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大学生アスリートの価値と課題について

私自身は大学時代に野球サークルで活動していたため、体育会には所属していませんでした。そんな一部外者の観点から、学生アスリートの価値と課題にについてまとめていきます。


個人的には、状況によって「身近」かつ「特別」な存在になれることこそが大学生アスリートの最大の価値だと思います!
例えば、私が通っていた立命館大学では毎年同志社大学とのスポーツ対抗戦が行われていました。(通称:立同戦もしくは同立戦)その時期になると、学内中にポスターが貼られるだけではなくTVモニターには注目選手のインタビューが延々流れるんです!そうすると面白いことに、普段はスポーツの話をしない友人からも自然と話題に挙がるんです。大学内でも地域住民やOBOGを巻き込んで大々的にイベントが開かれるので、無意識のうちに普段は身近な大学生アスリートの友人を特別に感じることもありました。
スポーツ対抗戦はほんの一例ですが、大学生アスリートの活動は非常に広い範囲に及ぶことを身をもって体感しました。「身近」かつ「特別」な存在だからこそ、様々な立場の人を繋げるハブ的な役割を担えると思います。


その一方で、大学スポーツは課題も非常に多くあると考えます。その1つがある種の閉ざされた世界になっており、外からの共感を生みにくいことだと考えます。
先述のような大学を挙げてのスポーツイベントですと、一般学生や地域住民も感情移入がしやすく共感も生みやすいです。ただ、各体育会ごとの活動は余程のファンでないかぎり一般人はほとんど知りません。なぜなら、普段の生活において体育会との接点があまりに少ないからです。学生からしても、体育会の友人ってどうしても部活を最優先になるのでほとんど学内で会えなかったイメージです。(もちろん真面目に授業に取り組んでいる体育会の友人もいました)これは推測ですが、学生からですら共感を得にくいということは地域の方々からするともっと遠くに感じてしまうのではないのでしょうか。
外部との接点が極端に少ないことが、継続的に応援してもらうことが難しい状況になってしまう原因なのかなと思います。体育会以外の学生でも私のようなスポーツ大好き人間はたくさんいるので、もっとオープンに活動することで継続的な集客や支援にもつながるはずです。


今回は体育会の外からの観点で、思うところをつらつらと書かせていただきました。
私としては、大学生アスリートの皆さん自身に価値を認識してもらい、自分なりの価値を高めてそれを外に発信してもらえるようなサポートしていきたいと考えています。体育会に所属していなかったからこそのサポートができればと思います。もちろん一方的に押し付けるのではなくて、大学生アスリートの皆さんと一緒に形にしていきたいです。


最後までお読みいただきありがとうございました。