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初来越から4カ月ほどのこと

ベトナムに来たきっかけは、挑戦したいという気持ちからだった。
20歳のころから広告業に携わってきて、自分には技術として制作。
そして、営業の経験によりコミュニケーションがあった。
この2つの能力があれば、どこででも収入を得て生活はできるだろうと考え、
面白そうなメディア開発というプロジェクトに応募し、転職という形で来越した。

しかし、現実は甘かった。飾られた求人内容とは違い、現実は厳しい。
資金が少なくスタートしていた事業だったため、敢え無く3カ月でプロジェクトは終了。
資金のショートによる事業の終了であったが、ここで初めて経営という物の理解の重要性を知った。
日本では、取引先が倒産するなんてことはなかった。経営者の方々から「うちは儲かっていない。」とかいう話は聞いていたが、今思うと、自分の担当していたクライアントの方々は、素晴らしく有能であったのだろう。。。少なくとも、今でも立派に会社を存続させている。支払いの遅延もなく、事業を成長させているわけだから。
急にベトナムで無職になり収入を得る方法を失っってしまった。しかも、前の会社に戻るのも、なんか恥ずかしい気持ちと、自分の思い描いていた行動とは違うなと感じ、このままとりあえず日本に戻るという選択肢を捨てた。何も成果のない行動にならないようにと・・・。

そして、そんな状況のときにベトナム人のスタッフからの情報で、大学に入学し、ベトナム語を勉強するという方法を教えてもらった。

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