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StoViManing

どうしてサイトは読まれないのか。

私は、人、読者として、肉体を持った現実のあなたに読んで楽しんでもらえる文章を書きます。

そのために、何をしたらいいのか。

当然、人を知らなくてはいけません。はっきり言って、多くのライターは「人を知る」ということのスタートラインにさえ立っていません。

だから、スタートラインに立つ方法を考えることにしました。

仕事で毎日いろいろなサイトを読みます。私はライターです。必要に駆られて読むこと、必要があって調べること、興味が湧いて深入りすること、そこから新しい分野を開拓していくこと、新しい物語、景色、人に出会うこと。

こういうことが日常です。

ですが、最近面白くないのです。

何がか? サイトを読むことが非常に面白くない。

何故か? ジャンキーなんです。ご飯を食べた気にさせてくれないのです。必要なものが、手に入ったという気持ちがしない。結果として私は必要な結果を求めてネットをさまよい、得るものがなく、砂を掴んで帰路につく。こんなことがしょっちゅうになりました。

どうしてか。それは、「読まれる文章を書かなくてはいけない」と考えてサイトを立ち上げる人が増えたからではないでしょうか。しょうか、という問いかけではなくて、そうなんです。

読んでもらえないと、採算が合わない。労働に対する見返りが無い。だから、読まれる文章を書かないと。

問題は、読むのが「人」じゃなくて検索エンジンだということ。

ライティングを仕事にしている人にとって、顧客は人を仲介してくれるエージェント=検索エンジンなわけです。エージェントに評価される文章に偏っていくうちに、肉体を媒体にして現実に暮らしている人が、置き去られている。

だから非常に面白くないのです。更にいうと、エージェントを意識するあまり、味も素っ気もない、レトルトで誰でも同じものが作れる、そんな文章が増えてしまった。当然ながら、そんな文章は誰も読みません。誰かが読んでくれることを期待しながら、誰にも見向きされないものばかり書いてしまっている。

大手メーカーがヒットさせた商品の類似品、どこにでもありますよね。そういうこと。

読み手としての人を知るためには、

物語

景色

人そのもの

を知らなくてはいけません。
私は過去に数千冊の読書をして、15年間アマチュアとして小説を書き続けてきました。
そして全国のハンターがうなるほど手つかずの自然が残る地域で育ちました。

最後に、精神障害を持つことで、人が人にどんな態度をとるのか、鮮やかな多面体の世界に生きてきました。それは時として美しく、当たり前のようにきったないものです。

この経験から得た学び。
ライティングに求められるべき物語、景色、人の学びを、それぞれの頭文字から

StoVieManing

ストヴィマニング、と名付けます。それは、自分の心を鍛えることでもあるし、目や耳や皮膚を鍛えることでもあり、最後には、人を好きになることであるはずです。嫌いな人には何一つ語りたくないですからね。

これから、この空間を使って自分なりのライティングの理想を発信していきます。

ゴールはもちろん、読まれる記事を書くための行動を伝えることなのです。