1
/
5

自分のための8時間

『自ら学べる人を求めています』

就職活動をしているとよく見る文言です。特にITの技術は日進月歩、常に学ばなければならないのは理解できます。

とはいえ、私たちに勉強するための時間はあるのでしょうか?

一日の労働時間が8時間になったのは1886年5月1日に合衆国カナダ職能労働組合連盟が8時間労働が8時間労働制要求を行ったのが起源らしいと聞いたことがあります※。その時の目標が「第1の8時間は仕事のために、第2の8時間は休息のために、そして残りの8時間は、おれたちの好きなことのために」だったそうです。

そこから100年以上経った現在、日本の労働時間の上限は8時間です。そこに更に残業があったりします。

(労働時間)8時間+(休憩時間)1時間+(残業時間)1時間+(通勤時間往復)2時間

一般的な労働者の労働時間を考えるとこんな感じかと思いますが、これだけで12時間が仕事のために使われています。睡眠時間の8時間を足すと20時間、自分のための時間は4時間しかありません。ですが、この4時間で朝食・夕食を食べ、風呂に入り、家事もしなくてはなりません。子供がいたらさらに育児もする必要があります。

この環境で、どうやって学ぶ時間を確保するのでしょうか?

自分は現在9:00-15:00の学生の身なので、15時に授業が終わってからここにアップしているようなプログラムを作ったり、就活書類を作るゆとりも気力も体力もあります。ですが、ここに来る前、8時間労働をしていたころは学ぶ意欲も気力も体力もありませんでした。毎日をただ過ごしていました。時短勤務できていた時はまだ多少のゆとりもあり、休憩時間に本を読むぐらいは出来ていましたが、その時間もフルになったときに睡眠時間へと変わりました。

学ぶことは楽しく、意義深く、人生を豊かにしてくれます。ですが、そのためには体力もゆとりも気力も必要です。だからこそ、自分は学び続けるために6時間労働出来る企業で働きたいと考えています。

※wikipediaは以下の通り

メーデー - Wikipedia
メーデー(May Day、直訳すれば「 5月の日」)は、世界各地で毎年 5月1日に行われる 労働者の祭典。 ヨーロッパでは 夏の訪れを祝う意味を持った日である一方、旧東側諸国などでは 労働者 が統一して権利要求と行進など活動を取り行う日としている国もある。「労働(者)の日」(Labour Day)ともいうが、いくつかの国ではその国独自の「奴隷の日」を定めているため、International Labour Day との言い方も存在する。 「メーデー」とは本来 五月祭 を意味し、この日に夏の訪れを祝う祭がヨ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%83%87%E3%83%BC#:~:text=%E5%8A%B4%E5%83%8D%E8%80%85%E3%81%AE%E6%97%A5%E3%81%A8%E3%81%97%E3%81%A6,%E8%A1%8C%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%8C%E8%B5%B7%E6%BA%90%E3%80%82