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ユーザーファーストなメディアが作る広告商品と営業活動とは?~ユーザーによる本音のランキングができるまで~

ーー 「みんなのウェディング」では恒例のユーザー投稿による年間口コミランキングですが、「ランキングアイコン」とは、どんな商品なのかを商品企画担当の武田さんから改めて教えてください!

武田さん:1年に1度、「みんなのウェディング」に掲載されている全式場を対象とした、年間口コミランキングを発表しています。(過去3年分の口コミ評価を参照したランキングになっています。)

受賞項目は、都道府県や詳細エリアごとに下記の項目で分かれています。(画像はイメージです)

  • 8つの会場ジャンル(ホテル、レストラン、ゲストハウスなど)
  • 8種類の受賞部門(料理、演出、スタッフなど)
  • ユーザーが口コミを投稿した際の自身のステータス「下見(結婚式場の見学など)」「本番(挙式当日)」「ゲスト※」
それぞれのランキング受賞アイコンや、ランキング受賞ポイントページを「みんなのウェディング」サイト内や式場様の公式ホームページなどに表示できるという商品です。
(※「ゲスト」のランキングアイコンは2023年6月以降より表示予定)


ーー1年に1度のリリース商品を、営業の方はどのように式場様へご案内しているのですか?

伊藤さん:1年間式場様がお客様のために努力された結果が、口コミ評価を得てでき上がる商品です!その結果を式場様へお伝えさせていただく商品なので「今年もこの季節がやって参りました!」という、完全なるお祭りの様なテンションでお伝えしています(笑)
毎年11月中旬からセールス開始になるのですが、10月下旬辺りから「まだですか?(ランキングの発表)」と聞かれるくらい、楽しみにされている式場の方もいらっしゃいます。


ーーそれは、嬉しい反応ですね!今年でこのランキングアイコンは何年目ですか?

武田さん:8年目です。ただ、毎年同じ商品をリリースしているのではなく、少しずつ工夫を凝らしてリニューアルしています。
式場様の公式ホームページなどで利用できる「スタンプ(画像)」のデザインを改修したり、「みんなのウェディング」サイト上での表示方法も整理したりしました。毎年ランキングを楽しみにしてくださっている式場様も、毎年同じ商品では魅力を感じてもらえなくなってしまいます。
今回は、営業メンバーにもこの商品企画のプロジェクトに入ってもらって、式場様のヒアリングにも協力してもらいました。様々な意見を出してもらい、ブラッシュアップを図りました。


ーー具体的にどのような点を改善したのですか?

伊藤さん:大きな変更点としては、2点あります。
1点目は、「みんなのウェディング」のエリア別の式場一覧ページに表示される画像内へ、今年購入いただいたランキングアイコンを全て表示できる様にしました。去年までは、アイコン表示は1つのみで、受賞歴をクリックすると表示される仕様でした。
今年は、ファーストビューで購入いただいたランキングアイコンを全て表示して、ユーザーに分かりやすいUIへ改善しました。
2点目は、ランキング受賞ポイントページ(ランキング受賞に至った“理由”や“背景”を具体的にユーザーにお伝えするための記事コンテンツ)の改修を行いました。このページ内では、公式ホームページへのリンクや動画の設置を可能にしたことに加え、グローバルナビを初めとする他のページへ遷移する一切のリンクを削除しました。

ーー 式場様と接点のある営業担当者だからこそ、スピーディーに要望をヒアリングして汲み取れるところはさすがですね!

武田さん:はい。チームのみなさんには式場様のヒアリングにご協力いただき、式場様での利用シーンを想定して、特に「ランキング受賞ポイントページ」の活用法について案を出し合いました。
伊藤さん:例えば、Instagramのハイライト設定から “受賞理由はこちら” という誘導を置いたり、式場へ来館したカップルの待ち時間に読んでもらうために、QRコード化するなどです。


ーー 「ランキング受賞ポイントページ」は、どんなところがおすすめポイントなのですか?

武田さん:「みんなのウェディング」のサイト上にランキング受賞のアイコンがあることで、ランキング受賞をした事実は分かりますが、どういった内容がユーザーから評価を得たのかは分かりづらいですよね。
そこで、ランキング受賞ページには、なぜ受賞ができたのか?という理由や、普段の取り組み、その思いを伝えるコンテンツを用意しました。
加えて、今回プロジェクトに入ってもらった営業の方々に「みんなのウェディング」のサイト以外での活用方法も一緒に考えていただきました。


”ランキングのための口コミではない” ということを忘れない

ーー ややもすると、「良い口コミ」が入ればランキングは上がるという短絡的な発想も浮かびますが…

伊藤さん:ランキングを上げるために「良い口コミを集めましょう!」というコミュニケーションはしていません。
まずは口コミ収集に注力して、投稿された口コミを式場様と一緒に見ながらブラッシュアップや改善を図り、1年の振り返りがこのランキングに反映されるというサイクルです。


それゆえ、式場様が「うちは取れなかったのか…」と落胆されることもあるので、来年一緒に課題改善を頑張りましょう!と、次の目標に向かってまた前向きに取り組んで行けるように提案をさせていただきます。
良い内容の口コミが多く投稿されれば、式場様のサービスをブラッシュアップして行きましょう!と、更なる改善を目指しますし、よくない内容なら一緒に改善をして行きましょう。と、式場様のレベルアップをご提案しています。


ーー 口コミが、まるでお客様アンケートのように受け止められているのでしょうか。

伊藤さん:投稿された口コミに対して、向き合っている式場様が増えてきているという実感はあります。「みんなのウェディング」に投稿される口コミ自体を、ユーザーだけでなく式場様にも信頼していただいていると感じることが多いです。

