢れているのではないかと思います。

今回も中途半端に長くなると読みづらいと思うのでいくつか分けたいと思います。

◻︎概要◻︎

①コンフォートゾーンとラーニングゾーンの間にあるフィアーゾーンの存在

②抜け出せていない、抜け出さなきゃいけないのはフィアーゾーン含むコンフォートゾーン

③いつの日かのラーニングゾーンやパニックゾーンは、今日にはコンフォートゾーン

①コンフォートゾーンとラーニングゾーンの間にあるフィアーゾーンの存在

まずは、以下の図をご覧ください。

図(コンフォートゾーンから3層)

図引用(<a href="https://north-media.jp/WebBoard/data/7/page_7_199.html" style="font-style:italic;">)


成長の3層や成長のフレームワークの言われる上記の図はよく目にしたことがあると思います。
このフレームワークは、ミシシッピ大学(アメリカ)ビジネススクール教授のノエル・M・ティシー氏によって提唱されました。

成長に関する環境をコンフォートゾーン、ラーニングゾーン(ストレッチゾーン)、パニックゾーン三つに分類しました。

わかりやすく各層を整理します。(カオナビ様参照)

コンフォートゾーン:
その人が慣れ親しんでいてストレスや不安を感じずに過ごせる、心理的な安全領域のこと

ラーニングゾーン(ストレッチゾーン):
「自分がかんたんには予測できない」あるいは「自分の能力を超える体験をする」領域のこと。

パニックゾーン:
自分の力がまったく通用せず、正常な判断や状況把握ができなくなるほど強いストレスや不安を感じる領域のこと。

自分はよく「成長痛」と呼んでますが、人の成長には負荷が欠かせません。コンフォートゾーンは負荷が最も小さい安全地帯。しかし、慣れ親しんだ人間関係や同じスキルセットの中に安住しているようでは、人は成長しません。コンフォートゾーンから出て、適度なストレス状態であるラーニングゾーンに身を置いたとき、成長すると考えられています。一方で、負荷が高すぎるとパニックゾーンに移行し、成長するどころか心身に支障をきたしてしまうこともあります。また、これらは法人格で当てはめることもできると思います。

成長オタクな方々は、たまにはパニックゾーンにあえて行きたくなる時ありませんか?笑
コンフォートゾーンを広げて自信とやる気が満ちて、ラーニングゾーンに突入して学びが楽しくて仕方なくなるなど。笑
パニックゾーンに入って目標に対しての意識を保つ訓練もたまには必要だと思います。

今回、私が気になったことは「コンフォートゾーンを抜け出す」のに厄介な「フィアーゾーン」の存在が認識されていなかったことです。また、フィアーゾーンにいる人間がパニックゾーンにいると勘違いを起こしていることです。3層のフレームワークは自分の現在地を示すものであり、「抜け出す」ということを考えていくのであれば今から説明する4層が適切です。

以下の図をご覧ください。

図(フィアーゾーン含む4層)

先ほどとの3層との違いはフィアーゾーンとグロースゾーンです。
そして時間軸となる「→」が明記されていることです。

フィアーゾーン(恐れの領域)
ある特定の状況や環境において不安恐れを感じる領域を指します。一般的には、新しい経験や挑戦に取り組む際に、未知の要素や不確実性が存在すると、人々は心理的な安定性を欠き、不安や恐れを感じることがあります。「パニック」という言葉に引っ張られてかパニックゾーンと表現してしまうケースがありそうです。

グロースゾーン(成長領域):
自分は何のためにこれをやっているのか」という目的をしっかりと認識出来ている領域です。失敗やリスクを恐れずに自分の限界に果敢にチャレンジする力があり、また少し難しい課題にも積極的に踏み出していくことで、さらなる学びと成長の機会を自分自身に創り出します。

新卒や未知の領域への挑戦を志す方々の場合、コンフォートゾーン脱却は最初に掲載した3層よりも、

コンフォートゾーン

フィアーゾーン

ラーニングゾーン

グロースゾーン

この4層構造が当てはまるのではないでしょうか。

「成長するためにコンフォートゾーンを抜け出さなきゃいけない!でも自分には実力が足りず、未知の世界すぎてパニックゾーンです!」

という理論上説明が難しい自己理解と関係者(先輩や上司、上長、同期などへを中心に。)への自己開示が発生してきてしまうと、育成の手段はもちろんのこと寄り添い方にもずれが生じます。

唯一、理論に沿わせるならばラーニングゾーンをなんらかの外発的要因で飛ばさずおえない状況にいるか、これはどのような人間生活を行ってきたかによりますが、ラーニングゾーンが存在しない思考プロセスが醸成されてしまっているかです。(後者だと結構大変。)

時系列をつけて効率的な成長を目指すならば、4層構造で自己分析した後、目標とプロセスの設定をすることをおすすめします。そこまで行けば、自身の志を立てて実行するのみです。

長くなるのでこの辺で。

まずは、①〜③のうち、コンフォートゾーンとラーニングゾーンの間にあるフィアーゾーンの存在についてをお伝えしました。

自分自身がパニックゾーンと感じた場合、フィアーゾーンと勘違いしていないかチェックしてみてください!成長へのアプローチが変わってくると思います。パニックゾーンは高い志を持って挑戦した人のみが踏み込める領域であることも忘れずに!

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