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魔法使いになりました。

2018年11月3日、所属するフットサルサークルの一つ上の先輩の引退式がありました。それ以前にサークルの代表のLINEスタンプを遊びで作ったりしていた僕は、なんとなく機械に強そうだという理由で引退式で流す振り返り動画の制作を任されていました。お世話になった先輩方のためにという思い一つで、寝る間も惜しんでYoutubeの海外クリエイターの動画編集チュートリアルを見漁りました。しかしながら初めての動画編集、周りに相談できる相手もいないということもあり結局、式で流せたのは何の変哲も無い誰でも作れるようなスライドショーでした。もちろんサークル員たちは感動した、と褒めてくれました。その言葉に偽りはなかったとは思います。でも僕は悔しさと申し訳なさでいっぱいでした。せっかく自分に任せてもらったのに、LINEスタンプを作ったり人とは違った技術を持っていると勝手に思い込んでいた自分が情けなかったです。技術ばかりに目がいって、先輩方への感謝の思い、そこに込めるべき感情をないがしろにしていたのです。このままでは終われないと思い、式での映像も含めてもう一度作り直そうと決めました。先輩方の三年間のサークル生活での喜びや悲しみ、忘れられない思い出、サークルが大学生活でどんな存在だったのかというストーリーを意識しました。それらストーリーを伝えるためのBGM、写真選び、演出といった視点で一ヶ月間パソコンにかじりついて動画を制作しました。

やっとの思いで完成した動画を公開するとものすごい反響でした。ある先輩がインスタグラムで投稿したところ、たくさんのサークル関係外の人からのコメントがありました。ああ、こんなにも人の感情を揺さぶることができるんだ。動画というツールはなんてすごいパワーを持っているんだろう、とそんな風に思いました。何もできない僕が手に入れた小さな魔法でした。

そこから僕はスマホで撮った映像をYoutubeを見ながら編集をして動画を作ることに没頭しました。アルバイトをして2019年の7月にミラーレス一眼カメラを購入し、お仕事としても動画を作り始めました。たくさんの人を笑顔にしたり、悲しみを和らげたり僕が人生で初めて手に入れた小さな魔法でした。この力で2020年はもっと多くの人の感情に訴えかけるような映像を作っていけたらと思います。


                                     2020.1.4