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もうすぐ定年の父親が「TikTokerになりたい」と言い出した。ちなみに母親のTwitterフォロワーは2800人。

2ヶ月ぶりに 父親(65) とご飯に行った。

普段どおり他愛もない話が進むこと1時間


ふと父親の定年が気になった


「あれ、定年いつだっけ?」

「ん?、あと半年くらい。2023年の3月まで」

「へー、もうすぐじゃん。そのあとは?働くの?」

「もう働きたくねぇよ...」

まぁ、そうか。

「じゃあどうするの?」

「俺、TikTokerになりたいねん」
 (謎のジェスチャー付き)

「はぁい?TikToker?ってあの?しかもなんで関西弁」

「うん、俺最近1日6時間くらいTikTok見てるから」

「いや、だからなに笑」

「いっぱいTikTok見てるからバズる企画が思い付くんだよ」

「ほぉ〜?笑、どうゆうの?」

「まずお前が朝、俺の顔に水をブッかけて起こす、そこから無理矢理ハローワークに連れていく企画」

「おもんな!!笑」

「定年後の日常を全部見せるんだよ。年金いくら貰えてる?とか、毎日なにするの?とか」

「ふ〜ん。でも顔出しとか良いの?もし仮にバズったらプライバシーとかもあるけど?」

「全然OK!」

「なんでOKやねん笑、どうゆうメンタルやねん笑」

「定年後の自分を全部見てもらいたいし、それでバズりたい」

「おぉ〜。。。」


さっそく母親にLINEで相談 (離婚済み)

お父さんがTikTokerになりたいって言ってるんだけど...
やっぱりバーニングマン行くの辞めることにした〜
いや、スルースキル!笑


これは数ヶ月前に僕が父親(65)と交わした一幕である。


これを読んで分かる通り
65歳 定年間近の男性は「TikTokerになりたい率」が100%なのである。
※自分調べ 対象数:1人


SNSが飛躍する昨今「インフルエンサー」への憧れは少年少女だけのモノではない。


何歳になっても夢を追いかけて良いし
馬鹿にされたって構わない。
挑戦し続ける姿はいつもカッコいい。


しかし、

「仕事」という正体,本質が未だに掴めない人類は
自分と違った捉え方をする他人を引きずり落としたり揶揄をする。

「自分は毎日苦労しているのに、楽しそうにお金稼ぎやがって」と。

果たして「仕事」とは
辛い、苦しい、しんどい
この3要素を含まなければならないのか。

例えばテレビが出てきた時
そこに映るタレントさんたちも批判されたのだろうか。

多分されたよな〜。

SNSの台頭により働き方がガラリと変わり
会社 から 個人へパワーバランスが移りつつある。

その中で自分はどのように働くのか
誰と、何を、どう楽しむのか。

父親(65)がTikTokerになることは無いと思うが


もしあなたの両親が
インフルエンサーになりたいと言い出したら
僕は全力で応援するだけだ。

今日は寒いからこの辺にしておこう。

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