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キャリアチェンジも大歓迎!AppBrewの「プロダクトマネージャー」像を探ってみた。

近年、その重要性が増しているプロダクトマネージャー(以下、PdM)職。
AppBrewでも、各プロダクトごとに複数名の社員がそのポジションについています。

しかし、ひとくちに「PdM」といっても、その職務内容や責任範囲は会社や組織によって大きく異なるようです。果たして、AppBrewのいう「PdM」とはどんなポジションなのか、どのような人材を求めているのか、現PdMの3名が集まって意見を出し合いました。


Pin/堀江 慧(ほりえ さとる):株式会社AppBrew 取締役 CTO。技術面だけでなく、組織づくりの側面からも会社を支える。現在は、Eコマース(LIPSショッピング)のPdMも兼務。


yoshino/吉野 克基(よしの かつき):株式会社AppBrew 執行役員 DX支援事業開発責任者。AppBrew創業当初よりエンジニアとして勤務。現在は、toBプロダクトに関する事業全般のPdMを務める。


きゃりー/れとるときゃりー:デザイナー,エンジニア,PdM。学生時代に個人開発したサービス「TwiCall」をAppBrewに事業譲渡するとともに、AppBrewに新卒入社。最近ではLIPSショッピングの「コスメクーポンガチャ企画」を担当。

ーー初めてのAppBrew PdM座談会ということで、まずはAppBrewの「PdM」の定義について教えて下さい。どんな役割で、どのような人が就くポジションなのでしょうか。

Pin:社内にはそれを明確に言語化した指針があり、以下の項目について「責任を持つ」役割として定義されています。現在、AppBrewにある3つの事業セグメントそれぞれに開発チームが紐付いているのですが、弊社のPdMはその開発チームに所属しています。各事業やチームの課題を発見・解決し、ユーザーへの価値提供にコミットするポジションです。

◯ 担当事業領域の目標を定める(ヒント:マイルストーン、ロードマップの作成)
◯ これをステークホルダーに浸透させる
◯ 課題を発見し、施策の優先度判断を行う(ヒント:スプリントプランニングの実施)
◯ 施策や機能の仕様・デザインの決定に責任を持つ(ヒント:スプリントレビューの実施)
◯ チームビルディング業務(採用活動における、特に事業・課題面でのアトラクトと入社後のプロダクトや事業に関するオンボーディング)


事業別に、エンジニアやデザイナーを主なメンバーとするプロダクト部のユニットがある。AppBrewのPdMは、それぞれの「ユニット」に所属している。

吉野:自分はこの「公式見解」をよく読んでいるので、意見に相違はないです!

きゃりー:自分としては、PdMといいながらも上記すべてはできていないかもしれないです。施策の決定やデザインはやっているものの、事業のマイルストーン設定などはまだやったことがないですね。

Pin:そのきゃりーさんの認識は正しいと思います。AppBrewでは社員評価に「グレード制」を導入しており、PdMは基本的に"グレード3"以上の人間が担当する職務です。きゃりーさんはそのひとつ下の"グレード2"のなかの最高位であるアドバンストという職位なので、PMの役割のうち担当していない領域があったり、OJT的に他者からサポートを受けながら実行していたりする、ということですね。

吉野:とはいえ、グレード3になった、グレード3として入社したからといって、すぐにすべての項目をこなす必要はないですよ。事業理解も必要だと思いますし、そのためのオンボーディング等は時間をかけて実施していくつもりです。上記の「担うべき役割」は、あくまで最終的な期待値です。

Pin:そして、すべてをPdMが自ら行わなくてはいけないわけではないです。あくまで「責任を持つ」なので、周りを動かして目的を達成する、チーム先頭で旗を振るというのもPdMの重要な仕事となります。


概ね、PdMを務めるのは大グレード3の、マネージャー/スペシャリストのメンバーとなる


グレードが上がれば、任される責任範囲や課題の抽象度も上がっていく

ーーPdMというポジションは最近よく聞きますが、会社ごとにPdMの役割や求められるスキルなどは微妙に違うようですね。AppBrewのPdM像、実務面について教えて下さい。

吉野:実はこのメンバーのなかに他社でPdMの経験がある人がいないので比較は難しいですが…。AppBrewはかなりプロダクト寄り、かつ事業全体に対する責任が大きいですね。

Pin:PdMは「ミニCEO」と呼ばれることも多いですが、まさにAppBrewの各事業のCEOだと思っています。だから、「意思決定力」は大切になってくるのかな。

吉野:「正確な意思決定をする能力」は、必須ではないかも…?自分もきちんとできているかは微妙です。しかし、しっかりと自分の意見を持つ、いわゆる"ポジションを取ること"は大切にしています。誰かが強い意志を持って進めないと、なにも進まないですから。

ーー「ポジションを取る」のが重要とのことですが、みなさんがPdMになって変わったこと、意識していることはありますか?

