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チームビルディング構想その①「ラベル構想」

早春の2月、アルカナは37名になりました✨✨

先日、M&Aしたけどいろいろ予想外だったというストーリー。そこからあっという間に3名の仲間が参画しました。これはとっても嬉しいことですが、「M&A、思ったんと違ったんか」という不安を掻き立てるだけではいけないと思い、「思ってたのと違ったけど、アルカナは元気です(キキの声で再生)」というお話しもしていきたいと思います。

今回はここ1年で制度として発足した「ラベル構想」についてお話ししたいと思います。


ラベル構想とは?


アルカナはこの1年ちょっとで15人が37人になりました。倍率でいうと実に240%増です。そこで、各位にラベルというものをつけることにしました。安易ではありますが、名前とあわせて「どこを担ってるのか」をセットで素早く認識し合おうという試みです。

この制度を取り入れて半年くらいが経ちましたが、劇的に何かが捗ったというわけではない所感ではあります。おそらくは日々この制度を前提とした形でアサインや動きに理由づけできていたら、もう少し仕組みに取り込めたのかなと反省もありつつ。ただ、このラベルはただポジションを確認し合うだけでなく、個人の得意領域と責任範囲を合わせて認識してもらうという目的もあります。


各ラベルの得意領域と責任範囲


まず、ここで共通認識を持ちたかったことは守備範囲です。もちろん「俺はここまで!」「私はここまでね!」っていうのではなく、相手の守備範囲を慮って一緒に仕事をしていきたいという想いがあります。

そもそも私も前職の会社ではこんな定義をしてなかったのですが、あえてしてみました。当時20名弱くらいだと、そもそも「この人どんな仕事してるか知らない」なんてこともないですし。むしろディレクターとデザイナーを兼ねてるとか、エンジニアとアカウントを兼ねてる、みたいな兼務が甚だしかったのもあり、全員が全員の個性を知って尊重するのだという雰囲気だけで共闘してました(たぶん20名弱だとなんとでもなる気もする)。

でも、「みんな自分のことわかっててくれてる」というのは、つもりになってしまうことが一番危険。それに私は、境界線って認識して初めて「いい感じで越える」ことができるのかなとも思っています。


責任範囲は「ここまででいい」という範囲ではない

このラベル化構想をまとめたときに、ヒントにしたフレームワークがあります。それはドラッカー風エクササイズというもの。名著アジャイルサムライの著者Jonathan Rasmusson(ジョナサン・ラスマセン)さんが名付けたという由緒(?)正しきチームビルディングの手法です。

少し脱線してしまいますがドラッカー風エクササイズを5行で解説しますね。

  • 目的はチームメンバー全体の期待値調整をするため(経験・スキル・思考・バックボーンなどを踏まえる)
  • 自己開示パートで「何が得意か」「どういう風に仕事をするか」「大切に思う価値は何か」自分のことを話す
  • 期待値パートで「自分がメンバーから何を期待されてると思うか(どんな貢献をするつもりか)」と「自分以外のメンバーがその人に何を期待しているか」を擦り合わせる(ファシリテーターがうまいこと深掘りする)
  • 上記をメンバー全員集まって口に出してあえて擦り合わせることで、円滑なチームビルディングを形成する
  • タッグマンモデルの①形成期②混乱期③統一期④機能期の中では形成期か混乱期に実施するのが望ましい

わざわざラベルなんていう「そんなの言わなくてもわかってるよ」というものをあえてやりたかったのは、正しくは期待値調整でした。プロジェクト中にふと悩んだ時や、クリティカルなトラブルに見舞われた時、誰に相談すればいいのか、逆にどんな時に頼って欲しいのかを明示化したかったのです。

逆に「例えば本来はエンジニアが主戦場だが、アカウントの仕事を多くしている」みたいな人がいた時に、何も言わないと「頻度の多い仕事」が主戦場だと思われてしまうことがある。そういった期待値のミスディレクションをなくしたい思いもあります。

ただ、一番に伝わってほしいのは「僕の仕事はここまで」という保身は持ってほしくない。常に自分以外の人を思いやるツールとして活用してほしいということです。そして、相手のラベルと業務内容を知ることで、主戦場を持ちつつも少し越境してほしい。そうするとチーム全体が俄然活性化してくると思っています。きっと自身の仕事が格段にやりやすくなるはず。そうなると、仕事そのものが楽しくなると思うのです。


まとめ

これから入ってくる仲間以上に、もっと在籍組が意識しないといけないなという自戒も込めつつ、今日はラベル化についてお話ししました。スタジオ・アルカナでは「スクラップ&ビルド」をスローガンに良くなる変化は厭わずに進んでいきます。もしかしたら、この記事を読んだ誰かが新しく入るころには、この制度はなくなっているかもしれません。でも、こう言った経緯はあるということはわかってもらえるといいなと思います。


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