1
/
5

自分なりの“コミュニケーション”についての考え

Photo by Helena Lopes on Unsplash

前職の各オフィスで“発生しないことがない”とされた

「営業制作間のコミュニケーションエラー」


これを解消するために工夫したことは

既にプロフィールの“ベストチーム賞”で紹介したので

それを含めた営制の仲介役を長く担って、どういう考えに至ったかを語ります。


コミュニケーションエラー解消において

第一に“捨てるべき要素”があると考えています。

それがこちら

  • “どっちかが正しくてどっちかが間違っている”という前提
  • “正解”を導き出さなきゃいけないというベクトル
  • コミュニケーション問題の一体全体を解決して、今後エラーが発生しないようにするという“思考停止”のゴール


これらを手放さないとどうなるのか。


当然、社内で揉め事ばかりを起こせば厄介者になってしまうし

そもそも喧嘩することが怖いから…

大体の現場でこんな事態が起きていました。

  • 衝突を避けるために関わりを避ける
  • 関わらないから、相手に変な予防線(先入観)を張る
  • 踏み込んだコミュニケーションができない
  • 一番最初にもどって負のループ

では、捨てるべき要素について解説します。


ーー“どっちかが正しくてどっちかが間違っている”という前提を捨てる

なぜか…という解説は不要と思います。

ただこれに囚われてしまうと、シンプルだったかもしれない問題が深刻化しがちです。

なぜなら当事者間で起きているコミュニケーションエラーの“核”を見失ってしまう可能性があるためです。

感情をもつ人間同士のエラーなので、その事の正悪/正誤なんて大それたものではなく

「言い方」とか「タイミング」とか「リアクション」みたいな

実はものすごくあさ〜い所に核があることが多々…笑

仲介する立場、当事者、その時々に立ち位置があると思いますが

エラー解消のためには、核を見つける前に先入観を持たないことが大事だと思いました。



ーー“正解”を導き出さなきゃいけないというベクトルを捨てる

上と共通する部分が多いですが「完璧主義が行動を起こせない原理」と同じです。

話し合いをした上で、腹落ちしない部分、理解できない部分が残ると

「はいはい、こっちが我慢すればいいんでしょ」

と頬を膨らませて、ギスったまま終わる話し合いがよくあります。


いやいや、ちょっと待ってくださいと…笑


エラーが起きて話し合いをした時点で、相手を少しでも理解できたのだから

“関係性は前進している”んです。

仲良しというゴールが10歩先にあるなら、2歩ずつ前進でもいいんじゃないかと。

次に繋がるので一旦ここは切ります。



ーーコミュニケーション問題の一体全体を解決して、今後エラーが発生しないようにするという“思考停止”のゴールを捨てる

かくいう私もそうなんですが、多くの方ってコミュニケーションに対して臆病ですよね。

だから、ワクチン接種のように今後発症する可能性がゼロ…という理想を抱くか

それが叶わないなら接触しない…という極論姿勢になりがちです。

(単なる例えなので、某ウイルス関連に対する特別な思想はありません)


ですが、私はこう思います。

コミュニケーションエラーはどれだけ相互理解を深めて、予防線を張っても起こる。

そして起こってしまうこと自体を恐れたり“悪いことだと思わない”事が大事だと。

  • コミュニケーションにおいて大小のエラーが起こる
  • 先入観なしに相手の話を聞く、話す
  • 改善策を実行する
  • またコミュニケーションエラーが起こる
  • 先入観なしに…

人と関わっていく以上、ビジネスであれ友人関係であれ

このサイクルからは逃れようったって逃れられないし、

こういう前提でコミュニケーションを捉えるべきだと思います。


自分自身を100%操縦できる取扱説明書をかける人間はいないと思います。

自分自身で無理なものを、他人で書こうとする試みは無謀にすぎるので

先入観に頼るのを諦め、相手に応じて、その都度

“右往左往するコミュニケーション”を大切にし、そして楽しんでいこう


そんな考えに至り、他人と起きる摩擦やすれ違いを"健全なこと"だと思えるようになりました。


以上です。

長文、乱文失礼致しました。