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接客業、インフラ系企業、人材メガベンチャー、そして人材スタートアップ。1児の息子を育てる私がスタートアップに転職したワケ。

結婚、出産、子育て。女性活躍が叫ばれる一方で、まだ大半の企業がその現状に適応できず、慣習的な雇用体制から脱却できていません。今回インタビューした下地さんも、そんな可能性の広がりを探し求めていた方の一人でした。

そして辿り着いたのがSpiristar。子育てとの両立、自己成長、そして仕事へのやりがい。この3拍子を揃えていたSpiristarで下地さんは、過去の接客業での経験を活かして、RA/CAの業務で活躍しています。

今回は、そんな下地さんの過去と現在を紐解き、なぜSpiristarで働くことを選んだのか、なぜSpiristarでなら活躍できるのかを語っていただきました。裁量を持って働きたい、人材業界に何かの不満を感じている。そういった方はぜひ最後までご一読ください。


下地 千菜美 / RA

宮古島の高校を卒業後、携帯ショップに勤務。1子出産を機に退職し、その後ブライダル会社、酒造メーカーに勤務したのちに、人材紹介会社であるネオキャリアに営業アシスタントとして入社。その後インフラ企業に転職したのちに、現職Spiristarの立ち上げフェーズより参画。現在はRAをメインに、CAとしての業務も行っている。

子供の選択肢を広げるため、宮古島から東京へ。

ーー19歳でご出産されてからすぐに社会復帰なさっていますが、その経緯をお伺いしてもよろしいでしょうか。

「せっかくなら地元の良さを活かしたお仕事がしたい」と思い、出身である宮古島の海を売りにしたウェディングの会社でアルバイトをし始めました。業務内容は式当日の段取りを取り仕切ったり、新郎新婦の方のご案内をしたり、といったものです。

しかし、働く中で「宮古島の外側にも地元の良さを届けたい」と考えるようになり、泡盛の酒造メーカーに正社員として転職。宮古島は沖縄の本島や石垣島と比較すると、どうしても魅力が「海だけ」になりがちなんです。だからこそ、海以外の価値をしっかりと発信し、少しでも宮古島が活性化し、地元に住んでいる人たちの生活がより豊かになったら良いなと考えて会社を選びました。

お仕事としては、お酒を醸造している洞窟へお客様をご案内したり、経理や事務などを担ったりしていました。出産前に働いていた携帯ショップも含めると、宮古島で働く間は接客業が主だったので、お客様との対話で共通点を見つけ、関係性を築いていくノウハウを身につけられたなと感じています。今のCA業務に活かせる能力ですね。

ーー宮古島愛が伝わってきますね。その中で、東京のネオキャリア社に転職した理由はなんだったのでしょうか。

「子供の選択肢を広げてあげたい」という想いだけでした。今になって自分にも思うのは「県外で育っていたら、どんな未来が待っていたんだろう」ということ。宮古島のことはとても好きなんですが、高校は4校ほどですし、スポーツにしても子供の人数の影響でチームが解体されてしまうということを目の当たりにしてきました。少しでも子供のことを思うと、小学校に上がる前のタイミングで、これからの選択肢が広がる環境を選択せざるを得ないなと。

しかし、子供を育てながらとなると就職先の選択肢は狭くなってしまうため「土日祝が休みならひとまずOK」と決めて、ネオキャリアの営業アシスタントにアルバイトとして入社することが決まりました。3年ほど働く中で大阪支社に異動となり、そこで現職の代表である松本と初めて出会ったという経緯になります。

ーー松本代表への印象はどのようなものだったのでしょうか。

大阪に来て「この人は尊敬できる!」と思ったのが松本でした。というのも、大阪と東京とでは、いろんなことが違って見えたんです。性格も違えば言葉も違う。仕事のやり方も全く違いますし、慣れるのにとても苦労しました。その中でも唯一仕事への向き合い方を尊敬できたり、価値観が同じだと思えたのが松本。もともと独立することは知っていましたし、どんな事業をどう進めていきたいのかを話してくれていたので、「独立するときは声をかけてくれるんだろうなあ」とその時から思っていました(笑)。

自己成長のために仕事がしたい。「裁量」「育児との両立」「人の可能性を広げたい」という3つの観点が全て揃ったのがSpiristarだった。

ーーSpiristarに入社するに至った経緯をお伺いしたいです。

先ほどもお伝えした通り「松本が独立したら一緒に働きたい」と考えていたので、それが大きなきっかけです。それ以外で言うと、私の中では「裁量権」「育児との両立」「人の可能性を広げる」という3つの軸があります。

ネオキャリアではアルバイトで営業アシスタントという立場だったこともあり、携われる仕事にどうしても制限が出てしまっていました。しかし「自己成長を遂げるには身の丈を超えた裁量を持たなければならない」という考えを持っていたので、より規模感の小さいSpiristarはそれに合致していましたね。

また、「宮古島を活性化したい」や「子供の可能性を広げたい」などにも通ずるように、自分の中では「人の可能性を広げたい」という気持ちが強く、一人一人のマッチングを重視したSpiristarの紹介事業はまさにそれに当てはまっているなと。一方で、ネオキャリアは母体が大きく、システマチックなマッチングが主だったこともあり、そこはSpiristarとの違いかなとも思います。

