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シュレーディンガーの猫と未来の選択|人事コラム

「過去は一度過ぎ去ったもので、変えることができない」


これが一般的な考え方。

ではこの考えを、量子力学の「シュレーディンガーの猫」理論と絡めるとどうなるか?

過去を変えられる可能性

突然こんな話を始めるのには理由がありまして。

私の直属の上司・取締役の東田は結構クレイジーな(いい意味でぶっ飛んでいる)人だと思っていて
一緒に仕事をしている中でたびたび驚くような発言や考え方が飛び出すんですが

先日、一緒にランチへ行った時に衝撃の発言、もとい ”東田語録”が飛び出しました。

それが、

 「過去は変えることができる」 

というもの。


えっ、

未来じゃなくて、”過去”?????

って思うじゃないですか。

どういうことかと詳しく伺うと、

「過去に起こった出来事が、”良い事象”だったのか”悪い事象”だったのかは、未来の自分たちの行動次第で変わる」というお話でした。


なるほど。

つまり、過去に失敗をしたとしても、現在、そして未来の私たちがその失敗を活かして次に繋げることができれば、

過去に失敗をした「おかげ」ということになり
過去の失敗が”良い事象”だったということになる。

現在、そして未来の私たちがどう行動するかによって、過去起こった出来事の良否が決まるという考え方。

これを聞いて、かの有名な「シュレーディンガーの猫」が頭をよぎりました。

シュレーディンガーの猫理論の基本

皆さんご存じ、「シュレーディンガーの猫」理論は、量子力学の原理を説明するための思考実験です。
量子力学の概念であり、未知の状態が複数の可能性を持つことを指摘しているというもの。

猫が密閉された箱に入れられ、中に放射線源と連動した毒ガスの入ったビンがあると仮定します。
放射線源が放射線を発するかどうかは、量子力学的な原理に基づいてランダムに決まります。

そして、観察者が介入するまで「物理系は複数の状態を同時に持っている」という状態にあり、
観測によって初めて「猫が死んでいるのか」「生きているのか」が確定する。

これがこの理論の概念です。

現在と未来の選択が過去を変える

では、「過去は変えられるのか」という考えにシュレーディンガーの猫理論を適用してみます。

例えば、過去に誤った決断を下した場合でも、現在や未来で新たな選択をすることで、その間違いを取り戻すことができます。

過去の失敗が良いものとして再構築されるのです。

猫が「生きている」可能性と「死んでいる」可能性を持っているのなら、未来の選択がどちらの可能性に転ぶかも、現在の行動次第と言えます。

自分の人生は今からでも遅くない、変えられるのだという考え方はとても素敵だと思いましたので
備忘のためここに残しておきます。

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