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【ブライエッジ仕事図鑑 #4】リサーチャーチーム~仕事とやりがい編~

「ブライエッジ仕事図鑑」は、ブライエッジの事業や仕事のことをもっと知っていただきたいという思いから始めた企画です。現場社員へのインタビューを通して、各事業部の役割やキャリアについてご紹介していきます。
第4回目は、エグゼクティブサーチ事業部で優秀人材のサーチ・スカウトのスペシャリストでもある「リサーチャーチーム」に、どんな仕事をしているのか、どんなやりがいがあるのか、お話を聞いてきました!

インタビューしたのはこちらのメンバーです。


エグゼクティブサーチ事業部 リサーチャーチーム
チーフリサーチャー 向井

リサーチャーという仕事について

ーーリサーチャーというお仕事について教えてください。

向井:ひとことで言うと、「優秀人材のサーチ・スカウト業務」を通して、クライアント企業様の成長に貢献する仕事です。

近年のITサービスの発展もあり、IT人材、いわゆるエンジニア職の優秀人材を集めたいと考える企業様が増えています。そのため採用の難易度がどんどん高まっている現状です。2021年12月時点でのエンジニアの正社員求人倍率が17.8%、AI領域の正社員エンジニアの場合、求人倍率は53.1%と、非常に高い求人倍率になっています(レバテック調べ)。
そのため複数の人材紹介会社では紹介をさばけなくなり、新規申し込みを停止するようになっていますが、ブライエッジは創業以来、IT・WEB領域に特化しており、クライアント様からの依頼も多くいただくため、難易度は高くても引き続きエンジニア採用のご支援をしております。

人事の方々も、一生懸命スカウトを打つなどしてエンジニアの方を探しても、転職媒体に登録している人は限られているため、母集団形成にとても苦労されているんですね。でも採用ができないとサービスが作れない、事業が伸びない、と人事の方や経営者の方は日々頭を抱えておられます。
そのような企業様にヘッドハンティングをご依頼いただくことが多く、私たちリサーチャーが優秀人材をサーチ・スカウトし、クライアント企業様にお繋ぎしてご縁を作っています。

ーーあまり聞きなじみのない職種ですが、とても難易度の高い仕事なのですね。

向井:多くの企業様から採用難易度の高いポジションをお任せいただいているので、成果に結びつくのは時間がかかるのですが、その分自分がスカウトした方がご入社につながった時の感動はひとしおですね。

また他社エージェントさんと違って、私たちリサーチャーは転職顕在層だけではなく「潜在層」に対してもアプローチをしています。転職をすでに意識している「転職顕在層」に対してアプローチするだけでは本当にクライアント企業様の成長に貢献できる人材をお繋ぎできるわけではないので、日々TwitterやFacebook、LinkedIn、YOURTRUSTなどのSNS、イベント情報、ブログや雑誌記事、学会情報等にもアンテナを張って、「この方が入社することで会社の課題解決ができ、事業や組織が成長する」という方をピンポイントで探しています。
サーチの手段にルールは設けていないため、スカウトさえ打てばいいという仕事では全くなく、自分から情報を取りに行くことや、アンテナを高く張ること、従来のやり方に固執せず柔軟に手法を試していく発想力がとても大切な仕事でもありますね。

クライアント企業様の多くはIPO前のスタートアップフェーズが多く、一番多くご相談いただくのはエンジニア職の採用です。今は市況感の高まりもあってエンジニア採用の難易度が高まっているので、自社だけで採用するのがどの企業様も難しい状況ですので、ブライエッジに依頼いただくケースも多くあります。他では、事業企画やプロダクトマネージャー、エンタープライズセールス、マネージャーポジションやCxOクラスの採用もオーダーいただいており、リサーチャーは複数案件を同時に動かして、企業様の採用成功に向けて日々コンサルタントと連携をしています。

ーー難易度の高い一方で、貢献性も高いお仕事のように感じました。

向井:私の実績だけでも、事業部長クラスや執行役員クラスの方をお繋ぎし、ご入社が決まったケースがありますが、やはりそういう方がご入社されることで企業様の事業がぐんと伸びたのを実感しています。
また候補者様が入社した企業様先でインタビューされていたり、会社のサイトに載ったりしていたこともあります。それくらい優秀な人をお繋ぎで来ているんだなと感じますし、そういった記事を見るとやりがいを実感できますね。

社内事ではありますが、追加発注やクロスセルにつながったこともあります!追加でポジションを依頼いただいたり、部署をまたいでRPO案件も受けていただけたり。「またこんな優秀な方をご紹介してほしいです!」「紹介の質が高いので、他も任せたいです!」など言っていただけると、そのきっかけづくりができたことを誇りに感じますね。

ーーまさに”ヘッドハンターの右腕”ですね!1日のお仕事の流れはどのような感じでしょうか?

