セカンドキャリア
5歳から始めたラグビー。
小学2年生の文集には「将来の夢:ラグビー選手」と書いていました。
1歳年上の兄の背中を追いかけながら当たり前のようにラグビーを続け、人生の選択はごく自然にラグビーが中心。
大学選択の時は、「兄とは別のチームで戦ってみたい」との思いで明治大学を選択。
しかし、当時の明治大学は低迷期の真っ只中で結局4年間で兄のいる早稲田大学には1度も勝つことができませんでした。
チーム成績は厳しかったけれど、成長を目的に単身でNZ留学したことは人生において良い選択だったなと感じています。ラグビーのみならず様々な文化や人々と出会い「自分は何のためにラグビーに取り組むのか」明確にできた素晴らしい経験となりました。
卒業後は、社会人の「プロ選手」として活動することは決めていたのでお誘い頂いたチームで即決。もう1点決めていたことは「28歳までに結果が残せなかったらプロ選手は引退」でした。
結論、競技者人生をかけた勝負は見事に 「惨敗」
大きな挫折を機に、セカンドキャリアについても真剣に考えるようになりましたが、ここで大きな問題に気づきました。
「ラグビー以外に好きなことってなんだ・・・」
夢中になることはいいことである反面、夢中すぎて他のことが全く視野に入っていませんでした。。。
ラグビーのコーチの道も考えて準備は進めていましたが、自分の中では「ラグビーは人生を豊かにするもの」と言う結論を持っていたので、社会人としての経験がない人間がそのまま指導者になることへの違和感を強く感じていました。
また、ある社長に言われたこの言葉が私自身には強く刺さりました。
「ラグビー以外にお前に何が出来る?」
それ以降、人生における考え方をまずは「何がしたい」を探すのではなく「出来ることを増やそう」とシフトし、物流・営業・金融・飲食などに携わってきました。
人の2・3倍の速さで学びながらやっていかないと、追いつくどころが引き離される一方だと考えていたのでとにかく必死に学び続けることを習慣化しながら過ごし、今年で34歳。
そろそろ出来ることから「何がしたい」にシフトし用意してきたものをアウトプットするべき場所を求め新たなチャレンジに進もうと行動しています。