ーー 口コミによって、式場様が改善された事例も教えてください。

伊藤さん:全体的にソフト面の指摘が多い傾向にあり、例えば、身だしなみに対して指摘があった後に、研修を行ったという事例がありました。
あと、コロナ禍なので窓を開けて換気をしていた最中に、冷たいデザートが出てきたことについて、ゲストから配慮が足りないというご意見を口コミでいただいた式場様もありました。
後日伺った話では、その式場様は、デザートを出す際に一言アナウンスを行う改善をしたという事例もありました。


ーー ゲストが主催のおふたりに遠慮をして言いづらいことが、口コミを通じてサービス改善に至っているとは、サービスの介在価値を感じる一例ですね。おもてなしの際に、ゲスト目線で、一言補足があるとないでは心証も変わりそうです。


口コミの内容を式場様も営業も真摯に受け止める姿勢が、ユーザーファースト

伊藤さん:口コミコンテンツを持っている他媒体との差別化ポイントは、投稿された口コミに対して踏み込むか踏み込まないかだと思います。営業が、先程の事例のように、口コミを一つひとつ読み込んでピックアップをして、式場様と一緒にサービス改善を図るか否かです。
ユーザーが口コミを閲覧したあと、式場様のホームページへの流入を増やすために利用している媒体もあります。また、投稿された口コミの掲載をするか・しないかを、式場様が選択できる媒体もあります。例えば、良い口コミ以外は出さないことも可能だったりします。


ーー 「みんなのウェディング」の投稿コンテンツガイドラインには、ユーザーが満足した体験はもちろん不満足だった体験に関する口コミも、主観的な感想として掲載を行いたいとう内容の記載もあり、感想の範疇であれば掲載の有無はユーザーの意思に委ねていますよね。

武田さん:そうですね。実体験に基づいた口コミなどのリアルな情報を提供することで、結婚式を検討している未来の新郎新婦に本当に役立つ参考情報としてご活用いただくことを運営目的にしています。
こういった運営目的を果たす意味でも、エニマリの営業はクライアント(式場様)寄りというよりは、ユーザーの目線に立っていると思います。


今年のランキング企画は、もっとユーザーファーストです!

ーー 今年、初めてリリースされた ”みんなのウェディング年間総合口コミランキング受賞会場ページ” について教えて下さい。

■みんなのウェディング年間総合口コミランキング受賞会場ページ

https://www.mwed.jp/ranking/review_totals/2022

武田さん:従来のランキングアイコンは、商品を購入した式場様しか「みんなのウェディング」のサイト上で紹介されませんでした。
逆を言うと、ランキングに入賞している式場様がこの商品を購入していない場合は、「みんなのウェディング」や公式ホームページ上にアイコンが表示できないので、ユーザーには分からないランキング情報になってしまっていました。


ーー 全てのランキングを知りたい!というのが、ユーザー心理ですよね。

武田さん:そうですよね。そこで、実際にセールスを行う営業チームに、「ユーザーにとってどちらがよいか?」を改めて聞いたところ、前向きな意見として「”商品の購入有無に関わらずにランキングを紹介できるページ” があった方がよい!」という声が多かったんです。


ーー 全てのランキングが表示されてしまったら、営業さんとしては販売しづらくなってしまうのでは?と懸念する声が挙がりそうですが、実際はいかがでしたか?

伊藤さん:全部のランキングをオープンにしたとしても、この商品は売れると思っていました。むしろ、そうあるべきだと思うんですよね。


ーー この商品が売れる!と自信を持って言えることも、普段のサービス改善の関係性が式場様とあるからこそですね。商品企画者も同じ目線で販売してくれる営業担当者が頼もしいですね。

武田さん:ランキングアイコンは、これから結婚式を行うカップルから式場様が「信頼」を得るための商品でもあります。だからこそ、営業担当者が式場様と一緒にどれだけ口コミに向き合ってくれているかが、商品の品質向上や売上にも繋がってくるものだと思います。
信頼があるからこそ、今回の ”みんなのウェディング年間総合口コミランキング受賞会場ページ” のように広告ではないコンテンツもリリースすることができたと思っています。


ーー それでは、最後にエニマリで一緒に働くことを検討中の方々へ向けて、ウェルカムメッセージをお願いします!

伊藤さん:「みんなのウェディング」は、2008年2月にサービスインをして以降15年もの間、投稿ガイドラインに基づいた ”本音の口コミ” にこだわった運営をしてきました。
ウェディング媒体において、ユーザーファーストの信頼を得たメディアの口コミのランキングアイコン商品は「みんなのウェディング」を筆頭に販売しましたが、去年から競合他社でもランキング商品の販売を開始しました。恐らく今後も同様の商品が市場に出てくるのではないかと想像しています。
「ここから先は、ランキングアイコン戦国時代が来る!」と思っています。注目商品の先駆けです。そこを更にパワーアップしていける、ユーザーファーストの視点を持った仲間と一緒に働けたら嬉しいと思います!
武田さん:徹底的にユーザーに向き合って商品企画ができる環境が整っています。
私たちは、本気で未来のカップルの選択肢を増やしたり、結婚式を挙げるか挙げないかを悩んだ時に今の結婚式だったらやりたくないという消去法的な理由で結婚式を諦めてほしくないと考えています。
多様化するニーズに対して、メディアがきちんと事例として紹介するからこそ、カップルが本当に挙げたい結婚式を選択する背中を押すことが出来ます。
ユーザーファーストのマインドで、コンサルティング営業や商品設計にチャレンジしてみたい方、お待ちしています!


ーー 伊藤さん、武田さん、お忙しい中ありがとうございました!

ユーザーファーストなサービス作りをしたい!という方や、エニマリのことが少しでも気になった方!

ぜひ、一緒に働きませんか?

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