吉野:以前はゆりさん(AppBrew共同創業者の松井)に頼ってしまうことも多かったですが、PdMとして独り立ちしてからは自分の意見を持ち、「どうしましょうか」ではなく「こうしたいけど、いいですか」とクローズド・クエスチョンでいく、という姿勢はより強く意識していますね。

きゃりー:私は入社以来、エンジニア、デザイナー、企画と様々な役割を経験しながら、できることをやってきただけという認識です…。Pinさんはじめ、周りの方にかなり助けてもらっていると思います。

Pin:きゃりーさんは、「ナチュラルボーンPdM」なんですよ!企画ひとつとっても、自分が作るんだ、こんな風に設計するべきだ、という意思を強く持っている。

きゃりー:確かに、自分でプロダクトを作っていた経験もあり、それがまさに"ミニCEO"だったのかもしれないです。「成果物をこうしたい!」という考えは自分の中で強くあると思います。

ーーAppBrewのPdM像が見えてきたところで、現在募集しているふたつのポジションについて教えて下さい。

①DX支援事業(SaaS/toB)

SaaS事業としてクチコミ起点でユーザーの行動や感情を理解し、 美容メーカーの一歩先の戦略設計を支援するマーケティングツール「LIPS for BRANDS」を開発しています。

有名コスメブランドを顧客に持つ「LIPS for BRANDS」同時に、業界のDX(デジタルトランスフォーメーション)も担う

吉野:toB、といっていますが、LIPSというサービス全体の設計や実現可能性を深く理解した上でSaaSの設計をするので、サービス、ひいては会社全体のことを理解できるポジションです。ときには利用者(コスメブランド担当者様など)のもとへ出向いてヒアリングを行ったり、SaaSの導入説明に同席したりすることもあります。

Pin:C向けのプラットフォームを展開していて、そのデータを活用してB向けプロダクトを展開している、という企業自体が少ないので、それをやってみたい方にはいいですよね。

きゃりー:手伝ってみて思いましたが、自分の働きが明確に「売上」になって目に見えるのはいいですよね。手応えを感じます!

吉野:今後は、データ分析機能を拡充するのか、広告出稿機能を強化するのか…まだわかりませんが、美容業界のDXに関する打ち手を一緒に考え、推進できる方に就いていただきたいです。

②コマース事業(LIPSショッピング)

コマース事業としてLIPS内でコスメや美容グッズが購入できる機能『LIPSショッピング』を開発しています。日本最大級の美容プラットフォーム「LIPS」にEC機能を融合することで、商品の発見から購入、発信まで一気通貫での体験が可能になります。

昨年末のリリース後、取り扱いブランド数も着実に成長中

Pin:コマース事業は、2021年末にリリースして、「LIPSで商品が買える」というはじめの一歩を踏み出したフェーズです。これ以降は、「なぜLIPSで買うのか?」という、美容プラットフォームでの購買ならではの価値を作っていく段階になっていきます。

吉野:DX推進も、コマースも、いまPdMを求めている2部門は、サービスの立ち上げは終了し、選ばれる理由を磨いていく「第二創業期」ともいえる、重要なタイミングですよね。

Pin:コマースは「流通額」というわかりやすい数字が出るので、数字が好きな人や得意な人は歓迎です。また、現在コマースのPdMである私がエンジニア出身ですので、それ以外のバックグラウンドを持っている方、マーケティングやアライアンスなどエンジニアリング以外の得意分野がある方だと、私と補完しあうこともできるので、LIPSやコスメのEコマースに対して強い思いのある方であれば、ぜひお会いしてみたいです。

ーー最後になりますが、みなさんはこれからどんなPdM、あるいはPdM候補と一緒に働いてみたいですか?

Pin:現時点ではPdMの経験がなくても、他に強みがあれば歓迎です!ただ、現在のAppBrewの組織の作りとして、開発チーム内にPdMが所属するという構成ですから、デザイナーやエンジニアといったプロダクト作りのバックグラウンドがある方のほうが、馴染みやすいかな、とは思います。

吉野:セールスやビジネス側に強い方もぜひ!その場合、PMM(プロダクトマーケティングマネージャー/開発とビジネスのハブとして、PdMと協働で人が欲しいものを作る人)に近いポジションになるかもしれません。

Pin:ありですよね!AppBrewは、そういう強みやWillがある方がいらっしゃった場合に新しいポジションをつくるのに迷いなく取り組める、柔軟な会社かと思います!

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