向井:業務としてはこの4つがメインで、案件や日にもよりますが、①スカウトが7割、②③④が3割ほどのイメージです。



①優秀人材のサーチ・スカウト、ご返信対応、日程調整

案件によりますが、主に担当するのはエンジニアポジションのサーチ・スカウトです。ただ、企業様の求める方というのはそもそも市場にも多くいらっしゃらず、なかなか見つけることができないので、時間をかけてサーチし、スカウトメールもテンプレートではなく一人ひとりカスタムしてお送りしています。



②クライアント企業様とのお打ち合わせに同席

窓口はコンサルタントですが、クライアント企業様とのお打ち合わせに同席もしています。定例で進捗確認のMTGを行ったり、こちらがポジションへの理解を深めるために質問をさせていただくこともあります。また先方からも、「うちが欲しい人材って、市場にどのくらいいますか?」など市況感をご相談いただくなど、最近のトレンドについて情報交換することもあります。


③社内でのプロジェクトMTG

企業様との打ち合わせだけでなく、社内でコンサルタントとも定期的に連携をしています。案件ごとにプロジェクトを組みますので、プロジェクトMTGを週1回~実施し、スカウトの状況やターゲットのすり合わせ、採用成功というゴールに向けてどこがボトルネックになっているのか、等をコンサルタントと話し合っております。


④媒体会社様とのお打ち合わせ・リレーション構築

弊社の強みは転職媒体に登録されていない方を探せることですが、転職媒体もうまく活用をしております。リサーチャーが窓口となって媒体会社のご担当者様と打ち合わせし、市況感をヒアリングしたり、どのような検索ワードが増えているかといった情報収集も行い、社内に展開することで全社のスカウト力向上をアシストしています。

ーー業務を遂行する中で、壁になったこと、大変だったことはありますか。

向井:私も現メンバーもですが、エンジニア職そのものや、エンジニアの求人を理解すること、ここが一番の壁になりました。

私自身は前職が大手エージェントでキャリアアドバイザーをしておりまして、ビジネス職を中心に様々なポジションへの理解はあったのですが、エンジニアの方をスカウトするのはブライエッジが初めてでした。エンジニアとひとことで言っても、複数の職種、様々な言語、フレームワークがあり、かつ目に見えにくい世界ですので、慣れるのには時間がかかりました。
私は本から学ぶことが多かったですが、メンバーはYoutubeやTwitter等からも学んでいましたね。もちろんエンジニアさんと面談をする弊社コンサルタントから学んだり、クライアントとの打合せに現場のエンジニアさんに参加いただき、エンジニアさんのリアルな声を聴くこともあります。

また、一度学んだら終わりではなく、IT業界は流れが速いので常に最新の市場感をつかみ、新しい言語や職種をキャッチアップしていかないとついていけないところも大変です。実際に入社当時にはなかった職種を今は注力してスカウトしている、というケースもあります。

現在は、チームリーダーとしてメンバーにどうやってエンジニア職を学んでもらうか、工夫をしているところです。知見の度合いはメンバーによって様々ですし、どこから解像度を高めていくとスムーズに学べるかは人それぞれですので。個人に合わせて教える工夫をしているところです。
クライアント企業様もエンジニア採用には苦戦しているところが多いので、エンジニア採用について高いレベルで知見を身につけることで、企業様に貢献できる力を高めていきたいですね。

ーーそのような壁を乗り越えたリサーチャーだからこそ、身につくスキルなのですね。

向井:そうですね。また「アンテナの高さ」もリサーチャーの強みだと思います。自分から情報を取りに行く力、と言い換えられると思いますが、私もメンバーの皆もここはリサーチャーの仕事を通して身につきましたね!

リサーチャーの仕事は、マニュアルがあってそれ通りに進めればいい、というものではありません。また会社としてもまだまだ発展途上で、細かく研修があったりするわけでもないため、自分から本を読んだり、クライアント企業様の情報をネットで探したりすることがとても大事です。例えばSNSを見ている中でも、「この業界用語って何だろう」「この企業さんの資金調達の成功要因は何だろう」「この新規事業、どういう背景で立ち上げたのだろう」と気になって調べるのは、リサーチャーの職業病といっても過言ではないと思います。

この「アンテナを高く持つ力」はビジネスパーソンとしても大事なポイントですし、情報のキャッチアップのスピードが格段に上がるため、将来的にリサーチャーから別の仕事に移ったとしても、必ず活かせると思います。

※本記事は2023年4月のインタビュー時点の内容です。

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