みなさんこんにちは。株式会社キャパの採用担当阿部です。
今回はちょっと気になる記事を見つけたので、この記事を見て思ったことを書いていこうと思います。
それがこの記事。
「パソコンができないIT業界志望者がいる」 投稿に共感の声「わりといる」「憧れと適性は別物」
ほう...。面白そう。新卒1年目にして、ITスキル0、プログラミングスキル0からIT企業の採用・マーケティング担当として四苦八苦している私には、どうも人ごととは思えない記事です。
記事を引用しながら、考察していきたいと思います。
「パソコン触ったことない」ってこれはさすがにあるの?と思ったけれど...
SNS上で先日「パソコンができないのにIT業界に来る若者」に関する投稿が話題となりました。投稿者は、実際にどうなのかはわからないとしつつ「IT業界に来る新人さんでも、今までパソコン触ったことない層はいる」と指摘。
>>「パソコン触ったことない」若者って、いるんでしょうか。自分の小学生くらいから現在までを振り返ると、いずれもパソコンの授業があったし、大学のレポートもパソコンで作成していたし... 。「触ったことない」は大げさなのでは?と感じましたが、いやちょっと待てよ。もしかして最近はむしろパソコンの代わりがスマホやタブレットが主流なのではないか、と。ちょっと前までは「一家に一台」状態だったパソコンも、だいたいのことをスマホやタブレットで代替できるからこそ、「パソコン触ったことない」はリアルなのかもしれません。
嬉しいような、ちょっと悲しいような「ITなら大丈夫」
「知らないことは今後学べばよいからそのこと自体が悪いわけではないが(中略)マウスの持ち方やダブルクリックの仕方からスタートするのは、教える方も教わる方も大変」とし、その要因として「就職課や採用サイトが『ITなら大丈夫』『ITは売り手市場』と言っていた」ことを挙げています。
>>たくさんの学生さんに会えることはとっても嬉しい!だけど、「ITなら人足りてないし受かるでしょ!」的な意味が込められていそうな「ITなら大丈夫」に思わず悲しくなってしまう採用担当阿部。記事の後半でも述べられているように、ITも業種は様々ですが移り変わりがめまぐるしい業界であるからこそ、勉強も必須。「好き」がないと続けられない業界である気もしています。
パソコンができないってどのレベルなんだろう。プログラミングなら、私もできないんだけど...
Q.パソコンができないのにIT業界に来る若者は実際にいますか。
久原さん「います。IT業界は慢性的な人手不足の状況なので、『パソコンができないのにIT業界を志望する若者』が多く存在していることは確かだと思います。その理由として、IT業界のほとんどの企業が人材を募集している状況において、他社よりも一歩抜きん出るために、良い条件を提示してでも人材を獲得したいと考えています。その結果、『就職活動』をしているつもりが、いつの間にか『良い条件の会社に入りたい』という『就社』が目的になる傾向があり、そのことが『パソコンができないのにIT業界を志望している風の若者』が多いことの背景にあります。企業側も企業側で、人材を一人でも多く獲得したいと考えているので、面接の目的が『応募してきた人を振るい落とす』ことではなく『入社希望を確認する』場に近い状況になってしまっていると思われます。IT業界の内定率が、他業種よりも比較的高いのはそのためでしょう」
>>IT業界が何をしているのか、なんとな〜くでもサッと説明できない人(大学生時代のわたし)と、IT業界で働く人が考える"パソコンができる"にはかなりの差があるように思うんですよね。それがプログラミングなのか、ワードエクセルなのか、いじったことはある、なのか・・・
この「パソコンできる」の認識を企業と学生側でピッタリ揃えてみると、「パソコンができないのにIT業界に来る若者」の数はさほど多くないのでは?と個人的には思ったりします。
良い会社を見極めるキーは「十分な研修期間」?!
Q.IT業界を志望する若者が心得ておくべきことは何でしょうか。久原さん「ひと口にIT業界と言っても幅が広く、大きくは『ハードウェア業界』『ソフトウェア業界』『情報処理サービス業界』『インターネット業界』の4つに分類されます。就職活動をする若者は、各業界の内容をしっかりと把握し、給与や福利厚生などの条件面による『就社』を目的にするのではなく、仕事の内容を理解した上で『就職』をする必要があると思います。もちろん、自分なりに十分理解したつもりでも入社前と入社後のギャップは存在するでしょうから、自分にとって良い会社を見極める一つの手段として『十分な研修期間』を用意している企業を選択するのもよいかもしれません。そうした企業は、若者と向き合う時間に対して多くの予算を用意できており、どんな問題にも対応できる可能性が大きいと考えられるからです」
>>確かに、「入ってみなきゃわからない」のが会社です。これまでだって、高校も、大学も...新しい環境がスタートする節目を迎えるたびに、こうなんじゃないか、ああなんじゃないかと期待も不安もたくさん想像したけれど、結局入ってみなきゃなーんにもわからなかった。ならば「十分な研修期間」や「福利厚生」で会社を選んだっていいんじゃないかと私は思っています。
まとめ:パソコンできないのにIT志望、は鵜呑みにしないほうがいいかも。「パソコンできない」のレベルを確認すべし。なお、エンジニアは特に志望度高い「本気な人」が多いのがITです。
まとめが長くなってしまいました。
確かに開発未経験や文系大学の出身でも入社してからのプログラミング研修で0から教えてくれる企業も多くあるかとは思いますが、IT=「パソコン触ったすらことない」人でも大歓迎! と捉えてしまうと誤差があるように思います。もちろん、志望は誰にでもできるので現実の採用状況をそのまま指している表現ではないと思いますが、「職人気質」な方が多いのがIT業界なのではないかとわたしは感じています。
また、記事に「憧れと適性は別物」という声がありましたが、適性はある程度やってみるうちに身についてくる部分もあるかと思います。
「誰でもいいからカモン!」な会社は少ないかと思いますが(ITに限らず)、
・パソコンを触ることに抵抗がない
・モノを作ることがわりと好き
・インターネットに興味がある
これらに一致しているあなたは現時点で「適性がある」と思います。
「自分には無理だ...」とIT業界を敬遠している方も、
「ITなら大丈夫でしょ!」な方にも読んでみてほしいな、と感じる面白い記事でした。
それでは!
▽IT・プログラミング未経験!文系大出身のわたしも、頑張ってます!あなたも一緒に働いてみませんか?