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卒業の時期に観るべき・読むべき映画と本と・・・

卒業式のシーズになり、いろいろな別れや出会いがある季節は不思議とこれまで響かなかった言葉や音楽や映画が心に深く刺さるような気がする。

昨年から、新卒学生を採用するミッションを頂いたので、20代前半の学生とたくさん話を機会があった。1972年生まれの僕との価値観の違いに驚きつつもたくさんの学びがありました。

#最近の学び

3月は2011年の大震災の起こった月でもあるので、毎年この時期に必ず読み返すスピーチがあるので、紹介したいと思います。

目次

  1. 立教新座高校の渡邊校長のスピーチ
  2. きっとうまくいく 2009年製作 インド映画
  3. ボクの音楽武者修行
  4. 青年は荒野をめざす 五木寛之

立教新座高校の渡邊校長のスピーチ

2011年3月15日 大震災の影響で卒業式が中止になってしまったため、卒業生へ贈った言葉。是非全文読んでみてください。

言葉の強い影響力が圧倒的に学生の心に突き刺さったのではないかなと思います。当時のこの卒業生がどんな活躍をされているのかな。

卒業式を中止した立教新座高校3年生諸君へ。 | 立教新座中学校・高等学校niiza.rikkyo.ac.jp

時に、孤独を直視せよ。海原の前に一人立て。自分の夢が何であるか。海に向かって問え。青春とは、孤独を直視することなのだ。直視の自由を得ることなのだ。大学に行くということの豊潤さを、自由の時に変えるのだ。自己が管理する時間を、ダイナミックに手中におさめよ。流れに任せて、時間の空費にうつつを抜かすな。いかなる困難に出会おうとも、自己を直視すること以外に道はない。いかに悲しみの涙の淵に沈もうとも、それを直視することの他に我々にすべはない。                       海を見つめ。大海に出よ。嵐にたけり狂っていても海に出よ            真っ正直に生きよ。くそまじめな男になれ。一途な男になれ。貧しさを恐れるな。男たちよ。船出の時が来たのだ。思い出に沈殿するな。未来に向かえ。別れのカウントダウンが始まった。忘れようとしても忘れえぬであろう大震災の時のこの卒業の時を忘れるな。鎮魂の黒き喪章を胸に、今は真っ白の帆を上げる時なのだ。愛される存在から愛する存在に変われ。愛に受け身はない。教職員一同とともに、諸君等のために真理への船出に高らかに銅鑼を鳴らそう。

次に紹介するのは、2009年に製作されたインド映画

このダイジェスト版だけでも観る価値あると思います。

きっとうまくいく 2009年製作 インド映画




インドで興行収入歴代ナンバーワンを記録する大ヒットとなったそうです。2021年の今頃僕はこの映画を観ました。ストーリーはインド屈指のエリート理系大学ICEが舞台で、自由人のランチョー、機械よりも動物が大好きなファラン、なんでも神頼みの苦学生ラジューの3人が引き起こす騒動を描きながら、行方不明になったランチョーを探す物語。

こんな友人いるといいよね!と思う、最後はとても晴れやかな気分になる映画です。

次は、僕の好きな指揮者の小澤征爾さんの自伝

ボクの音楽武者修行

ボクの音楽武者修行 (新潮文庫)amzn.to539円(2021年03月07日 11:07時点 詳しくはこちら)Amazon.co.jpで購入する

26歳の小沢征爾氏が書いた2年半の修行旅。スクーターを貨物船に載せて、マルセイユからパリ、仏国内、米、独、再び米と廻り、コンクールで優勝していくストーリーが描かれています。若者よ海外へと!小澤征爾さんが書かれています。

いいよね海外! 日本に閉じこもって一生終えるなんて本当にもったいない。

最後に紹介するのはこの本

青年は荒野をめざす 五木寛之

1960年代の若者のバイブルみたいな本

今の若者が、かつて若者だった60才以上のおじさん達の青春時代の価値観を知りたりならこの本

49才の僕の価値観もこの本に近いかな

青年は荒野をめざす (文春文庫)www.amazon.co.jp774円(2021年03月07日 11:49時点 詳しくはこちら)Amazon.co.jpで購入する

この本を持って上海のビジネスに乗り込んだ2009年を思い出しました。

男たちは常に終わりなき出発を夢みる。安全な暖かい家庭、バラの匂う美しい庭、友情や、愛や、優しい夢や、そんなものの一切に、或る日突然、背を向けて荒野をめざす。だから彼らは青年なのだ、それが青年の特権なんだ。
青春は、その人の気持ちの持ちようで、何回でも訪れてくるんだ
よ」、とも言っている。荒野をめざしたその瞬間、誰にでも何度でも、青春はやってくるのだ!

久しぶりに読んでまた、海外ビジネスへの思いが強くなりました。

以上

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