そして外したくないのは子供との時間。仕事が好きなので、ネオキャリア時代もバリバリと仕事にのめり込んでいたんですが、ふと「子供との時間を取れていない」ということに気がつき、子供が小さい今だからこそ、一緒に過ごす時間は大切にしたいと思って、ネオキャリアを退職しました。

ーーSpiristar社ではどのようなお仕事をなさっているのでしょうか。

1つはRAとしての業務です。「CAREER COLLEGE 」「あすじょぶ(新規事業)」2つのエージェント事業に携わっており、ご契約いただいたお客様の採用支援を行っています。マッチングの質を引き上げていくためにはターゲット層の理解が欠かせないので、お客様の会社説明会に同席させていただき、日々企業理解に励んでいます。ここは事業が立ち上がったばかりなので、売上を一刻も早く作りたいところなのですが、しっかりと質を追い求めるためにも、お客様に信頼していただけるように丁寧なコミュニケーションを心がけています。弊社のRAは営業をしないので、CSのような立場でクライアントにとことん寄り添えるのが魅力ですね。

もう1つがCAとしての業務です。人事担当者さんと対話をする中で、ご自身でも気がついていない企業の魅力をどう引き出すのか、そのためにどんなヒアリングをすれば良いのかに重きを置いて日々仕事をしています。

一時期は営業活動の一環としてテレアポをしていたこともあったのですが、「コスパが悪いよね」と松本と話し合い、現在はインバウンドで企業からのアポイントのご相談を頂く仕組みを作り、運用面の役割も担っています。意外と反響があり、ざっくり10社へアクションすると5社はアポ化。現在は別にセールスが在籍しているので営業は行っていないのですが、効率化と丁寧な仕事とをどう両立させるのかを考え続ける文化はSpiristarの特徴かなと思います。

ーー仕事の質を上げるための提案も積極的にできる環境なんですね。

日々の仕事に関してもおっしゃる通りですし、新規事業を立案する際も現在はみんなで考えています。どんな発言であっても前向きに取り入れてくれますし、これまでの経歴の中で新規事業の立ち上げに関わったことがなかったからこそ、とてもやりがいのある仕事だなと感じます。また、現在は会社でSNSの活用を進めているのですが、その発端も私の提案からだったので、口だけではないと信じてもらえるのではないでしょうか。

ーーSpiristar社はとてもMVVを大事になさっている印象です。そこに対してはどうお考えでしょうか。

ミッションの「新しい未来へ、明日が楽しみになる社会を」やビジョンの「一人ひとりが輝く世界をつくる」はとても自分ごと化しやすいなと感じています。私自身の転職の軸にもあった「人の可能性を広げる」ことにも近いですし、実際に私自身がそれを痛感しているからです。

というのも、フレックス制度が導入されているので働く時間の自由度はさることながら、子供が体調不良の時は柔軟にリモートワークに切り替えることもできます。育休産休の実績はまだありませんが、女性の働き方について松本の理解が深いので、その必要が出たときにはすぐに実現するのでしょう。子育てとの両立が難しいとされている中でも、Spiristarはそれを体現してくれているからこそ、「一人ひとりが輝く世界をつくる」に近づいていっているのだと言えますよね。

また、ちょうど先日松本とも話していたのですが、今後は地方の学生向けのセミナーなども開催していく予定です。私の地元で育つ子供たちには、少しでも可能性を広げてあげたい。Spiristarで働くメンバーはそれぞれが何かしらの想いを持って仕事に臨んでいますが、その想いを実現する事業を立ち上げる度量や意思が会社にあると思っています。そういった日々のコミュニケーションを重ねることによって、MVVが深く自分ごと化されていっている感覚です。

多様性にあふれる社会を目指し、”自分らしさ”を体現する。

ーー今後の目標についてお伺いしたいです。

まずは現在やっているRA業務で掲げている売上目標を達成できるように、先ほどもお伝えしたお客様に真摯に寄り添って、採用成功に向けて伴走するRAになれることを目指しています。また、少し目線を先に伸ばしたときには、CAREER COLLEGEが新卒マーケットの中で第一想起が取れるような事業へと成長させていきたいです。その中で私自身は、Spiristarがより多様性に溢れた会社であるためにも、”らしさ”を体現していきたいと考えています。沖縄も、関東も、関西も経験したからこそ、世の中にはたくさんの人がいて、多様な価値観を持っていて、そういった人たちがより働きやすいような環境や事業を作っていけたら良いなと。

ーー最後に、Spiristar社にどんな人に入社してもらいたいですか。

スキルセットがどうこうではなく、バイタリティの高い人と一緒に仕事をしたいなと思っています。Spiristar自体、まだまだ若い会社だからこそ、アクティブに積極的に活動をする必要があるんです。そこで必要なことは何かのスキルセットではなく、間違いなくバイタリティ。「何も持ち合わせていないから」という理由で挑戦を諦めてしまっている人がいれば、ぜひSpiristarに応募してきてもらいたいなと考えています。また、そういう人がいたら周りを巻き込んでいくことができると思うんです。バイタリティが高いからこそ、たくさんのアウトプットが生まれて、また新しい事業や気づきが生まれていく。そんな好循環を産んでくれる人とお仕事をしたいと考えています。

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