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withコロナ期間は魚の釣り方を教えるのにうってつけ。

休校中に自宅で学習するプリント要項を見て、目ん玉が飛び出た。

「おい、丸投げすぎんだろ。センセーさ。これじゃ理解できる子の方が少ないわ・・・」

うちには、2人のオスゴリラとオスチンパンジー(本能行動がもはや動物)がいる。

5年のゴリラは「高学年なので一人で学習しましょう」って書いてある。

2年のチンパンジーは、毎回「何やったらいいの?」と聞いてくる。

そりゃそうだろさ、おい。

比較的だいぶ頭のいい、ゴリラですら、「理科の意味がわからないんだけど・・・忙しいとこ悪いんだけどオレにも教えてくれない・・?」と申し訳なさそうに聞いてくる。だいぶ気を使って。
「いやあ・・・あんたの理解力がないわけじゃないよ。大丈夫。あたしにも意味がわからんwこりゃひどいわ。」と、ちょっと責任を学校に押し付けながら・・・笑 それでも、子供にそんな思いさせるんもどうかと思うけどね、本当に。

こんなご時世で、人事周りがあまり動いてなくて、だいぶ時間に余裕があるため、たまたま子供の勉強が見れる私。これがマックス忙しい時だったら、と思うと背筋が凍るほどゾっとする。ずっとヒマだと困るんだけど、マジ今は感謝する。勉強見させてくれて、ありがとう。

「あー、コロナ格差が子供に出るわ、こりゃ」

他の家はどうしてんだと、友達に調査。フルタイムの家は、やっぱりほとんど見れてないとのこと。

マミ校(私の授業ってこと笑)に呼んであげたくても、自粛で人とは会えない。くやしかー!

東京は23区内でもだいぶ格差があって、タブレット配布してオンライン授業やってる学校もあるらしいし、こうやって家庭でも子供の進捗を見れるところと見れないところ。もうだいぶの格差が出てる。

そんで、さらに調査したら、やっぱほとんどは母親が負担してた。夫婦ともども在宅になった、ある家庭では、お母さんがだいぶストレスでやられてて、何回か相談をもらった。

友「勉強みるのもあたし、3食作るのもあたし、なんでみんな家にいるのにあたしだけやるの?」
青「旦那さんにも公平に分担しなよ、やって、っていいなって」
友「これをこういう風にやって、って言わないとやってくれないの。言わないとならないの」
青「空気読めないんだって笑 言ったらやってくれるならとりあえず言いなよ」
友「毎回毎回言うのがもうストレスなの。言わないでもやってほしいの。胃がすごい痛くってさ・・・」

研修でずっと言ってることだけど、主婦はそもそもマルチタスクなんだって。男女脳的にそうなんだって。そうならざるを得ない。そんで、そこに仕事とコロナがのっかってみな?もうヤバイって。

コロナ離婚とかすんごいわかるもん。潜在的にあった不満がお互い顕著に爆発するでしょうや。
(うちは、8年間フルタイムワンオペで、離婚と生まれ変わりを天秤にかけたら生まれ変わったタチ)

その友達は超がつくほどマジメで、やっぱりまた一人で抱えてたけど、「空気読めない人に自主的に動けって無理だって。まず空気読めるように、Yちゃんが本音でぶつかってくれ。気づいてくれ、じゃなくて、超シンプルに気づかせて」って説得した。やったかなー。。。。

ま、私だったら「あたし、召使いじゃないから自動的に3食は出てこないし、自動的に課題も終わらんけど、どうする?」って言うけどw

だから、もちろん家族で分担するのは当たり前なんだけど、どうせだったら、「魚の釣り方」から教えてあげれるチャンスなわけで。「言わないでもやれる」ように育ててかねばならぬのですよ。

現代は、情報がすぐに手にはいりやすすぎて、「考える」って力が退化してると思うんだよ。すごい。子供もすぐ答えを欲しがるし、なぜ?なんで?どうして?が世の中から圧倒的に減ってる。それで得た答えに「ふーん」で納得しちゃう。

社会においては、新卒のうちから、深堀しまくる人財に育てることが、とにもかくにも大事なんだけど、この子達が就職するころには、もっと軟すぎてぐにゅぐにゅの脳みそばかりの子が増えてくるかもしれん。ああ恐ろしい。魚は与えてはいかん。釣り方からじゃ。

人間力は生き方だから母ちゃんが背中で見せてやる、でも、基礎的な地頭力は、なんとか学校でつけてほしいものですな。再開したら頼むよ、先生。
あと、新卒には放置しすぎずにちゃんと生き方を会社の歴史から教えたってくれ、経営陣。(そんなのいらないって人はケンカする)

さて、明日はどうとくに力をいれるかのぉ。

▼霹靂一閃(絵:byゴリラ)
意味:すべての雷の呼吸の基本の型。
私が言いたいこと:基本の型を習得した人間なら、きっとなんでも自分で応用できるじゃろ。

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