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仕事の軸

今迄のビジネス経験から、「チームが働く環境をより良くし、メンバーが本来の力を発揮して成果に向き合うために下支えすること」です。

その思いをもつに至った経験は、大手リース会社でのプロジェクトリーダーでの経験です。

当時の課題は、情報共有不足による障害が頻発していることでした。適切な情報共有が行われず、認識齟齬による障害が多発していました。プロジェクト全体において、チーム間の些細なコミュニケーション不足で障害が起き、さらなる再発防止でまたやるべき手順が増え、チームメンバーに負担がかかる。そんな状況を何とか改善したいと強く感じていました。

そこで私は「自チームと他チームの窓口になり、情報共有の体制づくりを整えよう」と考え、具体的には、以下の2つの施策を実施しました。

①チーム横断で閲覧する共有資料による開発情報の整備と徹底

②新規メンバーへのナレッジ共有サイトの整備

結果として、以前は4半期ごとに1件発生していた障害が、年に1件程度までに減少し、障害対応のコストが減った分、プロジェクトの目標であった粗利率32%を上回り、37%を達成することができました。

また、障害対応のための残業が減り、スケジュール通りに安定感を持って進められるようになったため、チーム全体の雰囲気が良くなりました。

約3年半の任期を終え、離任することが決まった際に、チームメンバーが「また戻ってくるんでしょ?」と声を掛けてくれたことは本当に嬉しかったです。その後もクライアントである当時のチームメンバーと海外旅行に行って、お互いの結婚式に呼びあうほど、今でも仲良くさせていただいています。

その後、そうした行動を社内で評価いただき、「FinTechと金融の未来 10年後に価値のある金融ビジネスとは何か?」という書籍の執筆にも携わることができました。

これらの経験から、目の前の業務を完了させることだけでなく、「チームが働く環境をより良くし、メンバーが本来の力を発揮して成果に向き合うための下支えすること」が自分にとって、大事にしたい軸だと強く確信するようになりました。

この度の転職活動においても、人やチームを支えるような仕事をしたいと考えております。