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【出し抜く時代】働く事への認識の差が大きな格差を生む

2019年4月1日から働き方改革関連法案が順次施行され、世間では段々とそのルールにも慣れてきたころかもしれませんね。また、2020年4月1日からは『時間外労働の罰則付き上限規制』の適用が始まりますので中小企業のみなさんに置かれましても社労士さんと相談するなど気にしていただければと思います。

時間外労働の上限規制については厚生労働省の以下のサイトがわかりやすくまとめてくれています!


ホーム|厚生労働省
厚生労働省の取り組んでいる政策情報、報道発表資料、統計情報、厚生労働白書について紹介しています。
https://www.mhlw.go.jp


関連法案が順次施行されているそんな中、私が懸念していたことが徐々に確信に変わりつつあります。

有給取得や残業抑制で働く時間が減少している
多くの企業(中小企業も含む)では働く時間の低減が成されており、実感としても帰宅時間が早まっているのではないでしょうか?私自身も2歳の息子の寝かしつけができていたり、朝の保育園送迎もできているように感じます。10年前私が見ていた先輩社員は子供の寝顔しか見ていない・・・という話をよく聞いていた記憶がありますので、ずいぶんと社会が変わったのではないかな?と感じるところです。

しかし、私が認識する『働き方改革』は休みを増やし・働く時間を短くするための物ではないのです。

この前提から考えると、ただ働く時間が短くなっただけの人は本来の目的である『生活を豊かにする』部分は実現不可能ではないでしょうか?ただ時間が短くなっただけの人が成果が増えるとは到底思えませんね。

努力した人だけが勝てる時代へ
改めて考えると、これまで日本は『働いた時間に対する評価』として報酬を得ていたということなのかもしれません。確かにそうですね。時間外労働なんかは最たる例だと言えます。(もちろん働いた分は対価を得るべき)

しかし、これからはどうでしょうか?がむしゃらに働いて稼ぐやり方も選択肢としてはありだと思いますが人生100年時代においていつまでもそんな働き方が続くとは思えませんので、評価対象が『時間⇒成果』への転換がされていくのではないでしょうか。

そうなってくると、今の働き方は改めなければなりませんが、何よりも自分自身の価値を作らなければならなくなります。世の中の風潮として『たくさん休んでくださいね』『長い時間働いたらダメですよ』となっているのですが、それに流されている人はこのまま10年も経てば相当生産性が低い人財になってしまうと思います。

なぜならば今この時代の陰で『めっちゃ勉強している人がいる』からです。私たちの知らない間に個人スキルの格差が広がろうとしているんですよ。何もしていない方は不安になりませんか?

ある地銀の行員の方は終業後、やることが無いから毎日居酒屋に同僚と言っていて貯金が増えないと嘆いていました。しかし、別の行員の方は未来に向けて空いた時間で大学院へ行き始めたと言っています。これだけでも歴然とした差が出来そうですね。

政府も頑張る人への支援は充実しており、多いところでは授業料の4割くらい給付されるケースもあるとかないとか・・・


ホーム|厚生労働省
厚生労働省の取り組んでいる政策情報、報道発表資料、統計情報、厚生労働白書について紹介しています。
https://www.mhlw.go.jp


出し抜くことをお勧めします
わたし自身、社員の立場です。そして経営コンサルタントとして働いているためあまり大ぴらに言えない事なのかもしれませんが、会社員のみなさまにお勧めしたいのは『出し抜く』ことです。

はっきり言って世間で言われているように働いていたら実力が付くこともなく、成果が上がることもありません。

どれだけ出し抜くか、で10年後の自分の姿が大きく変わると思います。だらだら過ごしても10年、必死に過ごしても10年、そう思えば私は後者を絶対選びたいです。

もちろん、有給も取りやすいし時間外労働をしなくていいようにITツールを上手く使って無駄を省くこともできる時代ですから、かなり効率的に仕事をすることはできると思います。なので、作業をたくさんしてほしいわけではなく、自分を磨くため、成果を出すため、お客様を喜ばせるために時間を投資してほしいということです。

それが出し抜く、ということにつながると思います。

通信制の大学の利用
私の場合は、通勤時間や移動時間にもできるということで通信制の大学へ入学しました。はっきり言ってとてもいいです。そして、社会人になってからの方が勉強したことを活用できる場が多い事と、活用イメージがわきやすい事から実になる時間だと感じています。


通信制大学・大学院の放送大学
放送大学は、BSテレビ・ラジオ、インターネットを通じて好きな時間に学習できる通信制大学です。放送大学では、通信学習できるため、地域を問わず、さまざまな年代、職業の方が学んでいます。
https://www.ouj.ac.jp



わたしは放送大学を利用していますが、卒業後は心理学専攻で大学院へ進学を予定しています。そして、大学院卒業後は公認心理師の資格取得をめざしています。これについてはコンサルタントとしての差別化をする目的がありますが、詳細はまた別の機会に。

このように今は通信制の大学なども充実していますし、社会人向けの大学院も一般的になったように感じます。

大学卒業していない・・・等気にされている方も一度通ってみてはいかがでしょうか?働きながらでもできるように自分のペースで勉強することもできますよ。

これからは出し抜く時代です。
是非、少し未来の自分をイメージして、勉強なり、複業なり、時間もお金も投資してみてください。